登川金山沢(割引岳)

★山域:登川金山沢(割引岳)

★日付:2026.08.16(日)

★山行形態:個人山行・沢登り

★メンバー:木村、土田た、他2名

★ルート:神字川林道詰めの駐車場スペース→入渓地点→(金山沢を遡行)→割引岳→巻機山→(井戸尾根を下山)→桜坂駐車場

★感想:

(木村)お盆休み後半に計画していた上の廊下が天候不良のため中止となり、代替プランとして遡行してきました。入下山口が離れているため車が2台必要でしたが、ツッチーに参加してもらったことで無事に成立しました。日帰りの沢ですがロープを出す回数によって下山時間が大きく変わるため、巻機山からの長い下山道ではヘッデン装着での下山も視野に入れて計画しました。『銘渓62選』では4級に格付けされている沢ということもあり、事前の計画は入念に行いました。各種山行記録にある通り渓相が素晴らしく、最後まで飽きることがない最高の沢登り体験となりました。核心部である第一スラブと第二スラブは、安全第一で随所にロープを出して登攀しました。ルーファイしたライン上に残置ハーケンを数箇所見つけることができたため、上手く弱点をついて登れたのだと思います。予備で持参したカムもトラバースの起点で上手く活用でき、ハーケンを打つよりも時短になったため持って行って正解でした。クライミングシューズを併用している記録もありましたが、今回は必要性を感じませんでした。想定では第二スラブのみロープを出す予定でしたが、第一スラブでも確保を行ったため、予定より1時間遅れる結果となりました。稜線に出たのは15:00でしたが、なんとか日没前に下山できヘッデン下山は免れました。事前のルート調査、時間配分の計算、そして遅れが生じた際の対応策をしっかりと想定して臨んだため、焦ることなく山行を終えることができました。安全登山の第一歩は確実な計画から始まるということを、改めて痛感させられた山行となりました。

(土田た)初めての4級の沢でした。(著書 沢登り銘渓62選)記録を見るとだいたい12〜15時間の長丁場の行程なので食料は多めに持参しました。今回惣菜コーナーの肉団子300gを初投入しましたが塩っぱくて元気が出て当たりの行動食でした。装備はパーティーで50m.30mロープ、カムはスモールサイズ〜1番(活躍)、ハーケン(活躍)、ナッツ(出番なし)、高巻き用のチェンスパ(出番なし)、クライミングシューズ(出番なし)フル装備で望みました。巻機山山域では米子沢と並ぶ美渓と紹介されてますが、まさにその通り。ですがこちらの沢は難易度が段違いなので遡行パーティーも少なく当日は我々だけでした。見所はEL1050mから始まる高差350mにもおよぶ大スラブを携える滝です。遡行核心でもあります。豪雪で磨かれた幅広の大スラブは一見の価値ありです。第一スラブで2ピッチ、第二スラブで3ピッチ。強いパーティーはほとんどフリーで登るみたいですが、滑ったら100mくらい滑落します。沢は楽しいけどやっぱり怖いです。木村さんナイスリードでした!

★山行の詳細はヤマップにアップしてあります。

 https://yamap.com/activities/50547018

小滝10mを登る
2段50mの滝は左岸から高巻き
高巻きはけっこうな傾斜
第一スラブ
第一、第二分断の滝は左から登る
核心の第二スラブへ。すごいスケール!!
ナメ滝 3段30mは右のブッシュ伝いで登る
稜線も見え源頭の雰囲気に
最後はしばらく籔漕ぎ
割引岳付近の草原に出て、あとは巻機山から井戸尾根を下って下山

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。フリークライミング、クラッククライミング、アルパインクライミング、アイスクライミング、沢登り、山スキーなど幅広く活動しています。

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