滝ノ沢_途中まで(弥彦山)

★山域:滝ノ沢(弥彦山)

★日付:2026.06.20(土)

★天気:晴れ

★山行形態:個人山行、沢登り

★メンバー:進藤み、進藤ま、山宮、宮崎、大倉

★コース:弥彦村商工会館前駐車場→入渓地点→16m大滝→赤滝→篠滝→脱渓して籔漕ぎ10分程度→登山道に合流して登山道を下山→弥彦村商工会館前駐車場

★ルート状況(2026年6/20現在のものです。)

◆全体的に
・苔っぽくて?ヌメりもあり滑りやすかったです。
・水は冷たくなかったです。
・アブブヨはいませんでした。

◆駐車場~入渓

・登山道を歩いていくと堰堤を越えたところで沢に出合うのでそこから入渓します。

◆登攀する滝

・ロープを出して登る滝は6つありますが、今回は5つ目の篠滝下から脱渓して右の斜面を籔漕ぎして一般登山道まで登りました。

①一つ目の滝(リード:山宮)
・水線を登る。
・水線にホールドがあるので容易に登れる。途中、バック&フットで登っても楽しい。
・残置中間支点はハーケン1つ。(以前出だしの左壁にあった残置は無くなっていた。)
・終了点は灌木

②二つ目の滝(リード:進藤み)
・水線を登る。
・中段までは階段で容易、上部~抜け口は滑るのでステミングで慎重に登る。
・残置中間支点はハーケン2つとリングボルト2つ。(ハーケンは見つけづらいので注意!!)
・滝を登ったところに終了点に使えそうな灌木は無く、残置ハーケンもあるが1つしかない(他に適当なリスもクラックも無い)ので肩絡みビレイ。小さい滝をもう1段登る(下からのロープスケル30mで足りる)と終了点に使える灌木があるのでそこまで登る方が最良。

③大滝(リード:進藤み)
・出だしは右から登り、途中から水線を登る。
・ここは残置ハーケンが豊富にある。(残置スリングは要確認!!)
・アルパインクイックドローを使わないとロープが屈曲するので注意!!
・終了点は右岸のリングボルト3つ。

④赤滝(リード:山宮)
・滝の左側を登る。抜け口は直登もよし、右の水線へ行ってもよし。
・残置中間支点は豊富にあるが抜け口付近にはリングボルトのリングが取れた芯しか見当たらなかったので注意!!(残置スリングは要確認!!)
・終了点は灌木

⑤篠滝(リード:進藤み)
・出だしは滝の右側(上部に凹角のあるライン)を凹角の下まで直登し、抜け口は水線の方へ左上する。(凹角ラインを直登するのは残置支点なく手掛かりも少なくスタンスも苔で滑りそうなので悪いと思います。)
・残置中間支点は3つあったが今回下部2つの残置ハーケンは抜けた。(リスに抜けた残置ハーケンを打ち込んでみたがリスが広がり岩が脆く剥がれて全然効かない。この滝はカムを決めるクラックも無く中間支点が取れないので今後登るなら注意してください!!)
・今回は上部の凹角ラインから左の水線ラインへ左上するところでリードのtorrentさんが左足を滑らせそのままフォール。中間支点として取っていた残置ハーケンが2つとも抜けてグランドフォールしました。(約3~4mのフォール)

(感想)

(進藤ま)今回は急遽休みになった満さんがNCCの会員に呼びかけ山宮会長と宮崎さん、大倉さんと私の5人で弥彦山滝ノ沢へ沢登りへ行ってきました。

滝ノ沢篠滝で事故は起こりました。

現地で迅速に対応してくれたパーティの皆さん、救助要請に駆けつけてくださった大勢の隊員の皆さま本当にありがとうございました。
そして登山道では防災ヘリにより五合目から上下でしばらく通行止めとなったと思います。大変ご迷惑をおかけしました。心よりお詫び申し上げます。

事故は11:30篠滝にてリードしていた満さんが左足が滑ってフォール。残置ハーケン2本に中間支点を取ってましたがフォールの衝撃に耐えられず2本とも抜け最後は背中から落ちる体勢でグランドフォールしました。

直後は意識なく呼びかけにも反応なし、目の焦点も動かずな状態でしたが、宮崎さんの心臓マッサージ、大倉さんの救助要請電話中に意識は戻りました。
満さんから大丈夫そうということで救助要請の電話は一旦切りました。

しばらくして手足が動き飛んでた記憶も思い出しましたが、体に力が入らないので歩けない、自力下山は厳しそう、ということで再度救助要請の電話をしました。

その後、満さんが歩ける状態まで回復したので自力で登山道まで藪漕ぎで這い上がり消防署の救助隊員と合流。
見たところ軽傷みたいだが頭と背中を打っていて検査をしたほうが良いたいうことでヘリでピックアップしてもらって新潟大学病院へ搬送されました。

満さんの病状ですが「画像検査からは頭部打撲による外傷性硬膜外血腫が疑われ、現在は全身状態は落ち着いていますが転落外傷や頭部外傷では時間が経ってから症状が顕在化することがあり経過観察のため入院いただきます。特に頭部外傷では数カ月経ってから症状が出ることがあり注意が必要です。明日頭部のCT検査を行い頭蓋内出血の拡大がなければ退院が見込まれます。」との新潟大学病院の医師より説明を受けました。

その時点では手足に痺れ等の麻痺症状もなく喋る事もでき、今すぐ命に関わるような状態ではない様でしたので一安心しました。

現地にて山宮会長、宮崎さん、大倉さんには迅速に対応していただき本当にありがとうございました。
今回私一人だったらと思うと…

現在は東区の脳外科病院に頭部外傷(急性硬膜下血腫・頚椎捻挫)で入院していますが明日6/30には退院の予定です。

今回の事故で満さんが目の前でグランドフォールし直後しばらく意識がなく、本当にもうダメだと思いましたが意識が回復し、その後のパーティの迅速な対応、そして救急隊員さん達の的確な判断により大学病院への搬送と本当に本当に皆さんには感謝しかありません。

長い長い1日でしたが、とにかく生きていてくれて良かったです。

(山宮)進藤みさんに誘われて弥彦山の滝ノ沢へ沢登りに行ってきました。間違えてヨッシーの靴(25.0cm)を持ってきました。自分の靴は27.0cmなのになんとか履けました!(助かったー)
まり子さんの感想の通り進藤みさんが篠滝でグランドフォールしましたが、幸いにも命に別状なくて良かったです。進藤みさんとはよく一緒に沢登りに行ってましたが、リードでフォールしたのを見たのは初めてかも・・・A0とかしてるのは見てましたが。
今まで何回か登ってきた篠滝。もちろんリードでも登ってますが、ガッチリ決まっているように見えたあの残置ハーケンがあれほど手応えなく抜けるとは思ってもみませんでした。リスに抜けた残置ハーケンを再び打込んでみましたがリスが広がり岩が剥がれて決まりませんでした。今までこの滝でフォールしたことないので分かりませんでしたがここの岩は脆いと認識しました。フォールの衝撃荷重、侮れません!!

★山行の詳細はヤマップ&ヤマレコにアップしてあります。

 https://yamap.com/activities/49228853

 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-9904298.html

この2段滝の上段の滝がいつも以上にメッチャ滑りました
この滑る2段滝の上段の滝はまだ沢登りに慣れていない2人のためにロープ出しました
1つ目のロープを出す滝を登る宮崎
2つ目のロープを出す滝をリードする進藤み
大滝をリードで登り終えた進藤み
赤滝をリードする山宮
篠滝をリードする進藤み。この後、赤丸に置いた左足が滑ってフォール。
抜けた残置ハーケン

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。フリークライミング、クラッククライミング、アルパインクライミング、アイスクライミング、沢登り、山スキーなど幅広く活動しています。

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