★山域:一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南稜(谷川岳)
★日付:2026.06.13(土)
★天気:晴れ→曇り(懸垂下降~中央稜取付の間で一時)
★山行形態:個人山行、アルパインクライミング
★参加メンバー:山宮(L)、宮崎、土田し
★ルート:谷川岳インフォメーションセンター駐車場→一ノ倉沢出合→(一ノ倉沢の夏道~雪渓を登る)→テールリッジ基部→(テールリッジを登る)→中央稜取付→南稜テラス→(南稜を登攀)→南稜登攀終了→(6ルンゼ右俣~南稜を懸垂下降)→南稜テラス→中央稜取付 →(テールリッジを下る)→テールリッジ基部→(一ノ倉沢の雪渓~夏道を下る) →一ノ倉沢出合→谷川岳インフォメーションセンター駐車場
★ルート状況(2026年6/13現在のものです。)
◆一ノ倉沢出合~テールリッジ基部
・一ノ倉沢出合からテールリッジ基部まで雪渓通しで歩けません。右岸の夏の高巻き道を使いしばらく登ってから沢へ下りて雪渓に乗ってからは雪渓の通しでテールリッジ基部まで歩きました。
・雪渓歩きに慣れてない人はチェーンスパイク等があると安心だと思います。
◆テールリッジ基部~中央稜取付~南稜テラス
・今回は中央稜取付~南稜テラスの区間で岩が濡れてる場所があり滑って転ばないよう注意しながら歩きました。
・残置フィックスを使用する場合は大丈夫そうかどうか確認しましょう。
◆一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南稜(3級上、Ⅴ)
・ルートは過去に登った時と比べて特に変化はなかったので各ピッチの詳細については割愛します。(詳細を知りたい方は過去ブログで確認してください。)
・ピッチの切り方については前回登攀した時と同じに切りました。(以下の通りです。)またこの日の先行パーティーの方が②③で記述した3P目と4P目の終了点に真新しいハンガーを設置したそうです。ありがとうございます。
①1~2P目と6P目の終了点はいつものところでピッチを切りました。
②3P目(ロープを結んだままフリーで登る)は草付を登り短い垂壁の基部にあるRCCボルト1つと真新しいハンガー1つ(いつも使うリングボルトの支点の左脇)でピッチを切りました。
③4P目は短い垂壁を登り終えたところにあるハンガー2つの支点はスルーしてその先の右の足場がテラスになっているところのRCCボルト3つと真新しいハンガー1つの支点でピッチを切りました。
④5P目はリッジどん詰まり(カンテ~右の凹角の基部)にある残置ハーケンの支点をスルーして最後の垂壁の基部にあるハンガー1つとRCCボルトとリングボルトの支点でピッチを切りました。(50mロープギリです。)
◆下降
・懸垂下降5回(50mロープ2本で6ルンゼ右俣を2回、南稜ルートを3回)で南稜テラスまで下りました。その後、南稜テラスからクライムダウンして南稜フランケ取付支点から50mロープ1本で傾斜の緩むところまで懸垂下降して、そこから少しクライムダウンしたところにある支点から50mロープ2本で懸垂下降してからロープを片付けました。あとは雨で濡れた中央稜取付までの岩場~テールリッジを転ばないよう慎重に下りました。
★感想:
(山宮)NCC最高齢(75歳)2人のうちの1人で一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南稜は初めての宮崎さん。まだ初心者だった2年前の会山行では衝立岩中央稜を1P目のみ登って下りた経験はあったのですが、本格的に登るのは今回が初めて!先日の会山行では初めてメンバーが多くとても宮崎さんの面倒まで見きれないということで会山行とは別に同日入会の同期の土田しさんにも付き合ってもらって今回行くことになりました。宮崎さんはこの日まで杉滝岩やジムでクライミングやロープワークのトレーニングに励んでました。今回は2P目をリードしてもらいましたが安定した登りでした。その他のピッチは土田しさんにリードしてもらいました。土田しさんも安定した登りでした。宮崎さんが6P目の垂壁の最後のところで1手だけA0をしましたが、それ以外は皆フリーで登れました。5P目出だし、5P目終了点は濡れてて滑りやすい状態で谷川らしかったです!懸垂下降の途中から雨が降ったり止んだりで岩が濡れたので安全のため懸垂下降を1回増やして下りました。今回はいつもより遅めの出発にしました。南稜テラスに9時~9時半に着けば待ち時間も少なく登攀中の待ちもそこまで待ちはないだろうと考え計画しましたが概ね待ちは無かったです。(登攀は先行PTの京都3人PTには追い付きましたが、その先は渋滞してませんでしたので長い待ちは無かったです。懸垂下降では南稜フランケの2人PT×2組の4人は馬の背リッジから南稜を登らずに馬の背リッジから懸垂下降していて我々の前に入られたのでそこで待ちは発生はしました。)
(宮崎)烏帽子沢奥壁南稜について、ガイドブックは「一ノ倉沢入門の定番ルート。とは云え技術的には決してやさしくはない」と記している。ほとんどがフォローとは云え、そこを登ることができたので、一応アルパインクライミングの門をくぐることができたと喜んでいます。しかもこの歳で(笑)南稜の感想については、2週間前の会山行でたくさん出ているので、今さらの感がない訳でもないが、高齢者目線も役立つことがあるだろうと、ふるい立たせてスマホを手にしました。一ノ倉沢には2年前、中央陵の1ピッチだけ「ためし登攀」のような感じで連れてもらったけど、消化不良を残すだけでしかなかった。満を持したはずの去年は、最悪の足首の骨折。そして、今年は2年越しの挑戦!と言っても、特別いきり立っていた訳ではない。山宮会長から、会山行ではなく「後日個人山行でお連れする」と云われたときは、その「敬老の心遣い」に感謝しつつ、せっかくの好意を裏切らないよう、準備(練習)だけは怠るまいとしていました。おかげで、1ピッチの慣れないチムニーで少し手こずったのと、最後の垂壁で愛嬌のA0以外、さほどメンドウは感じませんでした。ただ、雨が当たってきた後半のスリップにはヒヤリとさせられました。2週間前の会山行では、落石の多発が報告されていましたけど、私たちにそれはありませんでした。ただ一か所、ロープの流れ次第で落ちるかも!?という一抱えもある浮石にはゾッとしました。下りの懸垂では、一手の差で先行されたパーティーに待ちぼうけを食わされ、山宮さんは「これがアルパイン」と言っていたけど、私の相性にはそぐわないなぁ〜と思われた。そして下り最後の難所テールリッジ。雨脚が弱まったので救われたが、フィックスロープも適当にあるので、鈍足ながらも問題はなかった。6時インフォメーションセンター駐車場を発って18時半帰着。谷川岳は、その絶景にこそクライマーの心をつかんで放さないのに、ここまでクライミングにまつわることしか書かなかった。哀れである。2面性をもつ「哀れ」を加えて、筆舌に尽くしがたい一ノ倉沢のロケーションだったと十把一絡げて、この場は失礼させて頂こう。帰宅後の仕事でもある、グループLINEへの感想文。自慢話は「NCC最高齢南稜完登」と張り切っていたら、満さんから早々に取り上げらてしまったので、竹内さん、記録破りに頑張ってください(笑)忍さん、「長い感想文を…」が、とりとめのない一文になって申し訳ないm(_ _)m
★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-9871215.html








