★山域:一ノ倉沢衝立岩中央稜(谷川岳)
★日付:2023.07.30(日)
★天気:ほぼ晴れ(14:00少し前ぐらいから稜線上がガスって涼しくなったが15:00頃にはまた太陽が顔をだし暑かった。)
★山行形態:個人山行・アルパインクライミング
★参加者:山宮(L)、荒木
★ルート:谷川岳インフォメーションセンター駐車場→一ノ倉沢出合→(一ノ倉沢と右岸巻道)→巻道終点→(一ノ倉沢の沢床へ懸垂下降してテールリッジ末端へ)→テールリッジ末端→(テールリッジを登る)→中央稜取付→(中央稜を登攀)→衝立の頭→(同ルートを懸垂下降)→中央稜取付→(テールリッジを下る)→テールリッジ末端→(巻道終点まで登り返す)→巻道終点→(右岸巻道と一ノ倉沢を下る)→一ノ倉沢出合 →谷川岳インフォメーションセンター駐車場
★ルート状況(2023年7/30現在のものです。)
◆アプローチ
【一ノ倉沢出合~テールリッジ末端】
・一ノ倉沢出合からテールリッジ末端までの雪渓はもう無いので巻道を利用してアプローチします。(雪渓は衝立前沢の出合に一部とテールリッジ末端から左横の上部にありますがいつ崩壊するのかは分かりません。)
・巻道終点にあるテールリッジ末端の沢床へ下りる懸垂下降用の残置支点はしっかりしていました。懸垂下降で沢床の1段上まで下りてロープを片付け、そこからクライムダウンして沢床に下り足早にテールリッジ末端へ移動。(雪渓はいつ崩壊するか分からないので。)
【テールリッジ末端~中央稜取付】
・雪渓が無い時はテールリッジ末端からテールリッジ下部の登り始めは少し嫌らしいです。(雪渓がある時はテールリッジ下部の途中から登れるので。)
◆一ノ倉沢衝立岩中央稜(3級、Ⅴ-)
・9ピッチで登りました。(山宮が1~7Pと9Pの残りを、荒木が8Pと9P途中までリードで登攀。)
・ルートは過去に登った時と比べて特に変化はなかったので各ピッチの詳細については割愛します。(詳細を知りたい方は過去ブログで確認してください。)
◆下降
【衝立の頭~中央稜取付】
・衝立前沢の出合の雪渓は処理が面倒そうだったので北稜下降は止めて同ルート下降にしました。
・衝立の頭から50mロープ1本で6回懸垂下降してトポ5P終了点から50mロープ2本で4回懸垂下降し中央稜取付まで下りました。(懸垂下降計10回)
【中央稜取付~テールリッジ末端】
・傾斜の急なところはクライムダウン、その他は普通に下りました。
・テールリッジ下部で50mロープ1本で懸垂下降してテールリッジ末端まで下りました。(最後5mぐらいはクライムダウン。)
【テールリッジ末端~一ノ倉沢出合】
・アプローチ同様に雪渓を足早に通過して巻道終点までフリーで登り返し、その後は問題なく下山。
★感想:
(山宮)中央稜取付までのアプローチは暑かったです。(特にテールリッジの登りは朝日を浴びながらの登りできつかったです。)また前日の沢登りの疲労もあり疲れました。さすが真夏の登攀!!岩はバッチリ乾いてました。また私たちの他には南稜に1パーティーのみでした(笑)アルパインデビューの荒木さんが楽しめたようで良かったです。反省点としてはテールリッジ下部で後ろの荒木さんの様子を気にしながら歩いていたら自分が転んでしまいました・・・怪我が無くて良かったです。(人の心配より自分の心配しろ!)
(荒木)一ノ倉沢のスケールと、経験したことのない高度感に終始圧倒されました。
クライミングは快適に登れましたが、事前に聞いていた通りに脆い岩が多く、気を使う場面が多かったです。最終ピッチは私のリードでしたが、終了点が分からず、ロープの残りが不安だったので適当な木で終了点を作りピッチを切りました。実際はその僅か5mほど上に終了点があり、トポをよく理解していれば余計な時間を掛ける必要はなかったと反省しています。降下路は計10回の懸垂下降を要しましたが、ロープの扱いに不手際が多く、何度もロープを絡ませたりキンクさせてしまいました。テールリッジから一ノ倉沢出会いまでの復路では山宮さんに遅れてしまい、何度も待たせてしまいました。総じてこれから覚えるべき事が多いと感じました。これからどんどんアルパインクライミングに挑戦し、技術、体力共に向上させていこうと思います!ありがとうございました!
★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5778477.html













