一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南稜冬季登攀(谷川岳)

★山域:一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南稜~谷川岳(群馬県)

★日付:2019.03.09(土)~10(日)

★天気:3/9 晴れ、3/10 晴れ

★山行形態:個人山行・アルパインクライミング

★参加者:石附、Tさん(清津山の会)

★感想:(石附)

昨年、降雪情報のため断念した南稜に今年は挑むことになった。以前から一目置いていた清津山の会のTさんをパートナーに選び綿密な計画をたてる。

3/10、03:00 ロープウェイ・ベースプラザ駐車場発。期待と不安を抱きつつ歩きだす。05:00 一ノ倉沢出合。真白な一ノ倉。あいかわらず誰も寄せ付けない死のオーラをまとう。衝立スラブからのデブリでうまるテールリッジ。08:30 中央稜取付からモナカ状の雪をラッセルし南稜テラス。しかしテラスではなく、ガリガリの急雪壁。支点はない。雪の中からようやく残置ハーケンを一つ掘り出すと自己確保をとり、石附トップで登攀開始。雪と岩をアイゼンを鳴らしながらトラバース。氷のチムニーは支点なく、右の壁を6~7mランナウトしてダブルアックスで登る。ここはアイスクライミングの経験が役立って助かったと思う。確保支点の位置を覚えているので必死に掘り出し自己確保。その次のピッチも岩が出てはいるがアイゼンと手袋でのクライミングは厳しい。13:30 馬の背リッジ。アブミを使って最後の垂壁を登り、15:00 登攀終了。これまでにない充実感を得る。ここから国境稜線に上がるつもりだが、1日目は5ルンゼの頭手前の急峻に左右が切れ落ちた狭いコルでビバーク。雪洞を掘るつもりだったが雪が少なく岩に支点を打ちツエルトを固定する。ツエルト内でハーネスにロープを結びエアマットの上にシュラフカバーだけで寝る。わかってはいたが、ものすごく寒い。朝まで震えていたが、横になれるだけ幸運だ。

3/11、2日目、疲れきった体をふりしぼり稜線に向かうがなかなかペースが上がらない。12:30 国境稜線に出る。15:30 西黒尾根から下山完了。

自分にとって15年のクライミングの集大成とも言える山行となった。

衝立岩
南稜テラスへ
馬の背リッジ

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。「角田山からヒマラヤまで!!」を合言葉にアルパインクライミングを中心に活動しています。

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