★山域:鹿島槍ヶ岳東尾根(北アルプス)
★日付:2026.03.20(金)~21(土)
★天気:3/20 晴れ、3/21 晴れ・風あり(北峰~南峰までが特に強風でした。)
★山行形態:山岳会山行、アルパインクライミング
★メンバー:山宮(CL)、土田た(SL)
★ルート:鹿島槍スキー場大谷原駐車場→東尾根取付→(東尾根を登る)→一ノ沢の頭→二ノ沢の頭の少し手前(イグルー泊)→二ノ沢の頭→第一岩峰→第二岩峰→鹿島槍ヶ岳北峰→鹿島槍ヶ岳→布引山→冷池山荘→冷乗越→(赤岩尾根を下る)→西沢への下降地点→(西沢を下る)→鹿島槍スキー場大谷原駐車場
★ルート状況(2026年3/21現在のものです。)
【東尾根】
・取付あたりは雪がありませんが、東尾根に乗る少し前ぐらいから雪が出てきました。初日の二ノ沢ノ頭少し手前までは先行パーティーが多数入っていてトレースがあり雪もトレース上は締まっていて踏み抜きも無く快適に歩けました。
・初日の夜に降雪があり二日目はトレースが無くなっていました。土田さんが先頭で歩き足首(たまにふくらはぎ)ラッセルで頑張ってくれました。頑張ってはもらいましたが私は土田さんより重いので土田さんのトレースを辿っても普通に沈んで歩きづらかったです。
・第1岩峰は雪壁登りでした。土田さんはクラストした表面をアッズで壊し新雪を踏み固めピッケルを深く差し込み一歩一歩体を上げて突破したのでしんどかったと言ってました。
・第2岩峰は先頭で取り付けたので待ちが無くて良かったです。土田さんにリードをお願いされましたが『二度とここには来ないかもしれないしやった方がいいよ』と言ったら土田さんがリードしました。時間はかかってましたがちゃんと登れて良い経験になったと思います。
【鹿島槍ヶ岳北峰~鹿島槍ヶ岳南峰】
・たまに雪がグサグサなところもあったりしたので滑り落ちないよう慎重に歩きました。また岩が動くかもしれないので気を使いながら歩きました。風の通り道なのか終始強風だったので休むことなく通過しました。
【鹿島槍ヶ岳南峰~冷池山荘~冷乗越】
・布引山を下ったところまでは踏み抜きなく快適な雪道歩きでしたが、布引山を下ったところから冷池山荘までは吹き溜まりなのか踏み抜き地獄!!どっと疲れました。
【冷乗越~西沢~西俣出合】
・赤岩尾根はトレースがしっかりあり歩きやすかったです。赤岩尾根の途中から西沢へ下りました。西沢は雪崩る気配はなくトレース上は歩きやすく時折尻セードを交えながらサクサク下りました。
★感想:
(山宮)会山行なのに今回の参加メンバーは2人だけ・・・ゆっくりペースで歩かなくていいのでそれもまた良しでした。初日は工程が短く先行パーティーのトレースのおかげで楽々でした。先行パーティーの皆様ありがとうございました。初日の夜は強風でしたがイグルー内は静かでした。ただイグルーの反省点は多かったです。初日の夜に降雪で二日目はトレースが無かったです。土田さんがラッセルで頑張ってくれましたが、私は土田さんより重いのでそのトレースを辿っても普通に沈んで歩きづらかったです。下山後に荷物の重量を計測したら2人共18kgはありました。今回は土田さんに付いていくのが精一杯でした。体力衰えてる?ただ山に登ってないだけという事でもあるかな。遭難した2019年から7年が経ちました。鹿島槍ヶ岳南峰の頂上から東谷へ献花してきました。
反省点としては①イグルーは早々に完成した(雪の状態が良く深く掘らなくても長いブロックが取れたので短いブロックを1周1段積んでから早々に長いブロックで上を塞ぐ積み方をしたらすぐ出来た。)のですが、イグルー内の高さをもう1段分下げたかったのと2人が足を伸ばして泊まれるよう中を拡張する作業をするために塞いだ屋根を一旦取り外し、そこから雪を外に排出したが面倒で時間がかかりました。ブロック雪を使うかどうかは別として最初からもう1段分掘り下げていれば良かったのかなと思います。また、雪が固くノコで切れ目を入れるのが面倒でスコップで掘る作業が多くなりましたが、ちゃんと雪をブロック状に切って排出するればもっと効率が良かったと思います。)②イグルーの入口を面倒がって(2人で寝ていてそこまで余分スペースがなくイグルー内で用を足すのが躊躇する感じだったのが理由もある)ツエルトで塞いだのですが上手く塞げてなく強風で隙間から雪が入ってきて大変でした。夜23時ごろにしっかり塞ぐよう調整して雪は入らなくなりましたが、イグルー講習で教わった通り最初から雪ブロックで塞ぐべきでした。③イグルーの隙間は大体塞いだつもりでしたが夜の降雪でイグルー内は隙間から粉雪が降ってました。そのうち降雪で隙間も塞がったと思いますが強風だったので積もった粉雪が強風でイグルー内を舞ってました。隙間はしっかり塞ぐかツエルト等で内幕を張れば良かったのかなと思いました。④布引山を下りたところから冷池山荘まで踏み抜地獄で体力を削られましたが、早々にワカンを付けて歩いてればもう少し楽が出来たんじゃないかと思いました。(ワカンを付けなかった理由の1つめはこんなに長い区間踏み抜きが続くと思ってなかったから、2つめは付けるのが面倒だっただから)
(土田た)積雪期としては小窓尾根以来の全装アルパインでした。改めて強靭な体力・精神力が必須だと実感。キツくて何度も自分に負けそうになりました。今回の山行は金曜日の夜に新雪30センチ降ったことが良いアクセントとなり体力的に追い込まれると同時にノントレースを歩ける喜びを感じることもでき充実した山行になりました。核心の第二岩峰は山宮さんにリードお願いしますと言ったところ、「行けると思うよ。もう二度と来ないかもよ」と言われリードを決意(笑)−Ⅳ 5.5くらいのグレード感ですが20キロの荷物でアイゼン。中間支点は墜落したら一発で飛びそうなハーケン。自分的には絶対に落ちれない10bを登ってる感覚で精神的にも技術的にもギリギリでした。良い経験ができました。(今度カッタン岩で20キロ背負って練習しようと思います)それと個人的には直接面識はないのですが山宮さんと一緒に豊岡さんのお参りもできて良かったです。
※他パーティーの事ですが、隣の方がスノーブロック作り終えていざザックからテント出した瞬間、谷底にコロコロとテントとスコップ落としてました。協議の結果雪洞に切り替え日の入り近くまで掘ってて大変そうでした笑
自分だったら撤退してたかもです。
★山行の詳細はヤマレコとヤマップにアップしてあります。
https://yamap.com/activities/46931272
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-9449813.html


























