松木沢アイス合宿(栃木県)

★山域:松木沢黒沢、夏小屋沢(栃木県)

★日付:2026.02.07(土)~08(日)

★山行形態:山岳会山行、アイスクライミング

★メンバー:山宮、土田し、荒木、中山、木村、土田た、(以下02.07日帰り)進藤み、進藤ま、羽田、久保田、三富

★遊んだ氷:2/7 黒沢F1~F3、2/8 夏小屋沢F1~F5

★ルート状況(2026年2/8現在のものです。感想は山宮の主観です。)

◆アプローチ
・銅親水公園駐車場から松木川沿いの林道を上流へと歩いていきます。
・黒沢も夏小屋沢も松木川を渡渉します。(ドボン注意!)

◆松木沢 黒沢

【全体的に】
・氷は普通に登れる状態でしたが、前回来た2022年1月の時より氷の規模は小さかったです。
・今回F4は見てないので状態は分かりません。

【F1:20m】 
・2/7は珍しく氷が雪に埋まっていなくてしっかりあって木村と土田たの2人がリード&フォローで登っていた。(2/8は遠目で見ただけですが、前夜の雪で埋もれてました。)
・終了点は左岸の灌木を使用。
・左岸に巻道があります。F1を登らない場合は巻道を登ってF2下まで移動。

【F2:30m】 
・氷が薄いところが多々ありました。(薄いところで強くアックスを振ると氷の下の岩にあたるの注意!)
・左のラインは階段、中~右のラインも易しい感じでした。(トップロープは2本張れそうだけど左ラインの上に残置支点は無いです。)
・滝上の左岸にハンガー2つの終了点とリングボルト3つの終了点があります。また懸垂下降用のハンガー2つも左岸にあります。

【F3:2段40m】 
・幅広で左~中央のラインが登れました。(中央~左のラインにトップロープ2本張りました。その状態でさらに左のラインをリードできたのでトップロープは3本張れそうです。)
・1段目を登ったところにある滝上左側の壁にあるハンガー2つでトップロープを張りました。またそこの少し右下で氷にスクリュー3本(+上記ハンガーからスリングでバックアップも取りました。)でトップロープをもう1本張りました。

◆松木沢 夏小屋沢

【全体的に】
・バーティカルのF3以外はロープ無しでも登れますが、今回はリード&フォローの練習のためF1~F5でロープを出して登りました。
・今回F5までしか登ってないので、F7は見てないので状態は分かりません。F6は左端に薄いバーティカルの氷があったので登れるとは思います。
・前夜に降雪があったのでバーティカルのF3以外は除雪付きのアイスクライミングになりました。(特に1番目のパーティーは大変そうでした。)
・夏小屋沢は下記パーティーでF5まで登攀
(1)木村・土田た(土田たリードはF1、F3途中までで交代、F4、F5)
(2)荒木・中山(荒木オールリード)
(3)山宮・土田し(山宮リードはF2、F5)

【F1】
・易しい傾斜の氷。終了点は灌木にスリングを巻いて構築。

【F2】
・易しい傾斜の氷。短い。終了点は灌木にスリングを巻いて構築。

【F3】
・上部がバーティカル。つらら状の部分もありスクリューを決めるところが探しにくかったようです。

【F4】
・易しい傾斜の氷。終了点は灌木にスリングを巻いて構築。(ヤマパンは座って肩がらみビレイ。)

【F5】
・易しい傾斜の氷。ルンゼを登る。終了点は灌木にスリングを巻いて構築。

【下降】
・同ルート懸垂下降

★感想:

(山宮)相沢奥壁、松木沢の2回とも大勢の参加で盛り上がって良かったです。アイスはコツを掴めばそこまで難しくないので残り少ない今シーズンのアイスを皆さん楽しんでください!安藤流=満派の形を忘れないうちに次の山行へ行ってください!!

(土田し)二日目朝起きると一面雪景色でした。夏小屋沢アルパインアイスを楽しめました。初日に黒沢のF3をリードした際にはバッカバカと氷を割って落としてしまったり、短いピッチで山のようにスクリューを打ったりと散々でしたが、二日目夏小屋沢核心のF3をリードする際には、どこでどのスクリューを打つか想定して使用する順番にスクリューをラッキングしたほうが良いよと山宮さんからアドバイスをもらい下部~中間部で16センチ2発、バーチカルで13センチ2発、のっ越すところで13センチ1発と想定したとおりにすっきりとスクリューを決めて登れて良かったです。バーチカル上部ではスクリューを決めづらい水氷にパンプしかけて苦戦しましたが、利き手にアックスを持ち替えたらパンプする様子がなく、左手で落ち着いてスクリューを打つことが出来たので、両方の手で安定してスクリューを打つスキルは大事なんだなと思いました。また、なかなか上達しなかったアイスのスキルも少しづつ安藤流の登り方が身に付いてきている手応えがあり嬉しかったです。

(荒木)夏小屋沢マルチの核心であるF3は水が滴る薄い氷にプレッシャーを感じてしまい一刻も早くスクリューを打ちたいという気持ちが常に先行していました。一方で氷柱状の氷面にスクリューを決めることが中々できず無意味にスクリューの先端に氷を詰まらせ持ち玉を減らすだけという状態でした。やっとスクリュー1本を決めてテンションをもらい更に山宮さんにスクリューを掃除してもらい、ようやく登れたという状況でした。こうなってしまった要因として、まず自分のアックス、アイゼンの打ち込みがまだ信用でていないこと、次にスクリューの打ち込み技量不足、そしてプレッシャーへの対処が未熟なことがあるのではないかと感じました。また細かいことですがマルチフックが腰の真横くらいにあれば、ラックしたまま片手でスクリューを掃除できることに気がついたので次回のアイスで実施しようと思います。最後に幕営ですが気温も穏やかでテント内は寒さを感じること無く過ごせました。

(木村)【1日目:黒沢】他メンバーがF2・F3を登っている間、土田貴さんと共にF1からF3までを継続して登攀しました。【2日目:夏小屋沢】土田貴さんとペアを組み、F1からF5まで通しで登りました。【感想】アイスルートの醍醐味は、なんといっても沢登りに通じる「先へのワクワク感」です。次々に現れるナメやバーチカルな氷を攻略していく過程がたまりません。ゲレンデで基礎を固めた方にこそ、ぜひ味わってほしい世界だと再認識しました。また、幕営中に中山さんから谷川岳で開催された雪上訓練での貴重なお話が聞けて大変勉強になりました。今から布岩でのクラッククライミングが待ち遠しいです。

(土田た)八ヶ岳、西上州と比べ寒くもなく空いてて快適でした。2日目は泊まり組で2人×3パーティーで夏小屋沢にアルパインアイスに行きました。核心のF3(たぶんⅣ+)をリードさせてもらいましたがアックス残置という大失態の敗退でした。氷が薄く水が流れてるのが見えてビビりました。剥がれたらどうしようと思いあと一歩が踏み出せなかったです。リード垂壁になるとアックスが抜けるんじゃないかと不安になる事が多いので練習頑張ります。(忍さんはリードノーテンTOしたので凄いです)寝床事情。今回はダウンパンツ、象足、オーバーダウンも着ることなく快適でした。エアマットはネイチャーハイクのR値5.8が安くておすすめです。参加者特典、中山さんのバレンタインガトーショコラが最高でした。

(中山)八ヶ岳アイスから時間が経ってしまっていて登り方やアックスの振り方等を忘れてしまっており1日目の黒沢で復習しました。何回も姿勢を意識して登るようにしました。2日目の夏小屋沢では自分はマルチの経験も薄いことから本当に大丈夫だろうか、ペアの人に迷惑かけるのではないかという不安が大きかったです。しかしペアの荒木さんがずっとリードしてロープをさばいたりして下さったおかげで何とかF4?まで登ることが出来ました。核心のF3では前日習ったことが活かせず酷い状態でした。今後の課題としては●足で立つためにモノポイントの爪の角度を意識しながら蹴り込みがしっかり出来るようになること。●アイスアックスをしっかり氷に打てるように刃先の角度を意識しながら肘を固定してスナップするように打つことが出来るようになること。●腕がパンプしないようにアックスに体重を預け腕を伸ばした状態で足を上げていく等、常に登る姿勢を意識しながら登ることが出来るようになることです。安定した登り方が出来ないとリードは難しいと実感したため、まずは基本的なことがしっかり出来るようになりたいです。ご指導して下さった皆様ありがとうございました。夕食では木村さん、貴さんのテントにお邪魔させてもらい美味しいご飯を頂けて幸せでした。ありがとうごうございました。

(進藤ま)2週続けてののアイス山行でしたが、どちらもアックスがなかなか決まる感じが掴めず微妙な感じでしたので次回のアイス山行ではスクリュー打ちもですが、私も動画を撮ってもらいアックス打ち込みも頑張って練習したいと思います。

(羽田)2日目の夏小屋沢はアルパインチックで楽しそうに見えました。黒沢もアプローチから登っていく感じが良かったです。アルパイン的なアイスが好きだと実感しました。

(久保田)1週間ぶり2度目のアイスクライミングでした。間を空けずに参加したことで先週習ったことの復習がしっかりとできました。この1週間まり子さんに撮っていただいた動画を見て改善点を洗い出したり登り方のイメージトレーニングをしたりして備えてきました。しかしいざ登ってみると足の使い方が上手くいかず、ふくらはぎがパンプしてしまいやっとの思いで登り切る場面もありました。まだまだ改善すべき点が多く残っています。途中でスクリューを打つ練習もしたかったのですがそこまでの余裕はありませんでした。反省点は多いですがアイスの楽しさが少しずつわかってきたのでこれからも続けていきたいと思います。

(三富)F2を登った後 主にF3を登攀 壁形が悪くなると、途端にフォームが崩れて余裕がなくなる、安定したフォームで登ることの難しさを感じました。落ち着いて登れるよう、経験を積んでいきたい。後、動いていない時足先が何時も冷えるので靴下の素材選びは重要と感じました。

★山行の詳細はヤマップとヤマレコにアップしてあります。

 https://yamap.com/activities/46031368

 https://yamap.com/activities/46008804

 https://yamap.com/activities/46010468

 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-9266774.html

2/7、松木沢幕岩を通過
松木川を渡渉
進藤み黒沢F2リード中
F2をトップロープで登るアイス2回目の久保田
F3へ移動するため左端をリード&フォローで登る。右からもトップロープで登ってF3へ
F3に2本トップロープをセット
F3左端をリードする土田しと下降中の中山
リード中の土田し。真剣です!
F3左端をリードする荒木、中央トップロープで登る2人は羽田と進藤ま
F3左端をリードする荒木とトップロープで登る羽田
このF1を登るのは木村と土田た
黒沢F3をバックに記念撮影
2/8、朝起きると雪景色
夏小屋沢F1をリードする荒木
夏小屋沢F2をリードする木村
夏小屋沢F3をリードする土田し
夏小屋沢F5を登ってくる土田し

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。フリークライミング、クラッククライミング、アルパインクライミング、アイスクライミング、沢登り、山スキーなど幅広く活動しています。

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