★山域:阿弥陀岳 広河原沢(八ヶ岳)
★日付:2025.12.07(日)
★天気:晴れ時々曇り(ガス)
★山行形態:個人山行、アイスクライミング
★参加者:山宮、木村ひ、土田た
★ルート:船山十字路→広河原沢本谷→広河原沢3ルンゼ→阿弥陀岳南稜P3ガリー→阿弥陀岳南稜P4→阿弥陀岳→(御小屋尾根を下る)→御小屋山→船山十字路
★ルート状況(2025年12/07現在のものです。):
【全般】
・船山十字路には登山ポストがあります。トイレはありません。
・ラッセルはありませんでした。
・滝の結氷状況は良好で普通に登れる状態でした。
・広河原沢本谷はチョックストーンが多かったです。
・下山は御小屋尾根を使いました。
・広河原沢本谷と右俣の分岐でハーネスやギア、アイゼンを装着。(下山時は西の肩から少し下ったところの樹林帯に入る前でギアやアイゼンを片付けました。)
【広河原沢3ルンゼ(3級上、Ⅳ+)】
・3段30m滝の3段目だけロープを出してそれ以外の滝はフリーで登りました。
・3段30m滝を越えてP3へ至る右俣へ入るところのバーティカルの滝は登らずP4へと続く左のナメ滝から右俣の左の尾根に上がってP3のガリーへ登りました。
★感想:
(山宮)もう12月。今シーズンもアイス初めの時期となったので会メンバーと広河原沢へアイスクライミングへ行ってきました。ボルダー?リード?どちらかは断定できませんがキョンのせいで左膝は曲げると痛いし、ボルダーのマットへの落下のせい?で腰が痛くて冬靴を履くのに屈むのも一苦労な状態だったの今回は木村さん土田さんに迷惑かけずについていこうと山行にのぞみました。P3に至る右俣入口にバーティカルな氷瀑もありましたが、こんな状態だったのでリードするとも言わずやり過ごしました。広河原沢3ルンゼは今回初めて登りましたが、ラッセルも無く、滝の結氷状況も良好で普通に登れる状態で、特に難しいところもなくてサクサク登れました。冬季クライミングが今シーズンも始まりましたが怪我や体調に気をつけて頑張ろうと思います。反省としては、時間に余裕があったのであちこちの氷瀑を触れば良かったのかなー、と後から思いつつも左膝と腰の具合が万全ではなかったので登れなかったのは仕方ないかな。しっかり身体のケアをして山には万全の状態で入りたいです!
(木村ひ)今シーズンもアイスアルパインの予行演習として、昨年に引き続き広河原沢エリアへ行ってきました。今回は、本谷を詰めて3ルンゼから南稜に出て阿弥陀岳のピークを踏み、御小屋尾根を下山するルートを取りました。昨年より一週間早い日程でしたが、ルートはアックスとアイゼンで登るのに必要最低限の氷結状態となっていました。小規模な滑滝については、黄連谷でのクライミングを意識し、フリーでサクサクと登攀を進めました。ロープを出したのは最終ピッチのみでしたが、これは状況に対して適切な判断であったと考えています。また、アイススクリューを実際に打つ練習もできたため、貴重な技術練習の機会となりました。この山行は、今シーズンのアイスクライミングに向けた良い準備となりました。安全第一で、今年も雪と氷のルートを楽しみたいと思います。
(土田た)雪山始め一発目がアルパインアイスで私としては足慣らしには十分過ぎる山行でした。まだ氷が発達しきってない所も多々あり、CSをのっ越す所のアックスアイゼン岩登りがなかなかの緊張感でした。アイスパートは仙人沢の糸滝レベルの小滝をフリーで抜ける場面も多く緊張感大でした。おかげで時間短縮になりましたが。ロープを出した箇所は3ルンゼハイライトの3段30mの最上段のみ。30mの取り付きに着いた時、木村さんがフリーでいけるよね?と言い一瞬逡巡し自問自答した後、山宮さんと木村さんに見守られる形で先頭をいきました。2段目を登りきった狭い棚でこの先落ちたらどこまでも落ちるよなーとビビって、3段目は思わず「ロープお願いします」と頼み木村さんがリードで抜けてくれました。その後は氷った草付きを詰め南陵に合流し無事トップアウト。下山はトレーニングがてら遠回りで御小屋尾根経由で下山しました。今シーズンはもっと技術を磨いて色んなアルパインルートにチャレンジしていきたいです。
★山行の詳細はヤマレコ&ヤマップにアップしてあります。
https://yamap.com/activities/44864282
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-9046944.html














