★山域:明星山P6南壁左岩稜(新潟県)
★日付:2025.10.25(土)
★天気:晴れ(朝は気温が低かった。暖かい服装をチョイスしているので陽が出ると暑かった。)
★山行形態:山岳会山行、アルパインクライミング
★メンバー:山宮(L)、土田し(SL)、三富
★ルート状況:
・過去ブログを参照してください。(明星山P6南壁左岩稜でサイト内検索)
・土田しが1~5P(トポ4~5Pは継続して登る)をオールリード、その後はフリーで左岩稜登攀終了地点まで登る。
★感想:
(山宮)山岳会では先輩となる土田しさんにオールリードで登ってもらい、クライミングは問題ないですがロープワークはまだまだの入会して1年経ってない三富さんと私がオールフォローで登りました。今回オールリードの土田しさんはフリーの登攀力は問題なく登攀スピードも遅くなく頼もしい限りでした。今後はもっと経験を積んで細かいところがカバーできるようになると更にスピードアップ等に繋がると思います。今回オールフォローの三富さんは登攀に時間がかかってました。アブミピッチも時間がかかってました。今後たくさん経験を積めば登攀スピードはアップすると思うし、リードで登れるようロープワーク等のトレーニングも頑張ってください。今回で5回目の私自体は特に何もありません。もう1パーティー(佐藤ゆさんと木村ひさん)はクイーンズウェイを登りました。2人共初見で佐藤ゆさんオールリードで登ってピッチ数もあるのに左岩稜組から30分遅れぐらいで下山してました。流石です!反省としてはセカンドをビレイしている土田しさんのロープアップが遅すぎて(何回もロープアップと言っているのに全然ロープは張らないしロープアップの速度も遅い)つい大声を上げてしまいました。もっと大きな心で余裕を持って接したいなと反省です。
(土田し)今回はアブミ登攀の練習不足だったので、アブミパートが上手く登れるか心配でしたが、なんとか下手なりに登れはしたものの、それよりも今回一番手こずったのはセカンドビレイ時のロープアップでした。結果的にリンクした4P〜5Pのセカンドビレイ時に山宮さん側のロープがなんだかやけに重い…足元から右下1.5mくらいのところでロープが岩溝に引っ掛かり90度くらいに屈曲していて、そのせいで山宮さん側のロープが重くて上がらず、ロープアップが遅いよ!と何度も怒られました。その後の6P目のトラバース〜大岩手前までの階段状の岩場を直上してからのセカンドビレイでも、岩溝や低灌木に引っ掛かったせいでロープがエライ重くて大汗をかきながらロープアップしました。今回はリードの際はロープのケアが大事だということを身をもって経験しました。また、アブミ登攀の実践の場として捉えられがちな左岩稜ですが、トポの解説にアブミパートは初心者にとっては良いスパイスになっているようだとあるように、アブミパートよりもアルパイン的雰囲気を体験するには左岩稜は良いルートなのかなと思いました(浮石に注意が必要、ルーファイ、高度感など)。朝方駐車場に到着して、薄明かりに次第に現れた明星山の登攀意欲を掻き立てる迫力ある姿は圧巻でした。次のシーズンは別ルートにチャレンジ出来るようトレーニングに励みたいと思います。
(三富)朝まだ暗いうちに駐車場に到着したが、道途中から見た岩壁が大きくて今からこの壁を登るかと思うと何とも言えない気持ちになりました。小滝川を渡河では飛石沿いに渡れず靴を脱いで渡る。1P(Ⅴ-)と2P(Ⅳ)はビレイでセカンドです。最初の登りは緊張していてはいましたが落ちないように慎重に登る。3P(A1) のアブミルート自身心配していたルート、やはりというか両手を上手く使えてないせいかアブミに足が乗れず最後は腕がバンプして休み休み登る事に、ハンガーは20個ぐらいあったような・・・5P(Ⅲ)6P(Ⅲ+)はトップ忍さんが屈曲した岩にロープが掛かったりしていたせいかロープの引き上げにとても苦労していたようです。大岩で小休止、灌木まじりの岩をロープ無しで登るがルートがはっきりしていないので行きずまりトラバースしたりして危ない時があったルートの見極めは慎重にと反省。終了点の松の木からトラバースしてロープ沿いに1時間くらい下ると小滝川送水菅に出る。ここは飛石沿いに渡れました、後は道沿いに戻って駐車場へ。反省点としては、アブミの使い方(2段目に足乗せしてのレストが上手く出来ずに腕が疲れてしまった事。ルートの見極め(目の前の登れそうなところを登って行きずまった事。装備慣れ(マルチの装備に慣れてない事。他にもありますがまだまだマルチ慣れしておらず連れて来てもらったという感じでしたので、手早く出来る様に繰り返し練習します。
★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8863677.html









