若手のためのクライミング講習会(小川山)

★山域:小川山(長野県)

★日付:2025.10.04(土)~10.05(日)

★天気:10/4 雨時々曇り、10/5 曇り

★山行形態:日本勤労者山岳連盟山行、講習会

★目的:アルパインクライミング技術の講習

★参加者:佐藤ゆ、土田忍、久保田、小池、中山、山宮(講師スタッフ)、他19名(講師スタッフ含む)

★講習場所:

・10/4 ■東屋でアルパインクライミングのロープワーク ①メンバー全員

・10/5 ■屋根岩3峰 南稜レモンルート ①佐藤ゆ、講習生1名+講師1名

                    ②講習生2名+講師1名

    ■スラブ状岩壁 ガマルート ①講習生2名+講師1名

                  ②講習生2名+山宮(講師)

                  ③土田し、講習生2名+講師1名

    ■フェニックスの大岩でアルパインクライミングのロープワーク

                  ①小池、久保田、中山、講習生2名+講師4名

★感想:

(佐藤ゆ)以下私が知らなかったこと、共有すべきことを列挙します。

<懸垂下降>
・懸垂の際にエイトノットを解く時は、ロープを落とさないようにヌンチャク等に結んでおく
・結び目の末端は2.30センチ位でいい。長すぎると間違える。
・下に降りたときの合図は何回も引かずに一回引けばいい。戻したりしない。
・末端のプラスチックのカバーは処分しておく。

<フォロー>
・アルパインヌンチャクはできるだけ片付ける。余裕がない時のみたすき掛け。
・たすき掛けは同じ方向にする。

<その他>
・カラビナは基本すくいがけする。ゲートが壁側にあるのは好ましくない。
・ロープをたたんだり捌いたりする時は、上と下の末端を常に意識する。
・セカンドビレイを解除する時は、ちゃんとフォローがセルフをセットしたかを見てから解除する。
・チキンウィングは上半身をクラックから出して「ビレイヤーを見る」ようにすると、捻る力が働いてよく効く

(小池)マルチピッチの一連の流れ、懸垂と登り返し、緊急時の対処法などのシステムについて一から学びました。「手順を覚えるのではなく、状況に応じて何が必要で、なぜこの動作をするのかを常に考えるように」と口酸っぱく指導されました。一緒に参加した久保田さんと定期的にロープワークの復習をしたいと思います。

(久保田)今回講習会に参加しいろいろなことを学ぶことができました。初日は残念ながら雨で東屋での講習となりましたがクライミングのスタートから終了までの一連の流れを教わりました。翌日は実際の岩場でリードでスタートしてから終了点を作り懸垂下降で降りロープの回収までを実践で学びました。特に途中で落ちたフォローの人をゆっくりと下ろす方法は初めてでした。クライミングには「正解がない」と講師の方が言われていましたが今まで習った方法とは別の方法も教わり、さまざまなやり方を覚えることで選択肢が増えました。少しでもその場にあったやり方を実践できるように今後も経験を積み復習することで身に付けていきたいと思います。二日間ありがとうございました。

(中山)対象者がマルチでリードクライミングが出来るという方前提の講習会であったため私には荷が重かったです。しかし登り返しや自己脱出、途中でセカンドを降ろすやり方は絶対に知っておかないといけない基本技術であるため今回の講習会で体験させて貰って良かったです。マルチピッチやダブルロープの扱い方等も実際に経験出来たためマルチピッチやリードクライミングのシステムを理解する良い経験となりました。一つ一つの動作に対してなぜそうするのか等根拠を考えながら行う大切さも学ぶことが出来ました。復習をしっかりと行い今後自立したクライマーに近づけるように杉滝等でマルチピッチやリードクライミング、ロープワークの練習をしていきたいです。合わせて登攀技術上達のためにジム練習も頑張りたいです。

10/4、ロープワーク講習
登り返し
10/5、フェニックスの大岩
ガマルート1P目

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。フリークライミング、クラッククライミング、アルパインクライミング、アイスクライミング、沢登り、山スキーなど幅広く活動しています。

コメントを残す