★山域:二子山中央稜(埼玉県)
★日付:2025.10.12(日)
★天気:曇り
★山行形態:個人山行・マルチピッチクライミング
★メンバー:星野、土田し
★感想:
(星野)奇数ピッチのリードを担当しました。天気の影響か、あちこち濡れていました。フリーのクライミングに加えて、濡れた岩、クラック、カムと、登り方の引き出しの数を試されるようなシチュエーションでした。二人ともノーフォール、ノーテンという結果が出せたので良かったです。自分の課題も色々と気づきました。計画、アプローチ、下山においては忍さんに頼りまくっているので、回を重ねて経験を積みたいと思います。
(土田し)1p目は岩場がビシャビシャに濡れていて、保持している手ごとヌルッと外れそうなくらいヌルヌルに滑るのでかなりヒヤヒヤものでした。なので今回は1p目の滑りそうなトラバースが核心でした。A0することが多いこのルートの核心の3p目のY字状クラックは、多少まごついたもののA0することなく割とスムーズに突破することが出来ました。クラックが合わさる凸部から左手はクラック角の内側のカチを逆手で保持し、右手右足はフェース上のカチと細かいスタンスを踏み、左足で立ち込む…そして最終的に上部ガバを右手で取るまで一連のムーブを組み立てる必要があり、そこがこの核心の面白いところでした。ルートの体感グレードは5.8程度。子持山獅子岩ほど強度のあるムーブは少なかったので、7p目をトップアウトした際かなり体力的には余裕がありました。今回の反省点と今後の課題としては、クライミングの際、カムを1セット下げてるとかなりカムが煩わしく邪魔で、セカンドビレイ時もロープにカムが巻き込まれていたりと、カムの扱いに慣れることが必要と思いました。ルートがS字状になっているアルパイン的な雰囲気のあるピッチがいくつかあり、ロープの屈曲に配慮した中間支点の取り方も習熟することも必要だと思いました。マルチは初見のルートをリードでクライミングすることにかなり面白さを感じるので、さらなるレベルアップに努め色んなルートにチャレンジして行きたいです。





