★山域：烏帽子岩左稜線（小川山）
★日付：2025.09.13（土）
★天気：曇り→四ノ楯手前からの懸垂下降準備中に小雨
★山行形態：山岳会山行、アルパインクライミング
★メンバー：①木村ひ、土田た、②山宮、三富
★ルート状況（2025年9/13現在のものです。）
◆駐車場～左稜線取付
・アプローチは木村・土田が今年のGWに来ていたので取付まで迷わず行けました。
・渡渉は飛び石でクリア。
◆烏帽子岩左稜線（5.8）（ルートグレードはトポ図からで、あとは山宮の個人的な感想です。）
【全体を通して】
・伸ばせる限りロープを伸ばして終了点を構築したのでトポ通りにピッチは切ってません。ただ屈曲が多いとロープは重くなります。
・終了点は木・ピナクル・角岩にスリング、クラックにカム、等で構築しました。
・木村・土田パーティーはつるべ登攀、山宮・三富パーティーはヤマパンがオールリードで登攀。
・木村・土田パーティーと山宮・三富パーティーではピッチの切り方が若干違いがあります。
【1P（トポ2P目の途中まで）5.4、5.5、5.7】
・木の生えた凹角は岩がガバなので岩がもげないかどうか確認して慎重に登りました。また濡れた木は滑るので注意。
・クラックのあるフェースは上部の岩が少し濡れてて悪かったです。
・テラスから上のクラックのあるフェースは問題なく登れました。
【2P（トポ4P目まで）5.6、5.7】
・垂壁ですがホールドスタンス豊富。
・最後のルンゼ状は直登するよりも少し右に出てフェースを登ると簡単でした。
【3P（トポ6P目まで）歩き、5.5】
・リッジを歩いて階段を登って終了。
・コンテで通過。
【4P（トポ8P目の途中まで）5.6、5.6】
・カンテ状の岩場を登って凹角を登り終了。（先行の木村・土田パーティーはさらにカンテを登ったところでピッチを切ってました。）
【5P（トポ9P目の途中まで）5.6、歩き】
・クラック左のカンテを登り、左のバンドをトラバース。トラバースは1段下りるとガバが使えて簡単でした。（スタンスもスメアが効いて良かったです。）
・トラバース後、左に屈曲するところでピッチを切るかどうか迷いましたが伸ばせるだけ伸ばしました。結局右に屈曲するところでロープいっぱいになりピッチを切りました。（先行の木村・土田パーティーは右に屈曲した先のピナクル（二ノ楯？）でピッチを切ってました。）
【6P（トポ9P目まで）歩き】
・ただの歩き
・ロープいっぱいになったので三ノ楯稜線の側壁にあるクラックの基部の1段下でピッチを切りました。（フォローの三富が登ってきてから基部のところに終了点を移動。）
【7P（トポ10P目途中まで）5.7】
・三ノ楯稜線の側壁にあるクラック（5.7）を登りました。
【8P（トポ10P目～四ノ楯手前のコルまで）歩き、懸垂下降】
・コンテで懸垂下降支点まで行き、懸垂下降支点から50mダブルロープ2本で懸垂下降1回でコルまで下りました。
【下降】
・コルから右へ50mダブルロープ2本で懸垂下降1回で下りました。
・下山は明瞭な踏み跡をたどる。
★感想：
（木村ひ）ツッチーと左稜線を登りました。取り付きの時間が遅かったので、最終ピッチまでは行けませんでしたが、ゴールデンウィークに岩の冷たさに阻まれて敗退したルートだったので、登ることができてよかったです。
（土田た）初日は一度行ってみたかったセレクションを計画するが、現地に到着すると夜遅くまで雨が降ってた感じで湿気っぽい。空も曇天なのでいつでも撤収できるショートルートにするか、短いマルチに行くか・・・ 相談の結果、濡れてても登れそうな左稜線に急遽突撃！
（山宮）烏帽子岩左稜線は三富さんと組んでオールリードで登りました。木村さん土田さんペアと三富さんと相談した結果、最後の核心ピッチのチムニーへは登りにいかず四ノ楯手前の懸垂下降ポイントから懸垂下降で下りました。トポではピッチ数が多くネット記録では時間がかかっているルートという印象でしたが、ロープを伸ばせるところまで伸ばして登ってピッチを切っていたのでルートは短く感じました。
★山行の詳細はヤマップとヤマレコにアップしてあります。
https://yamap.com/activities/42831298
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8702998.html
新潟クライミングクラブ 