★山域:小倉沢ハゲ沢(五頭山)
★日付:2025.06.29(日)
★山行形態:山岳会山行、沢登り
★メンバー:進藤ま(L)、廣澤(SL)、竹内、進藤み、羽田、神蔵、阿部、風間、荒木、土田し、佐藤ゆ、久保田、中山
★感想:
(進藤ま)今回初めてリーダーという大役を任され、とにかく事故・怪我の無い楽しい沢登りをと願いました。安全性と時間短縮にもつながると思い、いつもはロープを出さないチョックストーンと五段の滝は佐藤雄くんにロープを引いて登ってもらい後続はフィックスしたロープでタイブロックやマイクロトラクション等で登ってもらいました。結果人数が多い分、少しだけ時間は掛かったかもしれませんがフィックスが無い状態で登ってもらうよりスムーズに行けたと思います。今回の参加メンバーが積極的に様々な滝に果敢に挑戦しているのが本当に凄いと思いました。なかでも今回が初沢登りの中山さんが果敢に攻め、落ちても何度も挑戦する姿が印象的でした。私は最近怪我が続いているので無理せず後方からの援助に専念しました。心配していた三段の滝の上のスノーブリッジも無くなっていて無事にハゲ沢へ、そして龍神清水まで誰一人怪我する事なく笑顔で到着する事が出来たのは参加者皆さんが進んでフォローしあったお陰です。ありがとうございました。一つ気になったのはタイブロック等を忘れた人が数名いました。今回は神蔵さんが2つ持ってきていて尚且つ最後の私がロープを結んで登ったので事なきを得ましたが(もっと足りない場合は中間八の字にして…)特に大人数の沢登りではタイブロック等で登る事が多々ありますので忘れ物には十分に注意してください。
(廣澤)愛する五頭山の沢に登ることができて嬉しかったです。ずっとリードをしてくれた佐藤くんは流石でした。リードをしないと自分で登ったとは言えないなぁと、沢に行くたびに思います。リーダーのまりこさんには、何から何までお世話になりました。ありがとうございました!今回は、行動食がウィダー2つと少なく、中盤からかなりバテてしまいました。少し多めに持っていかなくてはいけないと実感しました。
(竹内)この沢は3回目で、ザイル使う所もなしと楽観。所が①前日足ならしに東体育館でランしたら、腰に激痛、老化⁈②水量が多い③体幹の衰え④フェルト靴の劣化などで足元がふらつく等厳しかった。佐藤ゆさんが、モンベルラバーの足感覚が良いと言っていたので考え中。なんとか登攀しましたが厳しかった。下見までした進藤夫妻、計画書作成の広澤さん、荷物を持っていただいた、阿部さん、広澤さんに感謝です。
(進藤み)首の調子が良くなく気が進まなかったのですがリーダーに絶対に参加だよ!!と言われ13名と大所帯ではありましたが水量も少なめで水もそれほど冷たくなく雪渓・スノーブリッジも無く楽しい沢登りでした。それから佐藤雄さんが凄いのはわかっていましたが、忍さんがジム通い成果なのか足の運び、体の使い方が上手くなっていて滝を果敢に攻め高巻きせずに越えていたところは凄いと思いました。それと普段余り登っていないのでは…と思っていた風間さんのスムーズな動きにもビックリでした。久保田さん、中山さんですが、久保田さんも果敢に攻めスムーズに登っていて驚きました。でも私同様最初にはしゃぎ過ぎ後半疲れがみえてました(笑)中山さんはさすが若いので最初から最後まで果敢に攻め登っていてしかもなかなか登れていたのでビックリです。
私も普通になんとか登れていましたが体重が…これだけ疲れれば痩せたかなっと体重計に乗ってみましたが0.5kgしか減ってなかったです(泣)何はともあれNCC会山行での今シーズン初の沢登りが事故・怪我なく皆さん楽しんでいたようなので良かったです♪
(羽田)昨年、弥彦の沢で滑って思わぬ怪我をし今回は丁寧に手足を置くよう意識して登りました。確実にトップを登る佐藤ゆ氏、後ろで全体を把握しながらアドバイスしてくれる進藤夫妻、お陰で、無事に下山する事ができました。五頭の沢では、チャドクガに刺されたり、滑ってズボンの膝が擦り切れたり、破こぎで服がボロボロになったりしましたが、今回は、休憩もしっかりとれた事や身体を冷やさず、快適な気温と修理したフェルト靴も無事で、あっという間に龍神清水に着いた気がしました。ハゲ沢でも、まだ誰も登った事のない斜度のある滝を佐藤ゆ氏が登った事、水流の中からスタンスを探し、流石です。皆さんがチャレンジし、沢を登る様子を見ながら、もう20歳若ければ…
と思いました。
(神蔵)梅雨の晴れ間の好条件、虫も気にならず快適でした。今回もベテラン勢に全てお任せのお客さまでした。段取りからルーファイ、危険箇所での確保までありがとうございました。怪我もあって2年ぶりの沢だったのでうまく歩けるか不安でしたが少しずつ感覚が戻り無事復帰出来たのが個人的な成果でした。ハゲ沢は2020年に一度行っていますがその時に別パーティの方が滝で滑落し脚を骨折。痛々しい姿を目の当たりにし、以来「初級の沢でも沢登りは侮れない」と肝に銘じています。今後も余力を持って動けるようにトレーニングを続けて行きたいと思います。
(阿部)進藤夫妻を始めサブリーダーの方々の準備のおかげで大変快適に沢登をすることができました。岩を乗り越す動作が多い為身体の重さを感じました。トレーニングをしつつ減量に励みたいと思います。下山用のアプローチシューズをザック内に入れていたため帰りは快適に下ることができました。リードで行けるように練習をしたいと思いました。
(風間)今回、初めてラバーソールの沢靴での沢登りとなりました。高巻きでの機動性とアプローチや下山も履いたままできるというメリットを考え購入したのですが、やはりフェルトに比べるとヌメリのある場所では滑りやすさが段違いだと感じました。反面、アプローチや高巻きはとても快適に歩けた印象です。下山は、靴の中が濡れていて砂も混じっており非常に不快な思いをしながらの下山になりました。(靴下を変えるだけでも違ったのか?)持っていけるなら下山用にアプローチシューズを使うのが一番だと感じました。結果、高巻きの多い沢ではラバー、少ない沢ではフェルトで良いのかなと思った山行になりました。
(荒木)沢靴をラバーにするかフェルトにするか悩みましたが、沢登り自体が久しぶりであること、そもそも経験が少ないことを考え、登攀時のアドバンテージよりも安定性を重視してフェルトを選択しました。途中途中で出現する滝を、なるべく高巻きせずに登ることがきたのが成果でした。反省点として、(よく言われていることですが)体感気温の低さや沢特有の発汗の自覚の無さから、つい水分補給を怠り、沢が終わった先の山頂付近で脱水気味になった点です。今回は水1リットルに塩分タブレット、予備手段の浄水器を携行していましたが、沢では2~300mlほどしか飲んでいなかったようです。しっかりと自己管理をしなければならないと痛感しました。
(土田し)簡単な沢と思っていましたが、高巻きやフィックスロープを使わず滝を登ったのでなかなか楽しめました。夏の小川山に向けてジム通いを頑張っているせいなのか、この日は不思議と使えるホールドとスタンスとムーブが見えて割とスムーズに登れたのも良かったです。今までに雨に濡れた杉滝岩でクライミングしたことも活きたのかもしれません。知り合いが大西良治さんに、沢靴は履き分けないでフェルトかラバーどちらかひとつを履き込んだ方が良いよと言われたそうで(理由は聞いてませんが)、自分はフェルトの足先の感覚が良かったのでフェルトを履き続けてみようと思ってます。
佐藤君のロープワークも大変勉強になりました。
(佐藤ゆ)予想以上に楽しめました。簡単すぎて退屈な山行、ということはなかったです。難しい滝は大体fixがあり、よく整備されている、されすぎている沢でした。
(久保田)天候にも恵まれ、水温も思ったほど低くなく、まさに沢日和だったと思います。安全かつ楽しく遡行できたのは、リーダーや先輩方の的確な声掛けやアドバイスのおかげです。危険個所では沢の状況を次の人に伝え、足場が不安定な場所では足を支えるなど、チームワークの大切さを改めて実感する良い訓練にもなりました。ヌルヌルの岩や水流をまともに受ける箇所など、沢ならではのスリルも味わうことができました。危険な場所ではロープを張っていただいたおかげで、安心して挑戦することができました。ただ、水流に逆らって歩くことで思った以上に体力を消耗し(はしゃぎすぎたせいもありますが)、後半は疲れが出てあまりチャレンジできなかったことが反省点です。
時おり差し込む日差しや次々に現れる滝の風景は幻想的で、心から癒されました。今回の体験で、改めて沢の魅力に引き込まれた気がします。今後も安全第一で、沢登りを楽しんでいきたいと思います。
(中山)初沢登りでした。貴重な体験をさせてもらいましたし、凄く楽しかったです。
リーダーのまり子さんやサブリーダーの廣澤さんありがとうございました。外壁やジムとは違い、水流や苔による泥濘みがあるので、しっかり足に力を入れて立つ、また手も外れないようしっかりホールドしなければならないのを実際に経験してみて感じました。何か掴む際には抜けないか、折れないか、崩れないかをしっかり確認するクセをつけていきたいです。定期的に登山をしているため、スタミナには自信がありましたが、沢登りは思ったより全身の筋肉を使ったので後半しんどかったです。沢登りは自分のスタミナの余力を考えて行動しなければならないと実感しました。また、夏だからといって寒くないだろうと思ってましたが待機中の時間は足が水に浸かりっぱなしでしたし、日陰が多いため十分低体温になる可能性もありました。寒さでスタミナも消費してしまうため寒さ対策や適宜エネルギー補給も必要だと実感しました。沢登りまた機会があれば参加したいです。そのためにジムトレや体力づくりを継続して行っていきたいです。
★山行の詳細はヤマップにアップしてあります。
https://yamap.com/activities/41112857
https://yamap.com/activities/41114098
















