松木沢幕岩同志会ルート(栃木県)

★山域:松木沢幕岩同志会ルート(栃木県)

★日付:2025.01.19(日)

★天気:晴れ

★山行形態:個人山行・アルパインクライミング

★メンバー:山宮、佐藤ゆ

★ルート状況(2025年1/19現在のものです。)

◆アプローチ
・銅親水公園駐車場から松木川沿いの林道を上流へと歩いていきます。
・松木沢ジャンダルムを過ぎて2つ目の堰堤の右岸下流側がルート取付の下になるので適当に松木川の河原へ下降して松木川を渡渉します。
・幕岩取付へはフィックスがあるので目印になります。

◆幕岩同志会ルート(ルートグレードは参考にしたトポ図からで、あとは山宮の個人的な感想です。)

全体的に
・岩が堆積する傾斜の緩いところ(というか平らなところ)はガレてましたが、壁は比較的しっかりした岩です。
・傾斜が緩いせい?外径ホールドが多く弱々な私はフッキングメインでの登攀は難しくグローブ登攀が多かったです。(強々の佐藤ゆさんはフッキングメインで登攀してました。)
・1~5ピッチまでの各終了点はハンガー2つで整備されてます。
・基本はカムやナッツ、灌木等で中間支点を取りながらの登りとなります。(残置支点も数個はありますが期待しない方がいいです。)

1P目 Ⅲ(山宮リード)
・階段状の浅いルンゼを登って雪面をチムニー基部まで歩く。
・階段なので特に問題なく登れます。

2P目 Ⅳ(佐藤ゆリード)
・浅いチムニーを登る。
・上部に行くにつれ傾斜が増します。
・ローブメインで登攀しましたがポイントポイントでアックスでフッキングしながら登りました。(序盤の薄被り乗越しと中盤の強傾斜はグローブのみの登攀では難儀するかも。)

3P目 Ⅳ(山宮リード)
・階段状のフェースを右上の凹角の入口まで登り、凹角はどん詰まりの岩まで登ってどん詰まりからは左か右か(左階段、右クラック)どちらから登る。
・凹角の入口は右から少し登って左に移動するムーブで登りましたが右から左へのムーブが若干悪いです。(細かいホールドにフッキングして体勢を整えてスタンスを左へ移動しました。)
・凹角をどん詰まりの岩は左から階段状を登るルート(Ⅲ)と右からクラックを登るルート(Ⅳ)がありましたが冬期のアイゼンでの登攀の場合は左から無難に登られているらしく今回もそれに習い左から登りました。

4P目 Ⅳ(佐藤ゆリード)
・ガレたルンゼを登り垂壁から凹角状を登る。
・グローブメインで登攀しましたがポイントポイントでアックスでフッキングしながら登りました。またバックアンド&フットで体勢を維持しながら登ったところもあります。

5P目 Ⅲ(山宮リード)
・脆い階段状を直上する。
・特に問題なく登れます。

6P目 Ⅱ(佐藤ゆリード)
・5P目終了点から引き続き脆い階段状を直上すると広く開けた風景となります。
・終了点は角岩にスリングで構築。

◆下降
・5P目終了点へは6P目の終了点にした角岩に捨て縄を巻いて懸垂下降。その後は各終了点でピッチを切りながら5回の懸垂下降で取付まで下降。(計6回の懸垂下降。)
・終了点付近はザレているので懸垂下降の時およびロープを引き抜く時等は落石に注意!!

★感想:

(山宮)過去2回は共に偶数ピッチをリードしていたので今回は奇数ピッチをリードしました。前日の右ルート同様にリードピッチはほぼグローブ登攀で、もはやアイゼントレ・・・、相変わらずフッキングのみで登攀できない弱々クライマーでした。(強々の佐藤ゆさんはフッキングメインで登攀してました。)

(佐藤ゆ)ドライの練習に適したルート。ピッチ数は少ないが、どれも大体50m近く伸ばすので侮れない。

★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。

 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7721693.html

1P目リードする山宮
2P目リードする佐藤ゆ
2P目を登ってくる山宮
3P目リードする山宮
3P目を登ってくる佐藤ゆ
4P目リードする佐藤ゆ
5P目リードする山宮
6P目リードする佐藤ゆ

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。フリークライミング、クラッククライミング、アルパインクライミング、アイスクライミング、沢登り、山スキーなど幅広く活動しています。

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