北海道アイスクライミング_濃昼の滝、ライマンの滝、パラグーフォール、定山渓(北海道)

★山域:雄冬海岸、層雲峡、定山渓(北海道)

★日付:2025.01.11(土)~01.13(月)

★天気:1/11 曇り。1/12 晴れ。1/13 晴れ。

★山行形態:個人山行・アイスクライミング

★メンバー:山宮、進藤み、進藤ま、他1名(1/13のみ)

★氷の状況:

・濃昼の滝は左ラインは凍ってなかった。中央の左よりラインは氷が薄かった。右ラインは登れそうだった。

・ライマンの滝はバッチリ登れたが氷が脆いところもあった。

・NAKA滝は下まで繋がってなかった。

・尾滝の氷の状態は水っぽくシャバシャバ。抜け口付近の氷が薄そうで上部抜け口の氷は微妙な感じ(氷が無さそう)

・パラグーフォールは尾滝より氷の状態は良かった。氷は割れにくかった。上部抜け口の氷は微妙な感じ(氷が無さそう)

・定山渓はつらら状も多かったがトップロープなので問題なく登れた。

★感想:

(山宮)北海道アイス1日目は濃昼の滝。少し迷いましたが滝の抜け口にある懸垂下降支点用の灌木を見つけて懸垂下降。途中で左ラインが凍ってないのが分かりましたが、せっかく来たのでとりあえず海岸まで下りてみました。懸垂下降2番手の満さんが懸垂下降中に滝行してしまい全身ずぶ濡れでテンションダウン・・・右ラインは何とか登れそうでしたが誰もリードやる気なし・・・リードしてトップロープを張って遊ぶというのは止めてもう帰りましょうという事になり、トップロープで懸垂下降支点まで登返して1日目は終了。2日目は層雲峡。1番目に予定していた銀河の滝は先行者が4人?(2パーティー?)いたので待ち時間が発生して時間ロスすると継続登攀できなくなるので後回し。トンネルを抜け駐車スペースに移動すると車が多く駐車していて2番目に予定していた錦糸の滝も混んでる?と不安がよぎりましたが混んでたらライマンの滝、と切り替えてとりあえず準備をして錦糸の滝へ。遠くから錦糸の滝を見ると左右2ライン登攀中だったのでここもパスして誰もいないライマンの滝へ移動。ライマンの滝は左ラインが簡単そうに見えたので左ラインを登りましたが、登ってみたら雪の処理や氷が脆くて大変でした・・・右ラインはガイドのFさんがものすごいスピードでリードしてました!Fガイドは後から登ったのに自分が上に着くともうフォローでのビレイをしてました。流石です!(ほとんどプロテクションを取ってなかったそうです!)駐車スペースに12:30に戻ってきて今から銀河の滝へ行っても渡渉や準備で登り開始が13:00過ぎ。15:00には層雲峡から帰りたいので銀河の滝は諦めました。代わりにNAKA滝か尾滝で遊ぼうと移動してみましたがNAKA滝は下まで繋がってなくダメ、尾滝は抜け口付近の氷が薄そうで悪そうな上に氷の状態は水っぽくシャバシャバで濡れること必須。無理に登らなくいいかな登るのは止めました。最後にパラグーフォールを見学に行ってみましたが、見ると尾滝より氷は良さそうで上部抜け口の氷は微妙でしたが中段までならと満さんがやる気を出したのでリードで中段まで登ってもらいトップロープを張ってもらいお気楽トップロープで遊んで2日目は終了しました。北海道アイス3日目は定山渓。安藤さんのお知り合いからロープをお借りして遊ばせてもらいました!自宅から身近なところにこんなアイスゲレンデがあるなんて羨ましいです!!

(進藤み)1日目の濃昼の滝はアプローチも短くとても楽しみにしていたのですが結氷が甘く少し残念でした。しかし今まで経験した事がない波打ち際からスタートするアイスクライミング、それに沿岸特有の粘りのある氷でアックスの決まりも良く、そういう意味では良かったです。
2日目は銀河の滝の予定でしたが先行パーティが複数いたため移動し、ライマンの滝へ。フォローでしたが氷は硬く、しかも脆く見た目では前回の錦糸の滝と同じくらいかなっと思い会長がリードの後に自分もリードすると言いましたがフォローでスクリュー回収時、手が冷たく痛すぎて終わりました。会長サスガです。
3日目は疲れていたし観光でもいいかな〜と思いましたが安藤さんからの定山渓でのアイスクライミングのフォームやテクニックのアドバイスをもらい大変成果のある1日でした。
今回の遠征は夫婦2人とも体調が万全で無いなかアイスにグルメととても充実した3日間でした。

(進藤ま)北海道出発2日前から39℃の熱がでてしまいましたが何とか出発日には熱が下がりフラフラになりながらも北海道へ向かいました。
1月11日(雄冬海岸)
懸垂下降地点を見つけ私は最後に降りましたが下降ラインの氷が凍ってなくてそのまま下降すると滝行の如くびしょ濡れになる感じでした。実際満さんはびしょ濡れになっていました💦それを回避するため結構右寄りに下降しましたがこれはこれで力もいるし足元が滑ったら振られて滝行直行になるので疲れました。満さんが濡れていることもありそのまま順番に登り初日は終了しました。ちゃんと凍っていれば最高のシチュエーションでのアイスクライミングが楽しめたと思いました。
1月12日(層雲峡)
山宮さんの狙いは銀河の滝でしたが着いた時には2パーティが既に準備していたので午後からにして先に錦糸の滝へ向かいましたが山岳会らしき大人数グループが登っていた為そこも諦め手前のライマンの滝を登りました。私は最後に登りましたが余りの寒さで指がちぎれるかと思いました。登りきったあと指先まで段々と温まってきたら今度は余りの痛さに発狂しそうでした。北海道の寒さ恐るべしです。時間的に銀河の滝を登るのが難しくなったのでショートルートの滝を見学。ライマンの滝から戻って来る途中で見たパラグーフォールも落ち口が悪そうで最後までは登れない感じでしたが途中に終了点を作り皆でTRで登りました。アックスが気持ちよく刺さりとても楽しく登れました。
1月13日(定山渓)
最終日は安藤さんと合流して登り方、腕の振り方等をチェックしてもらいましたが「皆さん良い感じですよ」のお言葉。強いて言えば私は撃ち込んだアックスに対しての足をもっと広げた方が良いとのご指摘を頂きました。今シーズンはこの事を念頭に精進し少しでもレベルアップしていきたいと思います。
今回体調が優れない中での北海道アイス遠征だったので存分にアイスを満喫出来たかと言えばそうではありませんでしたが3日間とも天候には恵まれ5年前よりは寒さはそれほど厳しいとは感じませんでした。ただ末端の冷えは辛かったです。そしてもう一つ楽しみにしていたジンギスカンや海鮮等のグルメを堪能出来たので楽しい楽しい3日間を過ごせました。次回行くときは1日くらい観光したいですね♪

※山行の詳細はヤマップ&ヤマレコにアップしてあります。

 https://yamap.com/activities/37119547

 https://yamap.com/activities/37172355

 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7700574.html

 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7700585.html

 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7700589.html

1/11、濃昼の滝へ懸垂下降する
海岸に下り立つ
濃昼の滝を登る進藤み
濃昼の滝を登る進藤み
最後に山宮が登ってくる
海岸から脱出成功。疲れたー
夜はジンギスカン
1/12、銀河の滝はパス
錦糸の滝もパス
空いてるライマンの滝へ
山宮リード中
フォローで登攀中の進藤み
終了点から懸垂下降
懸垂下降中の進藤ま
次へ
NAKA滝は繋がってない
尾滝はシャバシャバで上部抜け口も悪そう
パラグーフォールをリードする進藤み
中段でトップロープをセットして遊ぶ
夜は居酒屋
1/13、定山渓の氷柱を登る進藤み
定山渓の氷柱を登る進藤ま
安藤さんのお手本
こっちの2本も登って遊ぶ

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。フリークライミング、クラッククライミング、アルパインクライミング、アイスクライミング、沢登り、山スキーなど幅広く活動しています。

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