明星山P6南壁フリースピリッツ（新潟県）

★山域：明星山P6南壁フリースピリッツ（新潟県）

★日付：2024.10.27（日）

★天気：晴れ

★山行形態：山岳会山行、アルパインクライミング

★メンバー：佐藤（L）、羽田、木村

★感想：

（佐藤）全てリードさせていただきました。ルートのコンセプト通り、テンションA0せずにフリーで登れました。トラバースが多いですが5級以上のピッチが連続するので登りごたえはあると思います。Rfは何度か山宮さんの無線によるお助けがありましたが、大きく間違えることはなかっです。途中のクラックは5.10cはありそうなハングしたフィストでした。フォローの皆さんすみませんでした。

（羽田）マルチピッチクライミングは、同じルートを最低3回は、行ってみたいと思ってます。過去2回ともスリングに導かれサクッと行ったうめぼし岩で、今回は早く右にトラバースしようと手こずっていたらトランシーバーから山宮さんのアドバイスでクリアしトラバースから終了点へ。高度感満点のパノラマトラバースを楽しみにしながら9P目の佐藤さんが選んだクラックの面白そうな薄被りルートで苦戦しました。登り返しの要領でスリングでアブミを作りなんとか登れました。フリースピリッツは高度感満点で厳しい登りもなく浮き石と石灰岩のとがった岩を気にしながら上手く弱点をついた私は楽しいルートです。佐藤さんがプロテェクションをしっかり良くとってくれたお陰で安心して登れました。古いハーケンや体重をかけれない終了点ではカムが必要だと実感しました。雨だれで岩の侵食や木々が伸びたのか1Pとパノラマトラバースはスタンスが見えにくく自然環境がアルパインの面白さなのかとも思いました。

（木村）佐藤くん、羽田さんと3人パーティーで登攀しました。余力があれば簡単なピッチをリードでもと思いましたが、高度感とピッチ数の多さに圧倒されたのと、日没のトップアウトが心配されたので、全ピッチ、佐藤くんにお願いすることになりました。ルートは、絶妙に弱点をついてトラバースしながら南壁ピークに登っていきます。フォローでもトラバースは緊張しますが、こまめに中間支点を取ってくれたおかげで安心して登れました。所々に現れる難所でルーファイ力が試されます。突破力の高い人は難しいルートでも難なく熟しますがフォローで登る我々には厳しい場面も有りました。ルートの名に背きA0を多用してとにかく時間を意識して登りました。手こずったピッチも有りましたが、なんとか残業せずに下山することが出来ました。来年は、登攀力を上げてツルベで登りたいと思いました。

★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。

　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7417909.html