杉滝岩(新潟県)

★山域:杉滝岩(新潟県)

★日付:2024.09.23(月)

★山行形態:山岳会山行、アブミ講習&トレーニング

★メンバー:進藤み(L)、進藤ま、山宮、羽田、土田忍、土田貴、木村、佐藤

★感想:

(進藤み)皆さん思っていた以上に飲み込みが早く感心しました。見ていて感じた事ですがアブミに集中し過ぎてロープをかけ忘れている場面が何度か見受けられましたので注意してください。あと忍さんが登攀中にアブミを落とすというアクシデントがありましたが少し焦ってはいましたが、その場でスリング等で色々駆使し最後まで登り切っていました。良い経験だったと思います。きっと本番で落としたとしても対応できるでしょう。それと皆さん時間が掛かり過ぎている様なので当日までにアブミの手順をしっかり覚えスムーズにアブミ登攀出来る様に明星山左岩稜に向けて練習頑張ってください。

(進藤ま)生憎の天気のなか集合時間よりも早く来て濡れた岩の競技会ルートやマドンナを登っている参加者を見て偉いな〜凄いな〜と感心しました。午前中は大降りもせずに…でもシトシトと雨が降るなか東屋で巻込みのやり方を講習。皆さん思ったよりもスムーズに出来ていました。雨がやんでから「キョンシー」を実際に山宮会長からアブミで登ってもらいアブミの登り方を講習してから参加者全員にTRでアブミを使って登ってもらいました。お昼休憩後に上のアブミルートへ。雨はやんでいましたが沢登り状態の濡れ濡れの下部を登り取付きへ。全員にリードして貰う予定なので準備が終わった人から登ってもらおうとしたら何だかんだで私が一番手でリードする事になりましたが1年ぶりのアブミ登攀はスムーズに気持ちよく登れて良かったです♪上でセカンドビレイしながら隣のルートを登る13クライマーの佐藤君の登りを間近で上から見ることができ何だか得した気分でした♪左側のルートを忍さんがリードで登っていた時にテラスから上段のこれからっていう場所でアブミを落とすアクシデントがありました。実際にそういう事もあり得る事なので現在持っている道具の中から使えそうなスリングでアブミを作ったりセルフに荷重を移してアブミを回収し上へセットするなどして終了点へ無事にたどり着きました。大変だったとは思いますが良い経験になったと思います。その後佐藤くんがフォローで登る時にアブミ無しで登ってみましたが見事に登りきり(テラス上の所はアブミ使ったけど使わなくても登れそうですと)体感どれくらい?と聞くと10cd位とか…それくらいなら今度試してみようかなと思いました。2ルートを参加者各々がリードとフォローで登っている間にあっという間に17:00過ぎてる!!クライムダウンでは時間が多少掛かるので今回は懸垂下降で一気に降り無事にアブミトレ講習終了となりました。明星山左岩稜の参加者は本番までまだまだ時間はあるので現場でテンパる事のない様に皆で声掛けあって練習励んでください!

(山宮)写真や動画の自分の後ろ姿があまりに太っていて驚愕した!ただのデブじゃん!!!ダイエットしないと!!

(羽田)久しぶりにやって、道具を使うのは楽しいな~。身体で覚えてるから、忘れてないんだなぁ~って思いました。左岸稜のリードを、楽しくスイスイと登る為に杉滝アブミルートを何回も繰り返し練習しました。Zになったり、アブミと岩の間にロープが挟まったり、ハーネス回りをすきっりさせないと、ひっかかったり、ゲレンデの練習で、自分が完璧に行けると自信を持ち、左岸稜に行って、もう終わったんだ~と思う位、サクサク、楽しく行きました。本番で、モサモサしてたら もっと練習してから来てよ~と思います。貸切なら、いいですが、マルチピッチは時間の概念を頭に入れて、ギアの回収、セット、全てをしっかりゲレンデで練習してアルパインやマルチピッチの本番を楽しみめると思い、なかなか上達しないクライミングを修行中です。

(土田忍)東屋、キョンシーで練習したアブミの登り方は、長いアブミルートでは実践しようとしても最初はなかなか上手く登れませんでした。1本目右のルートを佐藤くんのフォローで登ったあと、左のルートをリードで登りましたが、大量のクイックドローを持って行くのでアブミが扱いやすいようにクイックドローは肩がけギアラックに、アブミはハーネスの両サイドにと分けました。重い慣れない肩がけのギアラックとアブミの扱いに注意が行ってロープをクリップし忘れたりしたのと、アブミと一緒にクイックドローをセットするのはクイックドローの向きが気になったので、慣れるまではクイックドローをセット→ロープをクリップ→アブミをセットという流れで登ることにしました。Zクリップや、回収してセットする前のアブミを潜ったロープをクリップしたりと、色んなミスをやらかしましたが、それでも山宮会長や経験者の方々の下からのアドバイスでだんだんとコツを掴みスムーズに登れるようになってきだした矢先、ギアラックからアブミを落すというミスをしてしまいました。原因はハーネスで締められ跳ねたジャケットの裾がカラビナのゲートに噛んでいて閉まりきっておらず何かの拍子に落ちてしまったんだと思います。またまた山宮会長からアドバイスを貰いながら、スリングやセルフビレイコードを使いなんとかトップアウトすることが出来ましたが、起こり得るトラブルを練習で経験出来たのは良かったと思います。次のアブミをセットして、とりあえずという感じで1番下の段に足を乗せるのを効率が悪いと注意されたので、下の段には足を乗せないように注意することと、羽田さんが軽やかにトントンと壁を突いて上手くアブミの段を上げて行く様子が印象的だったのですが、自分もその登りが出来るよう反復練習に励みたいと思います。

(土田貴)初アブミでした。最初はほったて小屋でアブミの構造、使い勝手が良い道具の種類、使い方など基礎的な事を学びました。講習に参加する前はどういう手順でどういった原理、場面で使うかよくわかりませんでしたが百聞は一見にしかず。でした。次は下の岩でトップロープで皆んなで一本ずつ実際にアブミで登る。まず山宮さんがお手本を。スイスイ簡単そうに登っていきます。羽田さんは軸が安定してて階段を登るようスムーズでした。お二人の良いイメージを持って挑みます。最初は必要以上に腕の力を使う動作が多かったですが山宮さん進藤夫妻のアドバイスを受けアブミの巻込みの位置、腰の高さ、適所での腕の使い方を意識しだんだんコツがわかってきました。最後は実戦を想定して上の岩場へ。フォロー(左ルート)とリード(右ルート)で1本2ルート登りました。思ってたより順調に?登れたような気がします。リードでも腕はパンプしなかったです。ギアの掛け替え作業等は慣れが必要だと感じました。長時間に渡り遅い時間まで熱い指導、見守り本当にありがとうございました。教わった事は今後の山行に活かします

(木村)明星山のために急遽開催頂き有難う御座います。現地に到着したらスラブ壁が沢の様になっていたので心配しましたが、予報通り午後から取り付くことが出来ました。アブミは、ピンポイントで使ったことはありますが1ピッチフルでの登攀は初めてでした。雨が止むまで行われた座学にて、以下を意識して登ろうと思いました。

①脱力のパワーセーブとレストの活用
→足を畳み込んで踵をお尻に乗せる、テープに手首を通し腕を伸ばす。
②遠いピンを想定しアブミの最上段への乗り込み
→上段に足を掛けてからスメア側の足を壁にトントンしながら徐々に立ち込んでいく感覚を掴みました。
(古のツールは、羽田さんが参考になりました。)
③手順の自動化
→QD→QD上ビナにアブミ→乗り移り→ロープクリップ→アブミ回収
④ギアの確実なラッキング
→ギアラック収納時の目視確認と引っ張り確認
 アブミを取り扱う時はテープに手首を通してから作業をする。

25mスケールでリード1p、フォロー1pを通して力技で登ると直ぐにパンプします。落ち着いて手順を反復し脱力とレストが重要です。ギアは丁寧に取り扱わないと落下させる可能性があります。自分だけではなく、後続のクライマーも危険にさらされます。登りやすいようにギアには一工夫凝らしたほうが良いです。アブミの握り込みがし易いよう大きめのオーバルビナに変えようと思います。低身長なのでどうしても届かない場合に備え、コングのパニックのようなチョンボQDの導入を検討します。アブミルートは、支点が細かいため、球切れを起こす可能性があります。ランナウトに気を付けてQDも回収します。最終的には…。A1しないでフリーで抜けれるようにクライミングの練習に励みます!アブミトレ開催頂いた事務局に感謝です。現場で泣きが入るところでした…。反復練習の際にはお声がけしますので付き合ってください。

(佐藤)エイドルートはスムーズにリードできたと思います、しかし右ルートのリードを終えた頃には左ルートのフォローが来ていました。まりこさん、羽田さんは動きが洗練されていました。今後はスピードを意識したいです。また左ルートはフリー化できそうでした。フォローでだいたいフリーで行けました。掃除は必要ですが、ロケーション○、長さ○、支点○、ピン間隔○(近すぎかも)でした。5.10c位だと思います。

★山行の詳細はヤマップにアップしてあります

 https://yamap.com/activities/34634840

 https://yamap.com/activities/34635249

まだ雨が降っているので東屋でアブミの巻込み練習
上のアブミルートに行く前に「キョンシー」で山宮会長がアブミ登攀しながら解説
各自1回登ります
アブミ登攀中
上のアブミルートに移動
左右のルートをリードとフォローで登ります
アブミ登攀中
進藤み(L)と山宮は下で見守り&指導中(ヤジを飛ばしてるだけかもw)
アブミ登攀中

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。フリークライミング、クラッククライミング、アルパインクライミング、アイスクライミング、沢登り、山スキーなど幅広く活動しています。

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