★山域:大荒川 西小倉沢(五頭山)
★日付:2024.08.24(土)
★天気:曇り
★山行形態:山岳会山行、沢登り
★参加メンバー:進藤み(L)、山宮(SL)、進藤ま、銅谷、渡辺、高橋、坂井、風間、廣澤、土田忍、土田貴、佐藤
★コース:松平山登山口→一般登山道を外れ大荒川本流の入渓地点へ→大荒川本流入渓地点→7m滝→大荒川本流と小倉沢の分岐(3:1)→芳兵衛の滝→2段10m滝→三十三間滝→東小倉沢と西小倉沢の分岐(1:1)→12m滝→西小倉沢途中で支沢に入る→五頭山五ノ峰と四ノ峰の間の登山道に合流→五頭山五ノ峰→赤安山→赤安山登山口
★コース状況:(2024.08.24現在)
◆大荒川西小倉沢
・2段10m滝と前衛滝と三十三間滝の3箇所でロープを使って登攀。
・西小倉沢の12m滝は左壁から高巻きました(念の為、お助け的にロープをフィックスしました。)が右のルンゼからの高巻きが簡単かどうか偵察がてら進藤みと山宮が登ってみた結果、左から高巻くより簡単だし安全でした。
・他にも高巻く滝が何箇所かあります。(もちろん直登できる人は直登してください!!)
◆五ノ峰と四ノ峰の間の登山道への支沢の詰め
・支沢は水が無くなるまで詰めその後傾斜が強くなったら右へトラバース気味に藪漕ぎ数分で登山道に合流します。(そのまま傾斜が強くなる支沢を詰めると四~五ノ峰の合流部より標高の高いところで登山道に合流します。)
◆大荒川本流の入渓地点までのアプローチ
・現在松平山登山道の出だしの沢には橋が架かってないです。(橋の改設工事が完了してないので一般登山はNG。)
・松平山登山道は以前よりも草木の繁茂が激しくなく歩きやすかったです。
◆五頭山五ノ峰~赤安山登山口までの登山道
・五頭山の登山道はしっかり整備されていて問題なく歩けます。
・赤安山の登山道は数か所で草木の繁茂が激しく藪ってるところがあります。
★感想:
(進藤み)今回は水遊びの前川大滝沢のつもりでしたが天気が…それで前川よりグレードが少し高くなりますが沢の技術力向上と思い西小倉沢にしました。皆さんの感想を見て楽しんでもらえた様なので良かったです。メインの三十三間滝は前衛を含め事前の打合せ通り時間を掛けずに12名が安全に登り終えられるシステムで行いました。しかしそれでもこの区間だけで約2時間掛かりました。リード者はともかく、それ以外は安全は大前提ですがもう少しスピードアップが必要だと見ていて感じました。ここからはお願いになるのかな〜?小滝等でチャレンジしていれば別ですが人数が多い場合は苦戦している人が居たら足を押さえる、体を押してあげる、肩を貸す等積極的にサポートしてくれると有り難いです。それと高巻いている時に多いと思いますが抜けそうな草木、動く岩などホールド・スタンスに危険が感じられた時は次に通るメンバーに状況を伝える事等とても大事なのでよろしくお願いします。最後に皆さん分かっていると思いますが沢登りは水遊びくらいに感じがちですが、ほぼフリーで濡れた岩や泥壁を幾つも越えて行く様なものなので簡単な所でも一歩間違えば大怪我です。残念ですが今回も足を15針縫うという大怪我が起きてしまいました。自分もそうですが沢だとはしゃぎ過ぎる所があるので沢登りもクライミングの一つと思い総合力を上げていきたいと感じました。ですがフリークライミングは落ちて強くなる、沢は絶対に落ちてはいけないのが前提です。今週の例会に参加出来ない人も多いと思うので長文となりましたが、ここ最近の沢登りでリーダーをして感じた事でした。
(山宮)前衛滝と三十三間滝をリードしましたが緊張感もなく普通に登れて良かったです。いつもは巻いていた滝を佐藤さんがリードしてフォローで登りました。難しいというよりヌメっているのにノープロだとちょっと・・・という滝でした。佐藤さんがトライカムでプロテクションを取っているのを見てトライカムありだなと思いました。先日の弥彦の滝ノ沢の会山行ではそんなに虫に刺されなかったのに今回の五頭ではたくさん刺されてかゆいです。やはり五頭の沢は虫核心!!
(進藤ま)今回も12名と大人数でした。私は割と最後尾にいましたが高巻きとかは皆が滑ったりした後とかで更に足場が悪くなり怖かったです。しかも最後って誰も助けてくれる人がいなので登れなかったらどうしよーーってドキドキでした。今回私は最後の詰めを前回(2021年に行った時)同様に四ノ峰と五ノ峰の間の登山道に出れるように皆を誘導する大事なナビ係りでした。間違って最後の詰めを1時間も藪漕ぎしないように分岐ではしっかりと道案内し無事に数分の藪漕ぎで登山道合流出来た時は本当に安心しました。全体的に見て皆さんスムーズに登れていて厳しい高巻きもそつなくこなしている様でしたが、皆が安全に楽しんでいる裏では全員に気を配り、しっかりとフォローしてくれる存在がいる事を認識すると共に次回はフォローする側へと成長し次へ次へとに繋げていって欲しいと思いました。それにはただ単に後ろから着いていくのではなく滝を見てこの滝は登れるのか登れないのか?登れるならどのラインなら登れるのか?登れずに高巻きするならどこから登って沢に復帰するにはどこから下降したら安全なのか?という目を養う為にも常に考えながら遡行して欲しいと思いました。(偉そうに書いてますが私も頑張らないとです!)あと満さんも書いていましたが自分で危険だな(触った岩が動く、木が抜けそう、足元が滑りやすい、崩れそう等々)と感じた事や前の人からの伝達事項は必ず後続の人達へ確実に伝えて欲しいと思いました。辛そうにしている人をサポートするのも大事なことです!!そういった行動が無事故へと繋がります。暑い日の沢登りはとても気持ち良く大勢で行けばワイワイと楽しいですが沢登りは本当に危険がいっぱいなので事故や怪我の無いように皆さんがフォローしあい楽しい山行にしていきたいですね♪そうそう今回私はラバーにしましたが私的にはフェルトが良いと思いました♪
(銅谷)西小倉は行った事が無かったので場所が変更になったおかげで行けて良かったです。足が着かない場所で水圧で押し返され、満さんのお助けスリングで登れたのに滑っておかわりする羽目に。(水圧が強く下に流されて行く時に岩にぶつけたらしくスパッツに血がついていましたが、そのまま見ないで山行を楽しみました。車について見たら凄い傷で縫う事に。今回もご迷惑かけてすみません。)そこで結構体力を奪われてしまい。最後の詰めの登りで疲れました。普段からラバー派だけど今回はフェルトが良かったのかなと思いました。
(渡辺)高巻きが厳しいと聞いていたので、特に苦手意識があり緊張していました。ロープを出してもらったので、落ち着いて登ることができました(ロープなかったらどうだったか…)ありがとうございました。帰宅後、ヒルがズボンに一匹、洗濯後に一匹出てきて驚きました。
(高橋)行ってみたかった沢の一つではあつたので、会山行で行けて良かったです。藪漕ぎもない良いルートが分かったのでレベル上げてチャレンジしたい沢にしたいです。
(坂井)去年の米子沢からほぼ1年ぶり2回目の沢登りとなりました。米子沢とは見た目から違った沢っぽさにはしゃぎすぎて、序盤で体力を消耗しすぎました。沢沿いは思ったよりも涼しく、後半はなるべく濡れないようにする羽目になりました。足のつかないところでお助けロープを使わないでいたら流れに逆らえず登れなかったり、足を滑らして2回落ちたのが反省点です。ぬめるところは慎重に判断せねば…。会山行だったので、リードしてもらって見守ってもらってで楽しい思いだけをさせてもらいました。天気も晴れてとても楽しい山行でした!今後も経験を積んで沢登りに慣れていきたいです。
(風間)ロープを掴んで登ってしまった場面が何度かあり、自分の未熟さを痛感しました。経験を積んでスムーズに登れるようになりたいです。リードで引っ張ってくれた佐藤さんをはじめ、皆さんのおかげで楽しく登る事ができました!ありがとうございました。
(廣澤)今回の目標の「落ちない」を達成することができました。しかし、なんともないところで転び、膝を打ってしまったことが残念でした。気をつけて歩きます。また、沢登りの高巻きは、スリル満天でした。沢登りでは、いつもリードしてもらってばかりなので、リードできるようにレベルアップしたいです!今回もありがとうございました。
(土田忍)小倉沢は、鬱蒼とした雰囲気の弥彦より、少し景色の開けた水量の多いダイナミックな沢でクライミングも存分に楽しむことが出来ました。今回はロープを出す箇所では落ちない、ごぼうをしないを目標に登りなんとかクリアしましたが、最後の高巻きで立ったままの姿勢で2m程滑り落ちてしまいました。渋滞気味で前を登る人に近すぎたので、距離を取ろうと少し下がったときに崩れやすい土の上を滑った感じです。何でもない箇所(といってもこの高巻きは厳しくて自分にとっては今日イチの核心でした)で良く事故が起きると思うので、特にそういうパートでは気を引き締めて注意したいと思います。
(土田貴)初めての沢が(自分にとっては厳しい)弥彦の滝ノ沢で良かったと思えた山行でした。今回はリラックスして楽しみながら遡行することができました。地形を観察して登りやすそうなラインをいってみたり、滝の中での体の使い方など前回よりは上手くできたかなと。。ただロープを出す登攀要素が高い所はまだまだ修行不足を実感です。それと西小倉沢は高巻きが何箇所かあるのですがなかなかシビアでした。以前山宮さんがおっしゃってた「巻きが意外と悪かったりする」を再認識。会山行の場合は経験豊富な方々がついてますが、個人の場合は巻くのか、登るのか沢登りで重要な判断力が必要になってくると思います。今後はそういった目も養って経験を積んでいきたいと思います。※余談:帰りのラーメン屋さんで足から血が出てるのを発見(2箇所)帰宅後ズボンを洗濯しようとしたらヒルが出てきて飛び上がりました。。
(佐藤)三十三間滝の前衛滝はここしかないというトラバースラインでした。本体は残置もありⅢ級程度なので、リードの練習に良さそうです。また、最初の方にもロープを出せば十分登攀可能な滝があることが判明しました。(Ⅲ+、残置あり、左岸にfixあり)下山の登山道は単調すぎるので、次行くなら沢下降をしたいです。
★山行の詳細はヤマップとヤマレコにアップしてあります。
https://yamap.com/activities/34008760
https://yamap.com/activities/34012401
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7180262.html





















