瑞牆山 小面岩 一刀(山梨県)

★山域:瑞牆山 小面岩 一刀(山梨県)

★日付:2024.08.17(土)

★天気:晴れ

★山行形態:個人山行、マルチピッチクライミング

★メンバー:佐藤(L)、吉川、山宮

★ルート状況(2024年8/17現在のものです。)

・メンバー全員が初見でしたがアプローチのパノラマコースは踏み跡がしっかりとありケルンもあって迷いませんでした。パノラマコースから外れ小面新道に入ってからは少し迷いました。

【小面岩 一刀 5P+α 5.11b】(ルートグレードは参考にしたトポ図からで、詳細については山宮の個人的な感想です。)

1P(25m 5.9)(佐藤リード)
・ワイドクラックはオフウィズスで序盤はフェースのホールドの拾えるので何とかなりましたが後半は完全なワイドで苦戦しました。今年はワイドのショートルートを何回かTRで登らせてもらっているので少しはマシでしたがカムエイドもしながら突破。

2P(25m 5.11a)(佐藤リード)
・出だしの灌木からフィンガークラック基部まで右下がりのトラバースが若干悪い。オーバーグレードのフィンガークラックは最初から諦めてA1で登る。
・終了点はトポ3P目(次のテラスまで1段登る)を繋げて奥の灌木で構築。

3P(25m 5.11b)(佐藤リード)
・出だしのシンハンドが悪く離陸できなかったのでA1で登りました。中間のハンドは良い感じで決まりましたがフェースのスタンスが拾えずクラック真っ向勝負なのでここでも無理せずA1で突破。
・次のピッチ(トポ5P目 左にトラバースしてから岩の間を登る)は一応リードのビレイはしたがノープロで登れたのでフォーローはビレイなし。

4P(20m 5.7)(佐藤リード)
・奥の下からバック&フットで登る。奥に行くには手前の岩の間をすり抜けられないので右から1回登って奥へクライムダウン。バック&フットは決まるが適度に濡れてて足が滑って冷や冷やした。
・次のピッチ(トポ7P目 ガレ場を左上)は一応リードのビレイはしたがノープロで登れたのでフォーローはビレイなし。

5P(25m 5.11a)(佐藤リード)
・左上というよりほぼ左へトラバースするハンドクラックをヒールフック等を駆使しながら登ってカンテに出たら立ち上がると最後に数手の5.11a程度のフェース。出だしヒールフックを使うムーブは苦手でA0で突破。最後のフェースの数手も『クラック閉じてるじゃん』と諦めA0で登る。(登り終えてトポを見ながら佐藤さんと会話して最後の5.11aはクラックじゃなくフェースだと分かる。)

下降
・一応ロープを結んだままノープロで瑞牆山山頂の方へ歩いて行く。ケルンもあって迷わず懸垂下降支点を発見してそこから50mダブルロープ2本で1回懸垂下降して地面へ。

★感想:

(佐藤)5.11b 8p を吉川さん山宮さんと。2p目のフィンガーでパンプして落ちました。その他はオンサイトできました。来年再度トライしようと思います。

(吉川)カムエイドの練習ができました。

(山宮)11台のクラックは今の自分にとってオーバーグレードでフォローでも登れませんでした。(A1で突破。)ワイドもA0ありで苦戦しました。(今年何回かワイドを登ってなければもっと苦戦したかも・・・)オールリードしてくれた佐藤さんは2P目のフィンガークラックで1回フォール(本人曰く『パンプした』)しましたがその他は全てOS。レベルが違いました。『また来年挑戦しましょう!』と佐藤さんから言われましたが・・・11台のクラックはフォローで登れるよう、ワイドのピッチはリードで登れるようトレーニングしたいと思います!

★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。

 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7156702.html

1P目をリードする佐藤
2P目をリードする佐藤
2P目を見上げる
3P目をリードする佐藤
4P目をリードする佐藤
5P目出だしの左へのトラバース
頂上の終了点
クライマーが見える
こっちにもクライマーが見える
のんびり眺める
下降は懸垂下降1回で地面まで

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。フリークライミング、クラッククライミング、アルパインクライミング、アイスクライミング、沢登り、山スキーなど幅広く活動しています。

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