北岳バットレス第4尾根主稜(南アルプス)

★山域:北岳バットレス第4尾根主稜(南アルプス)

★日付:2024.08.10(土)~11(日)

★天気:8/10 晴れのち曇り、8/11 晴れ

★山行形態:個人山行、アルパインクライミング

★メンバー:進藤み(L)、進藤ま、荒木、佐藤

★コース:広河原→白根御池小屋(テン泊)→大樺沢二俣→(C沢D沢中間尾根)→下部岩壁基部→(第5尾根支稜)→(Dガリー)→(横断バンド)→(Cガリー)→(ヒドンスラブ)→第4尾根主稜取付→(第4尾根主稜)→北岳→北岳肩の小屋→白根御池小屋→広河原

★感想:

(進藤み)足並み揃ったメンバーで前日の取付き迄の偵察、登攀用具のデポのお陰で一番手でスタートでき、後続に抜かれることもなく終始貸切り状態で9:00過ぎには登攀終了、10:00過ぎには北岳山頂、その後、肩の小屋でカレーライスを頂き時間がまだ早かったのでそのままテント撤収し下山しました。天気にも恵まれ最高のバットレス堪能出来ました。次回バットレス行く際は荒木くん、佐藤くんに鍛えてもらって経験を積んでください。ヘッデン登攀も楽しかったです♪

(進藤ま)アプローチは変わらず辛かったですが登攀に関しては厳しく感じる所はなく6年前より成長出来ているんだなと感じました。ですがやはり高所&テン泊装備歩荷は辛すぎでした。荒木くんと佐藤くんには今回の経験を生かし、まだ北岳バットレスを登った事のないNCCのメンバーをたくさん連れて行って欲しいです。2人なら大丈夫です♪今回初めてヘッデンを点けてのナイトクライミングを体験しましたが今後も暗い中での登攀もあるかもしれないので杉滝岩で練習するのも有りだなと思いました。あと後続パーティが4尾根2ピッチ目位までは見えていましたがマッチ箱懸垂後は見えなくなっていました。後日その後続パーティの方のヤマップが公開されていたので見たら、だいぶ遅い山頂登頂だったようで改めてロープワークの大切さを感じると共に皆さんもロープワークをシッカリと練習し習得してもらいたいと思いました。

(荒木)荒天予報のため一時中止となった山行でしたが、一転して素晴らしい天候の中での山行となりました。 ペアを組んでいただいた佐藤さんには偵察の段階から登攀中まで、アルパインに関する様々なノウハウを教えていただき、非常に勉強になりました。ルートのグレード感としては、フリーで杉滝の5.9クラスを登ることができれば、高度感もむしろプラス要素で楽しめると思います。今回の山行では、自分の未熟さ、経験値の低さを痛感しつつも、アルパインの素晴らしさを改めて実感することができました。

(佐藤)トポの記述が信じられず途中でよくわからなくなったのでクライムダウンする一幕あり。単純に経験不足によるものと思います。まだまだです。また、進藤夫妻の素早いロープワークにあらためて驚かされました。気づいたら1時間も差がついていました。

※山行の詳細はヤマップにアップしてあります。

 https://yamap.com/activities/33712193

8/10、白根御池小屋でテン泊
8/11、第5尾根支稜でナイトクライミング開始
2P目
2ピッチ目終了点からコンテで進み途中から登攀開始
3ピッチ目は横断バンドをトラバース
Cガリーをヒドンスラブのあるところまで登ります
ヒドンスラブを登る
ここから第4尾根主稜。先ずは1P目
2P目
マッチ箱をクライミング中
マッチ箱からの懸垂下降準備中の佐藤と荒木
映えます
6P目登攀中の進藤夫妻
7P目を登攀中。8P目トラバースと9P目城塞ハングも見えます。
進藤みが最終Pを登って進藤夫妻は登攀終了
荒木、佐藤ペアも登攀終了
後は歩いて一般登山道に合流する
北岳山頂で記念撮影
時間が早かったので白根御池小屋のテントを撤収してその日のうちに下山

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。フリークライミング、クラッククライミング、アルパインクライミング、アイスクライミング、沢登り、山スキーなど幅広く活動しています。

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