一ノ倉沢衝立岩中央稜(谷川岳)

★山域:一ノ倉沢衝立岩中央稜(谷川岳)

★日付:2024.05.11(土)

★天気:晴れ

★山行形態:個人山行、アルパインクライミング

★参加者:進藤み、進藤ま、山宮、佐藤

★ルート:谷川ベースプラザ→一ノ倉沢出合→(一ノ倉沢の雪渓を登る)→テールリッジ基部→(テールリッジを登る)→中央稜取付→(中央稜9Pを登攀)→衝立の頭→北稜下降路の懸垂下降支点へ移動→(ピナクルまで6回の懸垂下降)→ピナクル→衝立前沢に合流→(衝立前沢を下って最後に懸垂下降1回)→一ノ倉沢に合流→( 一ノ倉沢の雪渓を下る)→一ノ倉沢出合→谷川ベースプラザ

★ルート状況:(ルートグレードは参考にしたトポ図からで、あとは山宮の個人的な感想です。一ノ倉沢の雪渓の状態は2024年5/11現在のものです。)

◆一ノ倉沢出合~テールリッジ基部
・一ノ倉沢出合まで雪渓はありませんが少し沢を歩けば雪渓になります。雪渓の出だしは微妙ですが、テールリッジ基部まで雪渓通しで歩けます。
・雪渓歩きに慣れてない人はチェーンスパイクがあると安心だと思います。(雪渓の雪は例年同時期に比べるかなり緩んでいる感じがします。)

◆テールリッジ基部~中央稜取付
・岩が乾いている状態なら問題なく歩けますが濡れているときはスリップ注意!(雨や朝露で靴が濡れるのを嫌がってアプローチシューズ以外の靴を履いてきたり軽さを求めトレランシューズを履いてきたりすると濡れている岩では滑って怖いらしいです。靴が濡れることは諦めクライミング時用の替えの靴下を携行してくることをお勧めします。)

◆一ノ倉沢衝立岩中央稜(3級、Ⅴ-)
・①進藤みー進藤ま(進藤み:奇数Pリード)、②山宮ー佐藤(山宮:2、5、7、9Pリード)で登りました。(9ピッチで登りました。)
・ルートは過去に登った時と比べて特に変化はなかったので各ピッチの詳細については割愛します。(詳細を知りたい方は過去ブログで確認してください。)

◆衝立の頭からピナクル(北稜下降)
・北稜の懸垂下降の回数は50mダブルロープ2本で6回、衝立前沢で終盤に50mロープ1本で懸垂下降を1回。
・各懸垂下降支点はしっかりしてました。
・詳細を知りたい方は過去ブログで確認してください。

★感想:

(進藤ま)3回目の谷川岳登攀で初めての取付き一番乗りできました。待ち時間なく快適に登れて良かったです。前回中央稜を登った時は合わせて4時間程の待ち時間があり5ピッチ終了点で時間切れ敗退だったので今回は全てをマルチで登れ北稜下降も出来たので大満足の1日でした♪中央稜は終了点の他に懸垂ポイントがあり、どこで切ったら良いのか少し迷いました。北稜下降では、やはり谷川岳では繰り出し式の懸垂下降は必須だなと確信しました。装備として北稜下降時に木を掴んで降りるのでホームセンター等で売っている薄手の皮手袋を持っていった方が良かったなと思いました。

(山宮)敗退を含めて7回目の中央稜。緊張感もなく高揚感もなくサクッと登って終了しました。

(佐藤)岩が信頼できず、動きが悪かったです。先行Pの進藤さんたちにかなり遅れをとってしまいました。それなのにほぼリードを譲ってくれた山宮会長に感謝申し上げます。また、雪渓の歩行やマルチ懸垂等、実践的な経験を得ることができました。今後も通ってプアプロ、ランナウトへの耐性をつけたいです。

★山行の詳細はヤマップ&ヤマレコにアップしてあります。

 https://yamap.com/activities/31688707

 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6795693.html

初一ノ倉沢の佐藤に各ルートを説明中
テールリッジの登り
1P目リードの佐藤
3P目フォローの進藤ま
4P目フォローの進藤み
3P目終了点でビレイする佐藤
4P目リードの佐藤
衝立の頭から北稜下降
北稜下降は空中懸垂もある
衝立前沢の最後は懸垂下降
記念撮影
記念撮影

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。フリークライミング、クラッククライミング、アルパインクライミング、アイスクライミング、沢登り、山スキーなど幅広く活動しています。

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