★山域:南沢大滝(八ヶ岳)
★日付:2024.03.09(土)
★山行形態:個人山行、アイスクライミング
★メンバー:進藤み、進藤ま、宮崎、土田忍
★感想:
(進藤み)二週続けての南沢大滝でしたがシーズン後半のためとても登りやすい氷の状態で楽しく登れました。同行の宮崎さん、忍さん、二人ともに何本も登って頑張っていました。(動いていないと寒かったからかな?)まだ数週間は八ヶ岳はアイス大丈夫そうなのでまた訪れたいです。
(進藤ま)2週続けての南沢大滝でしたがどちらも満さんにリードしてもらい(リードしようかなと思いましたが穴だらけでスクリューを打つ場所が微妙なのでしませんでした)TRだったので3本連続して登ったりして存分に楽しませてもらいました。氷壁は穴だらけでしたが、なるべく穴は使わずアックスを打ち込む事を意識して3/2は5〜6本、3/9は9本登りました。両日とも大盛況で3/9は1番多い時で7本のロープが下がっていて人間は20人以上、諦めて帰っていくパーティもいました。やはり早め早めの行動が大事ですね。そんな大勢が一斉にTRで登っているなかで他の方が1本を登っている間に満さんや私は2〜3本は登っている感じで、やはり疲れない登り方は凄いなと思いました。
(宮崎)会山行予定だった谷川岳東尾根は3/9~入山禁止になり計画がやむなく中止になったので、進藤夫妻の八ヶ岳・南沢大滝のアイスクライミングに同行させて頂いた。
例によってNCCの早朝行動は早い。ので、土田忍さんと私は八ヶ岳山荘の仮眠所での前泊とした。3時に起床して出発準備。5時に赤岳山荘で進藤夫妻と合流。6時半頃大滝に着いたがまだ誰もいない。アイスは、年末の裏同心ルンゼ、仙人沢に続いて3回目のよちよち歩き。少しでも雰囲気に慣れたいと同行を願った。小滝の氷壁を右にみながら進むと間もなく大滝が現れた。眼前を覆うような規模に驚く。縦横50メートル近い大氷壁。高さもさることながら、幅広の氷瀑が垂直にそそり立つ様には圧倒される。“よちよち歩き”には、とても登れそうもない(>_<)気温マイナス15度。サージカル手袋にテムレスのVBL(防寒システム)だが指先の感覚がない。中間に薄手の毛手袋で感覚を取り戻す。風がないのがありがたい。満さんが、例によってスルスルとリードで登って行く。ところによってハングしているところもあるが、よく見ると氷壁に凸凹がそれなりにある。仙人沢のときはほとんどツルツルの氷だったので、アックスやスパイクの打ち込みに苦労したが、凸凹があれば何とかなるかも知れない。まり子さんから「ぶら下がりと蹴伸び」を意識するように! と云われた感覚がようやく分かってきたような気がする。傍目には、相変わらずへっぴり腰だったろうけど沢山の本数をこなし、ビレイも数多くできたので、実践感覚を会得できたのでよかった。開始1時間余り過ぎた頃から、グループが次々やって来て、いつの間にか幅広の氷壁がロープで埋め尽くされていった。ときどきチリ雪が舞い、落氷も頻繁に発生するので注意力は欠かせない。動かないと寒いので積極的にアックスを握る緊張感で、当初他のグループに目を向けるゆとりはなかったが、次第にそれができるようになってきた。満さんやまり子さんの技量は、他に先んじていました! ワタシ級の者も沢山いたような気がします(笑) もっともここは練習所。そういう人たちいてこその場所なんですね(^-^)アッと云うまに時刻が1時を回っていた。寒くて帰り時刻まで身体がもつか、の心配がウソのように時が刻んでいた。疲労で足腰重くなってきた。そのくらい登り返すことができた。帰り時刻になってきたようだ。沢山のロープに揺れた氷壁にもゆとりができていた(笑)途中で進藤夫妻と分かれて、八ヶ岳山荘に着いたのが4時頃。ここの天ぷらデンコ盛りの天ぷらそば・うどんは、「山賊定職」と並んで旨い。今回は「下山風呂」をパスして頂いた。アイスクライミングにも満たされた味でした\(^o^)/追伸、新潟から八ヶ岳山麓まで高速で5時間の遠路。毎週のように通う進藤夫妻には脱帽です。私にはできません。お世話になりましたm(__)m
(土田忍)林道を進むとキンキンに冷えた3月の八ヶ岳にしては真っ白な雪景色 南沢大滝まではトレースがあったから良かったが、大滝が近づくにつれテムレスでは指先がジンジンと痛むほどの寒さ。大きな壁のような南沢大滝へは一番乗りだったが、大滝に着いた早朝が1番の寒さで、気温は−13℃〜−15℃と危うく指先が凍傷になりかけるくらいの痛い寒さだった(移動の際に使う厳冬期用グローブを持ってくるべきだった) 満さんがリードで登るが、トップロープを掛けて降りて来たくらいからチラホラとクライマーがやって来て、アレヨアレヨと言う間に気が付くと20人以上のクライマーが集まり、TRは最大で7本も下がっていました 今回は今シーズンに始めたアイスの集大成のような登りが出来ればと思っていましたが、前回の仙人沢と同じく、アッチを意識するとコッチがダメダメで、コッチを意識するとアッチがダメダメでという感じで何だかモヤモヤする最後のアイスクライミングとなってしまいました。 イヤ〜、やっぱりなかなかクライミングは難しいです。 来シーズンこそ自分の納得出来るクライミングが出来るように頑張りたい
★山行の詳細はヤマップにアップしてあります。
https://yamap.com/activities/30249016

