蔵王仙人沢(山形県)

★山域:蔵王仙人沢(山形県)

★日付:2024.01.27(土)

★山行形態:山岳会山行、アイスクライミング

★遊んだ氷:ミニ氷柱 

★メンバー:進藤み(L)、進藤ま、銅谷、渡辺、坂井、小池、荒木、廣澤、宮崎、土田忍、土田貴

★感想:

(進藤み)11人と大所帯でリードをする人が誰も居ないなか、どうなるかと思いましたが…非常に硬くほぼピュアアイスのミニ氷柱のリードしびれました(南沢大滝よりも数段厳しかった)皆さんにはバーチカルアイス楽しんでもらえたと思います。アイスは基本が非常に大事なのでしっかり覚えてリードが出来る人が増えると嬉しいです。それにしてもこんなに寒い仙人沢は初めてでした。

(進藤ま)当日の天気予報はまずまずなはずだったのにライザワールドに着いてみるとすっごいガスガスで風も結構あったのでリフト動くかな?と心配しましたが動いたので良かったです♪ゲレンデトップからラッセルをして道を切り開いてくれたお二人の土田さん大変お疲れ様でした!!ありがとうございました。クライマーで混むと思いましたが天気が悪いからかまさかの貸し切りでしたがアイスが初めての方や始めたばかりの方も居たので皆が揃って登り方の講習をした方が良かったし、あちこちにロープを張る時間も無いので今回はミニ氷柱のみで登りました。満さんがミニ氷柱と左隣のミニミニ氷柱をリードしてTRセットしてくれました。今回のミニ氷柱は非常に硬く、ほぼ手つかずのピュアアイス状態だったし、しかも今シーズンはスカート短めでリードは辛かったと思います。満さんいつもTRセットしていただきありがとうございます。私はTRでも辛かったです。現地では寒い上に風が強く天気が回復しないなか本来の素敵な景色の仙人沢を体験できずに残念でしたが皆さんが楽しかったと言っていたのでとてもよかったです♪今回は人数が多いので1人1〜2本しか登れなかったけど仙人沢は他の氷瀑よりも氷が硬くしかもバーチカルで良い練習場だと感じました。まずは糸滝そしてミニ氷柱をリード練習して今シーズンは大氷柱をリードで挑戦出来るように頑張りたいです♪

(銅谷)今年登り始めアイスでした。広い仙人沢をnccで独占でき贅沢な1日でしたが今までになく極寒な仙人沢でした。登りの方は全くダメ。最近は山活もクラ活もしていなくて自分でもモチベーションが上がらず食べまくって太ったので登れない事はわかっていましたが…テンションしまくりでした。貴さんが雪洞を掘ってくれたり。重いからか踏み抜きにハマり荒木くんに助けて貰い。帰りのアプローチではワカンが倒木に引っ掛かり沢側に転ろびさち子さんに助けて貰い…皆さんにお世話になりました。そして!
満さんまり子さんいつもありがとうございます❕

(渡辺)今シーズン初アイスクライミングでした!寒いよ〜と言いながら雪洞を作るのを見たり、ワカンで歩く事も楽しかったです。マイナスの寒さも良い経験になりました。しかし登りは、まだまだでした。進藤夫妻には、リード・回収など毎回お世話になっています。ありがとうございます!

(坂井)初めてのアイスクライミングでしたがとても楽しかったです!道具や装備を貸していただいたりトップロープ張ってもらったり回収してもらったりした進藤夫妻をはじめ、皆様には感謝ばかりです。氷柱の登攀方法を教えてもらいながら練習でき、段々と進藤さんたちの言っていることが分かるようになっていって楽しかったです(なかなか出来るようにはならないですが)。冬季を通して機会が少なく、ヨレて回数もそれほど登れないと分かったので、次回は1つ1つの動作を丁寧に登るよう意識したいです。

(小池)人生初のアイスクラミング。アックスもアイゼンもまともに使ったこともないまま氷に挑みましたが、当然のように跳ね返されました。進藤夫妻から、氷のどこに打ち込むべきか、アイゼンの蹴り込み方、身体のポジションを二等辺三角形のようにすべきなど基礎から丁寧に指導頂きました。ミニ氷柱脇の練習氷は何とか完登出来ましたが、本題のミニ氷柱は1/3ほど登って敗退。ただアックスが氷に上手く刺さった時は爽快でした。課題ばかりですが、特に足の蹴り込みが全く上手く出来ませんでした。フリークライミングで基礎力をつけて、また来シーズン挑みたいと思います。指導やトップロープを張るなだ準備を整えて頂いた進藤夫妻、本当にありがとうございました。

(荒木)昨年末の八ヶ岳に続き、今回は2度目のアイスクライミングでした。ミニ氷柱(TR)の1本目はつい腕に頼ってしまい、すぐにパンプしてしまいました。結局、1度テンションをもらった上に、結構な時間を掛けてしまいました…1本目を終え、より効率の良い登り方を教えて頂いた後の2本目は、1本目よりもずっと効率の良い登り方ができました。とはいえ、まだまだ余計に力んでいる感があり、足もちゃんと効いているのか分からない状態で騙し騙し登っている状態なのが現状です。これからアイスのシーズンに入るということなので、登れる機会になるべく多く登りたいと思います。

(廣澤)初のアイスクライミングでした。満さんにトップロープをはっていただきました。こんなに高い氷の柱を本当に人が登れるのかと思っていたところをどんどん登っていかれて驚きました。かっこよかったです!そして、アックスの持ち方や足の動かし方など、基本的なことを教えていただきました。ミニ氷柱は半分もいかないところでギブアップでしたが、とても楽しかったです。また、気温も低く風もある厳しい環境で長時間過ごしたのも初めてだったので、その点もいい経験をさせていただきました。雪洞もどきを掘ったのも楽しかったです。

(宮崎)年末年始の八ヶ岳赤岳鉱泉「アイスキャンディー」に引き続いて、蔵王「仙人沢」でのアイスクライミングの練習に参加させて頂いた。新潟クライミングクラブ(NCC)に入会できて未だ四ヶ月余り。アルパイン・クライミングの実践がままならないうちに「アイス」とは!?加えて老境の70代の挑戦となれば、傍目には身の程知らずの血迷いごと笑われるかも知れない。現にワタシのNCCへの入会伺いでは、「老人の新入会員でいいのか!?(笑)」で議論があったようだが、「やる気があれば!」と認めて頂いた経緯を知らない訳でもない。それだけに、足手まといにならないことを祈りながらの参加であった。八ヶ岳もそうだったがNCCの行動開始は早い。当日の集合出発は朝4時半、ワタシの家からだと1時間程だから3時前に起きなければならない。現地まで3時間半だが、孫のような青年会員の車に乗せてもらえたのでありがたかった(^^ゞ
駐車するスキー場で、リフトを二つ乗り継いでから仙人沢に降りて行く。小雪の新潟がウソのように、膝を超える雪をラッセルしながら進む。深雪も下りだからまだしも、上りだったらラッセルも往生していたかも知れない。(帰りの登りはトレースを辿れたので思いの外ではなかった)30分余りでいくつかある氷瀑一つ、「ミニ氷柱」に着いた。ミニとは云うが、30m近い直立した氷柱は威圧感たっぷりだった。気温マイナス15度、風力4前後、粉雪舞う曇り空。初めての「アイス」が何人かいた中でのコンディションとしては最低に近いとは、まり子さんの弁。みんなが寒い寒いと声をそろえていたが、「帰ろう」と言い出す人は誰一人いなかった(笑)ハーネスなどの準備を整えて、みつるさんがリード壁を務めた。「氷が硬すぎ…」と云いながらも、難なくトップロープを掛けて降りてきた。更に、隣りの短い氷柱にも「練習の練習用」のトップロープ作ってくれてたので、参加者一同それぞれを使い分けながら氷瀑に取り付いていった。この仙人沢アイスガーデンは、氷瀑のアイスクライミングを見ながらの雪上ツアーのルートにもなっていて、悪天の中三組ほどが私たちを見学していた。天候が一向に回復しないので、練習時間の切り上げもありそうな気配の中、次第にみんなの調子が上向いてきて、飽きるほどアックスを打ち込んでいた。登攀状況については詳細を省くが(^-^)、ワタシのへっぴり腰以外は満足のいく成果だったようです。気が付けば撤収時間は15時を廻っていた。終点リフトまでの上りはトレースを歩いたのでラッセル不要だったが、帰りはリフトに乗らないで斜面を歩いたので、風雪を顔面に浴びながら急ぎ足の下山であった。駐車場からの帰路は日没後の17時、予定していた温泉を省略したので、解散場所の道の駅豊栄には21時前に着くことができた。

(土田忍)リフト終点から仙人沢へのノートレースの樹林帯は、湿り気のないサラサラモフモフの雪質も相まって久しぶりの雪山歩きを楽しめました。今年のミニ氷柱は例年よりスカート部分が低いとのことで、写真で見ていたよりもバーチカル部分が高くそそり立つ様子は全然ミニ氷柱じゃない、鬼氷柱と言っていい程の迫力がありました。氷質も硬く、今までで1番難易度の高いバーチカルの氷壁に、みつるさんに教えて頂いた理想的な登りを実践しようにも上手くは行かず…。まずは無駄打ちが多くなっても適度なところに両手を決めて、足の決まる感覚が分かって来たら、立ち込んだときの打ち手との距離感をつかみ、そして少ない労力で登れるよう段階的に理想的な登りが出来るよう次回は取り組みたいと思いました。白んだ仙人沢はなかなかの寒さでしたが、(テムレスだとクライミングして降りてくると指先がジンジンと痛み、環付カラビナのスクリューはカチカチに固まってなかなか緩まない程)雪洞を掘ったり、踏み抜いてズッポリと穴にハマるお姫様と王子様もいて賑やかで楽しい1日でした!TRに回収といつもいつも面倒を見てくださるみつるさん、まり子さん、今回も大変ありがとうございました。

(土田貴)初アイスクライミングとっても楽しく刺激的でした!クライミング同様ポジショニングが大事だと実感。特に足の置き場が決まると無駄な力が抑えられスムーズに次の動作に移れました。当初ノミックを使わせてもらいましたが、みつるさんのアドバイスを受けクォークに変更。個人的にはこちらの方がグリップの握り具合が好みでした。スイングの軌道のぶれ幅も小さかったかなと。自分に合った道具の選択の重要性も再確認できました。また一つ山の楽しみが増えた一日となりました。サポートしてくださった皆様ありがとうございました。

★山行の詳細はヤマップにアップしてあります。

https://yamap.com/activities/29504235

ミニ氷柱を進藤みがリードしてトップロープをセット
進藤みが登り方について講習
打ち込みの練習
トップロープで登る
トップロープで登る
下山してきて記念撮影

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。フリークライミング、クラッククライミング、アルパインクライミング、アイスクライミング、沢登り、山スキーなど幅広く活動しています。

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