★山域:夏沢鉱泉アイスギャラリー(八ヶ岳)
★日付:2023.12.9(土)~10(日)
★山行形態:個人山行・アイスクライミング
★遊んだ氷:G4、G3
★参加者:木村、土田忍
★感想:
(木村)アプローチは林道は軽バンで一番上の桜平Pまで上がれました。スタッドレスのみでチェーンは付けませんでした。1日目はアイスギャラリーG4。アプローチは、駐車場から30分程度です。渡渉点にフィックスロープ、沢沿いにはピンテと取付きに困る事は無いと思います。F1は仙人沢のミニ氷柱をちょっと小さくした感じです。中央部は氷結していましたが両サイドはシャンデリア状でした。最初はリードでトップロープを構築し何本か登り返しました。支点は落ち口にフィックスロープが張ってあり、
等間隔に作られたラビットノットにカラビナを掛けて構築します。登攀用のロープは50Mの折り返しで間に合います。今シーズン初のアイスでしたがノーテンでトップアウトすることが出来ました。土田君も初のアイスながら安定した登りでトップアウトしていました。二本目からはスクリューの練習も兼ね模擬リードで登ってもらいました。2日目はアイスギャラリーG3。アプローチは、G4より一本上の沢を詰めていきます。F1-F3までのマルチアイスを楽しめます。F1のナメ滝はお互いフリーで登りました。F2は土田君が初のリードで完登しました。アイス2日目でスクリュー支点を構築しながらトップアウトし、マルチのガイドビレイまでこなしてしまうセンスに驚嘆しました。F3は私がリードで登り、3ピッチの懸垂下降で基部に戻ってきました。懸垂下降は、講習会で学んだコイルでロープを巻いて出しながら下降する方法を実践しました。夏沢鉱泉は人気のアイスゲレンデエリアだけあってアプローチも容易でよく整備されていました。シーズン初めの良い準備運動になりました。次回は幕営でなく温泉に泊まってのんびりアイスに興じたいと思いました。私の山行計画に付き合ってくれた土田君に感謝です。
(土田忍)木村さんのお誘いにより、初アイスに夏沢鉱泉アイスギャラリーに行って来ました。当日、夏沢鉱泉のスタッフの方の情報によると、G4、G3は凍っているとのことで、初日は1番大きなG4へ行くことに。20m程の高さの氷瀑の状態は水気の多いバシャバシャな感じで、木村さんがリードで登ったあとに、TRで初アイスにチャレンジしましたが、最初、アックスを上手く打ち込むことが出来ずペコンペコンと弾かれたり、深く打ち込み過ぎて何度もアックスが抜けなくなる有り様で難儀しましたが、1便目落ちることなく何とかトップアウト。2便目は仮想リードでスクリューを打ち込んでは抜いてを繰り返し登りましたが、中間部から上部のバーチカルはスクリューを打ち込む余裕なくそのままトップアウト。2日目は醤油樽の予定でしたが、自分の勘違いによりロープを持って来なかったことと、まだ凍っていないとのことでG3を登ることに。
G3の氷質は木村さん曰く、バージンで程良い硬さでとても状態が良いとのこと。割りと傾斜が緩やかなF1は、今後のアルパインのフリーで登るアイスパートの練習でフリーで登りました。10mほどのF2はリードで登らせてもらい、セカンドを上げるマルチの練習もさせてもらいました。少し凍りが薄い感じのF3はリードで登るにはバテバテだったので、セカンドでスクリューを回収しながら登ったあとに下まで懸垂下降して2日間のアイスクライミングは終了となりました。自分は避難小屋泊、バリエーションルートでのビバーク程度しか経験がなく、テン泊経験豊富な木村さんにはアイスクライミングのみならず、テン泊のスキルを色々と学ばせてもらい年末の山行に向けての良いトレーニングになったと思います。今回の山行は諸々色んな学びがありとても充実した2日間でした!ご一緒させて頂いた木村さんにはとても感謝しています。尚、みつるさんがオススメしていたメルカリで購入したペツルのスクリューは扱いやすく大活躍でした!ありがとうございました。
★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6272328.html


