★山域:湯檜曽川本谷(群馬県)
★日付:2023.08.11(金)~12(土)
★天気:8/11 晴れ、8/12 稜線上はガス→笠ヶ岳から下ると晴れてきてその後は晴れ
★山行形態:個人山行・沢登り
★参加者:山宮(L)、進藤み、進藤ま、神蔵
★コース:白毛門登山口駐車場→JR見張小屋→武能沢→新道から湯檜曽川本谷の魚止滝の上流へ下りて入渓→白樺沢出合→ウナギの寝床→十字峡→抱返り滝2段20m→3乗10m滝→七ツ小屋沢出合→大滝2段40m→二俣(ビバーク適地)→奥の二俣→ビバーク地(泊)→登山道に合流→朝日岳→笠ヶ岳→白毛門→白毛門登山口駐車場
★ルート状況(2023.08.12現在)
・ルートは市販本の遡行図を参照しました。
・ルート内に残雪渓はありませんでした。
・巻道は明瞭で歩きやすかったです。(山宮個人的感想)
・二俣を過ぎてからは快適なビバーク適地はなし。(今回は無理やり整地してビバーク。)
・抱返りの滝でロープを出しました。(進藤みがフリーで登った後に神蔵がロープを出して欲しいとのことだったのでロープを持っていた山宮が次にフリーで登る。ロープを上から投げても登ってくる方向にいかなそうだったので中間でザックからロープを出し上の進藤みへ投げ、ロープをセット完了後山宮に投げ下し、山宮から登ってくる方向へ投げ下した。
★感想:
(山宮)沢水が飲みたくないという理由で水2.5Lとスポドリ2.0Lを携行し21kg歩荷での遡行になりましたが水1.0Lスポドリ0.5L余りました。素早くは動けませんでしたが滝登攀は問題なかったです。先週の剱岳も水4.5L携行して早月小屋までは25kg歩荷での登攀で、ゆっくりですが歩けました。今後は軽量化できるところは軽量化して素早く行動できるようにしたいと思います。アブやブヨ等の虫は少なかったですがビバーク地では小さな虫がたくさんいました。(特に朝)顔は虫除けネット、足首は靴下のおかげで虫に刺されませんでしたが手首はそこそこ刺されました(痒いです。)とある遡行図にはビバーク適地の二俣より先にテントマークがあったので、泊まれそうなところを探しながら先に進みましたが気が付けば奥の二俣。適当な広さのところを整地してビバークしました。(焚火はできなかったけどそれはそれで良い経験にはなりました。まぁー、横になれれば快適ですがw)
(進藤み)スタートから入渓までの2時間30分のアプローチと2段40m大滝以降のゴーロ歩きと永遠に続く小滝の連続に少しウンザリしました。朝日岳から白毛門登山口までの約4時間の下山。ヘトヘトでした。タープのみでの泊まりは虫も居なく思っていたより快適でした。この感想をみて分かる通り沢での印象が薄く、この前の井戸小屋沢の方が綺麗だった様な気がします。沢のグレード自体は難しくないと思うので私達が整地した三ツ星ホテルに泊まりに行ってみてください(笑)あとヒヤリ・ハットですが滑った滝のバンドを横断中で立ち上がるときザックが壁にあたり跳ね返され危うく落ちるところでした。小さいミスが命取りとなるので皆さんも十分注意してください。
(進藤ま)入渓までのアプローチが2時間ちょっと…しかも沢下降はどんななんだろう?私的に大丈夫かなっとちょっぴりドキドキしながらスタート。まぁアプローチはそれほどの高低差もなく何とか。入渓してかは水量は多くなく冷たくなくて快適でした♪
次に心配だった泳ぎのあるウナギの寝床では神蔵さんと相談して高巻きを選択して正解。アナゴの寝床は水量少なくジャバジャバと歩ける程度で良かったです♪十字峡での凄い景色や長いナメ床・エメラルド色の水に「凄い凄い♪」と興奮しながら進みます。滝は全体的に快適に登れる滝が多く高巻きも明瞭に感じました。後半の長い小滝の連続やゴーロ歩きに少しウンザリしました。今回は軽量化のためテントは張らずタープのみでした。幕営地は虫も気にならず思いがけず快適でした♪2日目は朝からガスガスで朝日岳山頂に着いても周りが分からない状態だったので皆で協議し通常の登山道での下山を選択しましたが…ラバーの沢靴だったのでアプローチシューズの用意はなく沢靴での4時間超えの下山はつま先が超〰痛くなり歩くのが辛く何とか無事に白毛門登山口に着けて良かったです。全体的な感想は水量が少なかったからか快適な沢登りでしたが後半の小滝やゴーロ歩きがとても長くちょっとウンザリしました。沢泊まりの道具はまだまだ色々と吟味した方がいい物もあるなぁっと感じました。
(神蔵)初めて中級泊まり沢に挑戦。早々に何ともないゴーロ歩きで荷物に振られ転倒したので、これは不安があったら強がらずロープを出してもらおうと改めて決意。序盤の見返りの滝上部で早速ロープを出してもらう。さすが3人は平然と登っていたけど過去の記録を見ると巻いている人がほとんどなのでわたしの感覚が普通だと思う…。その先も何ヶ所かで足場やお助け紐などフォローしてもらいながら順調に進みそろそろ幕営地、のはずがなかなか適地が見つからずまさかのビバークに。それでも何とかタープを張るスペースは確保し無事に朝を迎えることができた(←大袈裟)。2日目朝、ガスの朝日岳は寒いくらいでそこからは快適な登山道歩き。標高を下げると眺望もきいてきた。白毛門から臨む谷川のパノラマは圧巻で結局今回の山行のクライマックスは自分的にはここだったかもしれない、最後に全部持っていかれた。沢山あるアルパインルートをアレコレ教えてもらいながら楽しく下山。収穫の多い「山の日山行」になった。この度は飛び入りでしたが参加させてもらい本当にありがとうございました。
★山行の詳細はヤマップとヤマレコにアップしてあります
https://yamap.com/activities/26069264
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5834397.html






























