笛吹川東沢釜ノ沢東俣~甲武信ヶ岳(山梨県)

★山域:笛吹川東沢釜ノ沢東俣~甲武信ヶ岳(山梨県)

★日付:2023.07.16(日)~17(月)

★天気:7/16 晴れ、7/17 晴れ(富士山はガスってて見えなかった)

★山行形態:山岳会山行・沢登り

★参加者:山宮(L)、岸畑、神蔵

★コース:道の駅みとみ駐車場→林道ゲート→鶏冠谷出合→山の神→入渓→釜ノ沢出合→魚止の滝→両門の滝→広河原のビバーク地(宿泊)→水師沢出合→ポンプ小屋→甲武信小屋→甲武信ヶ岳→甲武信小屋→(戸渡尾根~徳ちゃん新道を下山)→徳ちゃん新道登山口→林道ゲート→道の駅みとみ駐車場

★ルート状況(2023.07.17現在)

・ルートは市販本の遡行図を参照しました。

・巻道は良く踏まれていて歩きやすかったです。

・広河原にはビバーク適地は多くありました。(広河原より下流にも適地はそこそこありました。)

・今回ロープを使用しました。(間違って支沢に入って本流に復旧する際に使いました。)

★感想:

(山宮)7/16(日)~17(月)は山岳会山行で神蔵さん提案の笛吹川東沢釜ノ沢東俣から甲武信ヶ岳を登ってきました。3連休で剱岳のチンネ左稜線へ行く予定でしたが悪天予報と黒部ダムからのアプローチ問題もあり今回もチンネ左稜線は断念しました。(中止にしたのは何回目だろ?)他のアルパイン候補地も微妙な感じだったので1泊2日でのんびり沢登りに変更しました。沢の印象は山の神から両門の滝までは綺麗な沢を歩く感じで、そこから先は微妙な沢をだらだら歩く感じです。水師沢の次の二俣は正解の右ではなく左へ行ってしまった。(この二俣を釜ノ沢東俣と木賊沢の二俣だと思ったから)途中までは水線からそんなに外れずフリーで登って行ったがナメ3段の滝の最上段がフリーで登るには悪い感じがして『高巻き?』とも思ったが巻道も微妙な感じでもしかして?と思い神蔵さんにGPSで現在地を確認してもらったらルートから逸れていることに気付きました。間違った二俣のところまで下りるのも一苦労なので東へ東へとトラバース。良いところで30mロープを出して懸垂下降3回で釜ノ沢東俣の支沢まで下りれました。今回は間違った支沢に入り下降途中でロープを使うのでそこでハーネスを装着しましたが(沢慣れしている岸畑さん男はゴボウで下りると言ってハーネスを付けず、慎重派の神蔵さん女は駐車場からハーネスを付けてました。)ルートを間違わなければ自分1人ならハーネスやロープは必要ないと思いました。(念のため携行はしますが。)ビバークしたところは虫が少なく快適でした。また朝方は少し冷えましたが沢着にダウン上を着てシュラフカバー&シュラフシーツで快適に眠れました。

(岸畑)理由は分かりませんが、虫がほとんどいなくて快適な泊まり山行でした。テンバ適地も多く、沢自体も簡単なので沢の泊まりの練習にはちょうどいいのかなと思いました。

(神蔵)「初級」とはいえ沢登りは侮れないのでしっかり武装して出発(わたしだけ…)。初日は両門ノ滝まで見どころが続き楽しく遡行。泊地(標高1700m付近)には14時半に到着し明るく快適な幕営地でのんびり過ごせました。2日目は黙々と詰めて甲武信小屋でひと息。笛吹川源流の水でパワーを注入した後ひと登りして山頂へ。2日間遡行してきた谷と奥秩父の深く美しい緑を眼下に感慨に浸る贅沢な時間でした。このルートがある事を知ったのは随分前のことなのですが自分に辿れる日が来るとは思っていなかったので今回この機会を作ってもらったのは感謝でした。思い出に残る山旅になりました。

★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。

 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5731247.html

7/16、西沢渓谷林道から笛吹川東沢に入り鶏冠谷出合から山の神まで高巻く
高巻きの途中にあるホラの貝のゴルジュ入口(今回は高巻道を使ったのでここからは入渓はしない)
山の神を過ぎたところから入渓
西のナメ沢の日影で小休止
濃いエメラルドグリーン
釜ノ沢東俣に入るとすぐに魚止の滝
千畳のナメ
両門の滝の右滝を越えて広河原へ
広河原の快適ビバーク地
夜が更けていく
7/17、正解の右本流へ行かずに間違いの左の支沢を登る
間違い沢から本流へ復帰
最後の詰め(右奥にポンプ小屋)
甲武信ヶ岳で記念撮影
甲武信ヶ岳で記念撮影
甲武信ヶ岳といったらシャクナゲ
開けたところから釜ノ沢を見下ろす

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。フリークライミング、クラッククライミング、アルパインクライミング、アイスクライミング、沢登り、山スキーなど幅広く活動しています。

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