★山域:松木沢幕岩同志会ルート(栃木県)
★日付:2023.01.15(日)
★天気:曇りのち雨
★山行形態:個人山行・アルパインクライミング
★メンバー:山宮、他1名
★ルート状況(2023年1/15現在のものです。)
◆アプローチ
・銅親水公園駐車場から松木川沿いの林道を上流へと歩いていきます。
・松木沢ジャンダルムを過ぎて2つ目の堰堤手前から松木川の河原へ下降して松木川を渡渉します。
・幕岩取付へはフィックスがあるので目印になります。
◆幕岩同志会ルート(ルートグレードは参考にしたトポ図からで、あとは個人的な感想です。)
全体的に
・岩が堆積する傾斜の緩いところ(というか平らなところ)はガレてましたが、壁は比較的しっかりした岩だったと思います。
・傾斜が緩いせい?外径ホールドが多くフッキングメインでの登攀ではなくグローブでのアイゼントレといった感じの登攀でした。(雪が付くと難易度が数段アップすると思いますが・・・。)
・1~5ピッチまでの各終了点はハンガー2つで整備されてました。
・基本はカムやナッツ、灌木等で中間支点を取りながらの登りとなります。(残置支点は5ピッチで3~4個ぐらいだったかな?)
1P目 Ⅲ(フォロー)
・階段状の浅いルンゼを登って平らなザレをチムニー基部まで歩く。
・階段なので特に問題なく登れます。
2P目 Ⅳ(リード)
・浅いチムニーを登る。
・上部に行くにつれ傾斜が増します。
・グローブメインで登攀しましたがポイントポイントでアックスでフッキングしたほうが容易に登れるところもありました。(グローブのみの登攀では難儀するかも。)
3P目 Ⅳ(フォロー)
・階段状のフェースから岩の切れ目を抜け終了点手前の岩を左か右かどちらから登る。
・岩の切れ目を抜けるところ(右から左に身体を移動するところ)が若干悪く感じました。細かいホールドにフッキングして体勢を整えてスタンス移動しました。
・終了点手前の岩は左から階段状を登るルート(Ⅲ)と右からクラックを登るルート(Ⅳ)がありましたが冬期のアイゼンでの登攀の場合は左から無難に登られているらしく今回もそれに習い左から登りました。(私へルートを説明のためOさんはこの岩の下の灌木で一旦ピッチを切ってくれてました。その後引き続き3P目終了点までOさんリード)
4P目 Ⅳ(リード)
・ガレたルンゼを登り垂壁から凹角状を登る。
・グローブメインで登攀しましたがポイントポイントでアックスでフッキングしたほうが容易に登れるところもありました。(グローブのみの登攀では難儀するかも。)
5P目 Ⅲ(フォロー)
・脆い階段状を直上する。
・特に問題なく登れます。
・Oさんは終了点手前の灌木で終了点を構築してました。(終了点がどこか失念したらしく終了点の1段下の灌木でピッチを切ってました。)
6P目 Ⅱ(リード)
・5P目終了点から引き続き脆い階段状を直上すると広く開けた風景となり適当な灌木でピッチを切る。
7P目 Ⅱ(フリー)
・6P目終了点からはアンザイレンを解除してフリーで幕岩の頭まで登る。
・幕岩の頭まで登ると下降路として使われる無名沢が見える。
◆下降
・6P目終了点の少し下にある灌木にあった残置の捨て縄(昨年Oさん達が登った時に設置したもの)を使って5P目終了点まで懸垂下降。その後は各終了点でピッチを切りながら5回の懸垂下降で取付まで下降。(計6回の懸垂下降。)
・終了点付近はザレているので懸垂下降の時およびロープを引き抜く時等は落石に注意!!
★感想:Oさんの案内で松木沢幕岩同志会ルートを登ってきました。ジャンケンで負け偶数ピッチをリード。外傾ホールドが多くフッキングメインでの登攀ではなくグローブメインで登攀でしたが、ポイントポイントでアックスでフッキングしながらも登りました。(と言うかグローブのみでの登攀は難しいかも。)今回は岩がドライだったのでグローブメインで登攀できましたが雪が付いたらグローブメインではそう簡単には登れないと思います。懸垂下降の途中で雨がぱらつき取付へ下りたら予報通りしっかり雨になりました。
★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5097603.html






