★山域:裏同心ルンゼ~大同心正面壁雲稜ルート(八ヶ岳)
★日付:2022.12.07(水)
★天気:ガス時々晴れ
★山行形態:個人山行・アルパインクライミング
★参加者:山宮、他1名
★ルート状況(2022年12/7現在のものです。)
◆裏同心ルンゼ
・F1~F4上のナメまではWさん先行のランニングコンテで登る。F5はスタカットにしてWさんリードで登る。F5上のナメはコンテで登ってそのまま大同心正面壁雲稜ルートの取付まで登りました。
・裏同心ルンゼの氷は直近の週末ではまだまだな感じのネット情報でしたが12/7は良い感じに育っていてルートを選べば快適に登れました!!
◆大同心正面壁雲稜ルート ( )内のグレードはWさんの個人的な体感とロープスケル。ピッチ詳細についてもWさんの感想。
1P(Ⅳ A1 25m、Wさんリード)
・フェースから高度を上げる。出だし若干ランナウトするので緊張。中間部の薄被りの処理にて2手程人工を使い抜ける。途中古い終了点が有るが見送り右上気味に高度を上げテラスにて切る
2P(Ⅴ- 25m、山宮リード)
・草付混じりのフェースから高度を上げる。途中二手のラインが取れる。凹角か凹角を左に回り込むか。凹角はランぺ状な為ドライでは難儀しそうだったので後者を選択。ラインが屈曲するのでランナーの取り方には注意が必要だった。凹角脇を通過し右上気味に高度を上げれば草付基部のテラスへ
3P(Ⅳ+ 25m、Wさんリード)
・上部に見える魚の尾ひれの様なピナクル目指し高度を上げる。出だしは終了点の左上の草付から。草付と有ってランナーは取れない。凍った草付にアックスを打ち込み慎重に抜け、上部凹角へ。凹角は短いが着雪が多く神経を使う。上部トラバース地点までロープを延ばした方が良いのだがロープがスタックした為、尾びれピナクル脇のRCC二本で切る
4P (Ⅳ+ 25m、山宮リード)
・立ったコーナーへラインを取る。見た目は難儀しそうだが残置は豊富でホールドスタンスも有った。コーナーを抜け右上に高度を上げトラバース地点直下にて右に草付をトラバース気味に進む。この区間の処理が悪かった。
5P(Ⅲ 10m、Wさんリード)
・バンドのトラバース。途中出でぱった岩の通過だけ慎重に
6P(Ⅴ- A1 25m、山宮リード)
・巨大カンテの登攀。フェースから高度を上げ中間部よりカンテにラインを移しボルトラダー。当初はフリーで抜けたい考えが有ったが、着雪が酷くフリーの考えは皆無。カンテに移ってからは高度感が凄まじい。カンテを抜ければ大同心の頭に突き上げ登攀終了
◆下降は大同心の頭の終了点より50mロープ1本で大同心ドーム基部まで懸垂下降してそこから大同心ルンゼの方へ歩いて下りていき大同心基部からは大同心稜を下って下山。
★感想:裏同心ルンゼの氷は12/7は良い感じに育っていてルートを選べば快適に登れました。大同心正面壁雲稜ルートは初見なのに雪が付いていて難易度アップ。A1のところはドラツー&フリーで登れるかな?と思ってましたが、そんなに甘くはありませんでした。フォールしたくないので素直にA0、A1で登りました(笑)裏同心ルンゼはソロの方が先行してましたがF3で先を譲っていただきその後は先頭で上まで抜けました。大同心正面壁雲稜ルートは貸切でした。平日八ヶ岳は待ちが無く快適でした(笑)稜線上はガスってましたが時折青空も見え、風は大同心ドーム以外はそこまで強くなく冷え込みもそこそこで登攀日和でした!!
★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4984992.html
























