荒船山艫岩 昇天の氷柱(群馬県)

★山域:荒船山艫岩 昇天の氷柱(群馬県)

★日付:2022.02.20(日)

★天気:曇り(ルート内は風があり寒かったです。)

★山行形態:個人山行・アイスクライミング

★メンバー:山宮(L)、大村

★ルート状況(2022年2/20現在のものです。)

◆アプローチ
・内山峠の荒船山登山口から一般登山道を登っていき、一杯水のところから一般登山道を外れて左へ進路を取りしばらく歩いていき攀船記の取付を過ぎて更に奥へ歩いていくと昇天の氷柱の取付に到着します。
・登りは一杯水のところでからハーネスやアイゼン等の最低限の登攀装備に換装していきました。

◆艫岩 昇天の氷柱(4級上 Ⅵ-)(ルートグレードは参考にした最新のトポ図からで、あとは山宮の個人的な感想です。

全体的に
・割れやすい氷でした。
・風が通り道なのか終日風に晒されてました。
・1P目のチムニーから氷に乗り移るところだったか、3P目の途中だったか、4P目の出だしだったか、どこか忘れましたが氷が薄いところで13cmのアイススクリューが根元まで入らず刃先が岩に当たってしまいました。大村さんのアイススクリューではなくて自分の物だったから良かったですが刃先の1つが変形してました・・・

1P目(35m Ⅴ+)(山宮リード)
・取付からのフェース状の氷瀑は氷が割れやすく1発でアックスが決まることが少なかったです。
・フェース状の氷瀑を登ると次は下まで繋がってない薄氷で下から直接登れないので左面のチムニーを利用してバック&フットで高度を上げてから薄氷に乗り移り雪面まで登りました。バック&フットするには私の身体では狭く難儀しました。(私にとってはここがこのルートの核心でした。)また薄氷は水が滴っていてグローブが濡れてビレイ地点に着いてからしばらくは手がやられてました。(予備のグローブに替えてしばらくしたら血の気が戻ってきました。)
・体感ではⅤは無い感じだったのでⅣ+かな?(チムニーのバック&フットは狭くて難しかったからⅤ-でもいいかな?(笑))
・終了点は灌木にスリングを巻いて構築。

2P目(25m Ⅳ-)(山宮リード)
・出だしの氷瀑は簡単な右側のラインを登りました。氷瀑を登るとその先はほとんど傾斜のない雪の付いた氷床になっていました。特に問題なく登れました。体感はⅣ-。
・終了点は3P目の真下の氷にアイススクリュー2本で構築。(リードが登っている時にビレイヤーへの落氷のことを考えると3P目の真下の氷までロープを伸ばして終了点を構築するより少し手前の氷で終了点を構築した方が良かったと後で思いました。)

3P目(15m Ⅵ-)(山宮リード)
・氷瀑はボロボロだったのでアイススクリューを打つ位置は氷の厚いところを選びました。
・被っているところもありましたが両サイドの岩壁を使えるので問題なく登れました。体感ではⅥ-は無いと思うのでⅤ+かな?
・終了点は氷にアイススクリュー3本で構築。(2P目終了点の反省を生かして3P目終了点は4P目の真下まで行かずに手前の氷で終了点を構築しました。V字スレッド用のアイススクリューが余ったていたのでそれも使いました。)

4P目(25m Ⅴ)(山宮リード)
・中間で氷が途切れてましたが岩が露出しているところにRCCボルトが2本あったので思い切って上の氷に乗っていけました。またこのピッチも両サイドの岩壁が使えるので問題なく登れました。体感はⅤ-。
・氷のセクションが終わりそうなところで風が強くなり上から落ちてくるチリ雪が風で舞い上がりそれが顔に当たって痛かったです。
・終了点は灌木にスリングを巻いて構築。

◆下降
・荒船山山頂の避難小屋付近から一般登山道を下山

★感想:

(山宮)当初予定では八ヶ岳の摩利支天大滝~阿弥陀岳北西稜へ行くつもりでしたが八ヶ岳山荘駐車場で諸条件を検討して断念。転進して荒船山艫岩の昇天の氷柱を登ってきました。昇天の氷柱は登ってみたかったルートだったので今回登れて良かったです。オールリードで登らせてもらいました。ノーテンで登れて良かったです。1P目のチムニーのところのバック&フットするところが狭くて難儀しました。自分にとってここがこのルートの核心でした。反省点としては2P目の終了点構築についてですが、リードが登っている時にビレイヤーへの落氷のことを考えるとルートの真下までロープを伸ばさずに少し手前で終了点を構築した方が良いと終了点を作ってから思いました。(その考えが至るのが遅い・・)3P目終了点の構築ではこの反省点を生かせて良かったです。

(大村)1ヶ月ぶりのアイスでした。ミックス要素もありフォローで唸りながらも4Pとも楽しいルートでした。沢山の足りない点をレクチャーしてもらったので次に繋げたいです。

★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4016418.html

昇天の氷柱1P目を登る先行パーティー
1P目登ります
2P目
2P目出だしの氷瀑を登ると3P目の氷瀑が見えました
3P目の氷瀑を真下から見上げる
3P目をリードする山宮
3P目を登ってくる大村
4P目の氷
4P目終了点
4P目を登ってくる大村

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。「角田山からヒマラヤまで!!」を合言葉にアルパインクライミングを中心に活動しています。

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