日光月山 雄滝(栃木県)

★山域:日光月山 雄滝(栃木県)

★日付:2022.02.02(水)

★天気:小雪→高曇り

★山行形態:個人山行・アイスクライミング

★メンバー:山宮、他1名

★ルート状況(2022年2/2現在のものです。)

◆アプローチ
・夫婦トンネル手前のゲートから車道を歩き夫婦トンネル出口で右に下降します。
・下降地点から滝へはたくさんのピンクテープや途中からフィックスロープがあってわかりやすいです。

◆雄滝(WI5 落差80m 3段の滝)(ルートグレードは参考にした最新のトポ図からで、あとは個人的な感想です。

全体的に
・氷は若干水っぽかっくアックスは決めやすかったです。

1P目(35m Ⅴ)(フォロー)
・1段目は真ん中のラインを登りました。フォローだったので良いウォーミングアップになりました。体感ではⅤは無い感じだったのでⅣ+かな?
・終了点は真ん中の穴が開いているところの右下にアイススクリュー2本で構築。

2P目(35m Ⅵ)(リード)
・2段目は下でオブザベした時は傾斜が緩くなっているように見えた左上に抜けようと考えてましたが、出だしが中央付近でそのまま真っ直ぐ登れそうなので真ん中を登りました。下部はステミングできるので楽できました。体感ではⅥは無い感じだったのでⅤ~Ⅴ+かな?
・シャンデリア状の氷部分もあるのでアックスを打ち込むところを選んで打ち込みましたが脆くて割れるところも多くて結構な数の落氷をさせました。落氷させずに登れる状況ではないので真下でビレイしていたOさんはビレイする位置を変えてました。(登っている途中でOさんに落氷に当たって痛そうにしていたので登らずに少し待機してるとOさんがビレイする位置を氷の形で落氷から隠れられるところに移動するというので待って移動し終わってから登りました。)
・終了点は3段目の右下でアイススクリュー2本で構築。

3P目(30m Ⅴ+)(フォロー)
・3段目は真ん中のラインを登りました。傾斜はありますが短いしフォローだったので難しくは感じませんでした。体感ではⅤ-~Ⅴぐらいかな?
・終了点は滝の落ち口の左岸上部にある残置が設置してある灌木にスリングを巻いて構築。
・終了点を滝の落ち口のから奥へ10mほど行ったところの灌木を使用しないで滝の落ち口の左岸上部の灌木を使用したのでロープスケルは20mぐらいでした。

◆下降
・60mダブルロープを2本使って懸垂下降2回で下りました。
・1回目の懸垂下降は滝の落ち口の左岸上部の灌木に残置のスリングとカラビナ2つがあったので捨て縄で補強してそれを使用して懸垂下降しました。
・1回目の懸垂下降60mめい一杯では2回目の懸垂下降に使う灌木まで届かないですが、そこまではバンドになっているのでフリーで歩いても落ちることはないと思います。
・2回目の懸垂下降は1段目の滝上の左岸にある残置スリングがある灌木があったので捨て縄で補強してそれを使用して懸垂下降しました。

★感想:1/31にOさんから「雄滝やりたいんですが今週水曜休めませんか?」と連絡があった。栃木WCMの時に今週末の2/5~2/6のアイスの打合せで当初予定していた場所がダメだった場合の代替え案として出ていた日光月山の雄滝。ここ最近は上から下までの3段全てが繋がらない年が続いていてOさんは未だに上まで登ったことがなかったが今年は繋がっていて上まで登れるチャンスなので登りたいとのこと。特に急ぎの仕事も無かったので休みを取って2/2は雄滝を登ることにしました。トポでは2P目が難しいのでOさんが2P目を登りたいと言ってくるだろうと思い1P目と3P目を登るつもりでいましたが、雄滝に着いて登攀の準備をする前に「1と3Pをリードさせてください。」とOさんから言われました。『えっ?俺、難しいピッチ?』と心の中で思いましたが「わかりました。」と答え、そこから雄滝の2段目を眺めて簡単そうなラインは何処だ?と真面目にオブザベしました。(2P目は結果的にはオブザベとは違うラインを登りましたがw)登り終えて後片付けをしている時にOさんに尋ねると、Oさんは氷の状態を見て2P目も3P目も同程度だろうと考えそれならば1回でも多くリードしたいと「1と3Pをリードさせてください。」と言ったそうです・・・欲張りですね(笑)Oさんは天気予報から「登るなら2/2しかない。」と導き出し私を誘ったそうですが、読み通り天気は小雪から高曇りで2/2の雄滝は水が滴ることも無く自然崩落も無くベストコンディションで登ることができました。Oさんありがとうございました。滝を見たときにフリーで登れるかな?と思いましたが登ってみるとそこまで難しくなくフォローもリードもテンション無しで登れて良かったです。

★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3967555.html

3段80mの雄滝
1P目はOさんリード
1P目を登ってくる山宮
2P目は山宮リード
2P目終了点
2P目を登ってくるOさん
2P目終了点で記念撮影
3P目を見上げる
3P目はOさんリード
雄滝3Pを登り終えて記念撮影
懸垂下降2回で下まで下りる
雄滝をバックに記念撮影
雌滝
無名滝
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投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。「角田山からヒマラヤまで!!」を合言葉にアルパインクライミングを中心に活動しています。

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