中山尾根とアイスキャンディー(八ヶ岳)

★山域:中山尾根、赤岳鉱泉アイスキャンディー(八ヶ岳)

★日付:2022.01.15(土)~16(日)

★天気:1/15 晴れ→高曇り、1/16 晴れ→昼頃から曇り

★山行形態:個人山行・アルパインクライミング&アイスクライミング

★メンバー:山宮(L)、阿部、長谷川

★ルート状況(2022年1/15現在のものです。)

◆アプローチ
・赤岳山荘から赤岳鉱泉の道には雪がありましたが氷ってるところは無かったのでアイゼン等は付けずに歩けました。
・赤岳鉱泉で登攀装備に換装して中山尾根へ向かいました。
・中山乗越からは樹林帯を抜けるまでラッセルでした。薄いトレースがあるところは膝ラッセルでしたがトレースが無くなっているところ(吹き溜まって?)は股下から腰上ラッセルでした。
・樹林帯を抜けるとラッセルは終わり正面に下部岩壁が見えるのでそこで休憩&ロープをザックから出しておきリッジを歩いて1P目の取付まで歩きました。

◆中山尾根(2級下 Ⅳ+)(ルートグレードは参考にした最新のトポ図からで、あとは個人的な感想です。)

【全体を通して】
・大同心北西稜や小同心クラック、赤岳西壁主稜と比べると岩はしっかりしている印象でした。
・中山尾根は難しめというレポも見ましたが実際に登ってみた感想としては難しく感じませんでした。

【1P 右の凹状壁 40m Ⅲ+】(山宮リード)
・スタートは右に下がって凹角に入りこれを左上するようですが、右下への下降は急斜面にやわらかい雪が付いて悪かったので壁の正面から取付きました。その後凹角内を登ろうと壁を右へと移動しましたが凹角内は雪が付いて登りにくそうだったのでそのまま凹状左の壁の簡単そうなところを適当に登りました。(阿部さんと長谷川さんは出だしの登りで苦戦してました。)
・凹角を抜けたところにピッチを切れるハンガーが2つありましたがそのまま頭上の凹角も継続して登り上のスリングが巻かれた灌木で終了点を構築しました。
・ハンドジャムが効くところが2箇所ありゆっくり休めて楽できました。

【2P 雪稜 200m】(コンテ)
・吹き溜まりのところはラッセルでした。
・雪と岩のミックス帯は慎重に登りました。
・終了点はハンガー2つ。

【3P 右の凹状壁 40m Ⅲ+】(山宮リード)
【4P ハングの乗越 20m Ⅳ+】(山宮リード)
・3P目と4P目は繋げて登りました。
・今回はハングを乗越したところのハンガー2つでピッチを切りましたがそこまではロープスケルで30mぐらいだったと思います。(ハング乗越の直下にハンガー2つと今回ピッチを切ったその先10~15m進んだところに終了点にできる残置支点が2つあったので、好きなところでピッチを切ってもいいと思います。)
・3P目は階段状で易しい、4P目のハングの乗越もホールドやスタンスが豊富で問題なく登れました。
・4P目のハングの乗越は残置中間支点が豊富にありました。

【5P 岩混じりの雪稜 40m】(コンテ&山宮リード)
・コンテとリードで登りました。
・コンテで登っていた途中にハンガー1つと残置ハーケン1つの終了点にできるところがあったのでそこが5P目終了点だと思いこみピッチを切りました。フォローの阿部さんと長谷川さんの2人と相談すると疲れたし時間もかかっているのでトポ6P目はフェースを登らず草付を巻きたいと言うのでフェースは登らずに左の草付から回り込みピナクル上を目指しました。が、そこはまだ岩混じりの雪稜の区間で少し登るとハンガー2つの終了点がありました。

【6P フェースからピナクルへ 30m Ⅲ】(山宮リード)
・仕切り直して6P目、フェースも難しそうには見えませんでしたがフォローの阿部さんと長谷川さんの2人の意見を聞き入れ岩壁を左から回り込み草付を登りピナクル上に抜けました。
・終了点はピナクル裏側にハンガーが2つ。

【7P リッジからバンドを右へ 40m Ⅱ】(フリー)
・6P目終了点でロープを片付けてフリーで歩き稜線へでました。
・バンドには雪が有りましたが雪は締まっていたので問題なく歩けました。
・三連トサカ(Ⅴ?)か凹角の直上(Ⅳ+)でダイレクトに日ノ岳まで登ってみたかったですが、ここまで時間がかかってましたしフォローの阿部さんと長谷川さんの2人はお疲れのようだったのでバンドを右へトラバースして一般登山道に合流しました。

◆下降
・7P終了点から一般登山道に合流して横岳~赤岳の縦走路を歩いて地蔵の頭から行者小屋まで地蔵尾根を下降し、中山乗越を経由して赤岳鉱泉まで下山しました。

◆アイスキャンディー
・全面登れる状態でした。
・詳しくは赤岳鉱泉のホームページを参照してください。

★感想:

(山宮)長谷川さんから泊りでの山行リクエストがあったので計画を練る。雪稜好きメンバーとなったのでどこかの雪山も考えましたが今年は積雪量が多くまだ雪も締まってないので1泊2日では大きな山は登れず敗退になりそうなので今回は八ヶ岳でアルパインとアイスにしてみました。中山乗越から樹林帯を抜けるまではラッセルで時間がかかりました。(久しぶりに腰まで潜りました。)中山尾根は初見だったのでピッチを切る場所を間違ったところもありましたが特に問題もなく全リードで登りました。そこまで難しくは感じませんでした。フォローの阿部さんと長谷川さんの2人も時間はかかりましたが何とか登ってきてました。中山尾根7P目は三連トサカか凹角を直上して日ノ岳へダイレクトに登りたかったのですが、そこまでの登攀で時間がかかっていたし阿部さんと長谷川さんの2人はお疲れのようだったので今回は右へトラバースして一般登山道に合流して終了としました。アイスキャンディーは賑わってました。朝一に受付していた人たちの中では最後にロープをセットしにいったので登るラインは空いてるところを適当に選びましたが、ロープをセットして下りてみると阿部さんと長谷川さんの練習にはちょっと難しいラインになってました。位置をずらすのも面倒なのでそのままそこを登りました(笑)2人の練習に熱が入り結局私は4本しか登りませんでしたがアックスにぶら下がる感覚を思い出せて良かったです。(4本のうち2本を最後に連続で登りましたがこのぐらいの氷ではパンプしませんね(笑))

(阿部)中山尾根は赤岳山荘からのスタートとなり中山尾根分岐までの道のりは問題ありませんでした。中山尾根分岐~取付までは積雪により薄くなった踏み後と黄色テープに導かれるラッセルとなりました。ラッセル最後の雪が深いところで私が力尽きてしまい体力不足を痛感いたしました。岩場については、全くお恥ずかしい限りですがほぼ全てのポイントで引っ張り上げてもらいました。全くの力不足でした。アイスキャンディーは団体さんが講習で入っていたため場所が確保できるか不安でしたが1箇所確保していただきました。山宮会長にコツを教えていただきながら実践し、注意点を教えていただき、基礎の根幹を教わることが出来ました。全体を通して技術、体力の向上と同じくらい「気持ち」も大事だと感じました。

(長谷川)中山尾根感想:今回も共同装備は全て貰って貰い、ラッセルも全てお任せするというふがいなさでした。登攀も一発目からテンションしてしまいました。その後もA0連発で、なんとか山宮会長に引っ張り上げてもらった次第です。全てを改善するのは難しいでしょうが、経験を積ませて貰う中で、少しでも登れるようになれたらと思います。ギアのこと、その他色々なこと、本当勉強になります。アイスキャンデイ感想:山宮会長に疲れない登り方を教えて頂いたのですが、なかなか実践できませんでした。次の松木沢では教えて頂いたことをきちんと実践することを最優先にして練習します。二日間にわたり、山宮会長、阿部さんには大変お世話になりました。ありがとうございました

★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3925805.html

1/15、赤岳鉱泉に到着。今日登る中山尾根が見えています
綺麗な空
中山乗越からはノートレース
ラッセル
ラッセル
中山尾根1P目取付へ
中山尾根1P目取付に到着
右下へ下りてみますが支点は見えないし足場が悪いのでここからの登攀は却下
壁正面から取付いて右上して凹角左の簡単な所を適当に登っていきました
上の凹角を登ってくる長谷川
上部岩壁まで雪稜を登る
余裕がありますね
雪と岩のミックス帯もコンテで登る
コンテで登ります
3P目取付に到着
3P目は凹角を左上
3P目を登り始める阿部
3P目を登ってくる阿部を4P目終了点から見る
4P目終了点でビレイ中
核心を越えてにっこり
岩混じりの雪稜
コンテで登ります
6P目は左から巻いて草付を登る
ピナクル裏に6P目終了点
登ってみたかった三連トサカ
登ってみたかった凹角直上
今回は右へトラバースして一般登山道へ
赤岳
阿弥陀岳
地蔵の頭から地蔵尾根を下りました
1/16は赤岳鉱泉のアイスキャンディーでアイスクライミング
アイスは早めに切り上げて赤岳山荘でローストビーフ丼
こっちはユッケ丼

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。「角田山からヒマラヤまで!!」を合言葉にアルパインクライミングを中心に活動しています。

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