三峰川岳沢~大仙丈ヶ岳、仙丈ヶ岳(南アルプス)

★山域:三峰川岳沢~大仙丈ヶ岳、仙丈ヶ岳(南アルプス)

★日付:2022.1.08(土)~09(日)

★天気:1/8 晴れ、1/9 晴れ(稜線上は西風が強かった)

★山行形態:個人山行・アルパインアイスクライミング

★参加者:山宮、Tさん(L)

★ルート状況(2022年1/9現在のものです。)

◆アプローチ
・杉島ゲートから丸山谷北沢と南沢の分岐までは林道なので暗くても問題なく歩けます。
・丸山谷北沢と南沢の分岐から南沢の二俣までは堰堤を越えたり沢内も歩いたりしますが特に問題なく歩けます。
・南沢の二俣から左の尾根から登ると二俣から左に入ってから見えてくる滝横の悪いザレ場を登らずに高巻けます。高巻いて薄いトレース道へ合流すれば営林小屋跡までは問題なく歩けます。
・岳沢越への沢筋の登りは踏み跡が判然とせずに初見では時間がかかると思います。私たちは今回沢内を登らずに前回敗退時に使った下降路を登ろうと最初から左側の斜面というか尾根筋を登っていきましたが、途中に岩が出てきて迂回しなければならないところもあり時間がかかりました。(前回敗退時に使った下降路は1年前の記憶なので定かではありませんでした。)沢内の氷結した滝を過ぎると右岸の尾根にはフィックスされたトラロープが出てくるので氷結した滝に突き当たるまでは沢内を詰めて突き当たったら右岸の尾根に上がりトラロープを辿って登るのが一番早くて楽に登ることができると思います。トラロープは途中の開けたところで一旦途切れますが沢を右へ横切らずにそのまま上へ登っていけばまたトラロープが現れると思います。(私たちはトラロープが途切れたところから沢を右へ横切りましたが横切り終えたあとに右岸の上部にトラロープがあるのを目視しましたが、戻るのが面倒だったのでそのまま倒木のうるさい樹林帯を登って時間がかかりました。)
・岳沢越えから三峰川への下りは赤テープ等の目印を頼りに下りました。(樹林帯を右の方へ下っていき最後は右の沢内から三峰川へ下ります。)
・三峰川へ下りた地点から岳沢出合までは左岸→右岸→左岸を歩きました。

◆三峰川岳沢(4級上 Ⅳ+)(ルートグレードは参考にした最新のトポ図からで、あとは個人的な感想です。

・全体を通して積雪量がありラッセルで疲れるし時間もかかりました。
・岳沢出合からノートレースの沢内を2人でラッセル。途中で後続パーティー(ヒマラヤキャンプに参加している3人組)が追いついてくれてラッセルを交代できて助かりました。F1下までは2時間かかりました。
・滝から滝の区間もトレースが無くラッセルでした。
・2日目はヒマラヤキャンプに参加している3人組パーティーが先行してくれたのでトレースがあり楽をさせてもらいました。氷のセクションでは追いつけましたが雪面になってからは追いつくことができませんでした。(若いっていいなー。)ラッセルありがとうございました。
・F9上からは比較的雪が締まって歩きやすかったですが、奥の二俣から左に入ると雪が締まってなくて歩きづらかったです。
・トポでは『奥の二俣で左に入り最後は右の尾根を登って大仙丈ヶ岳へ出る。』となってましたが、先行パーティーがラッセルしてくれたトレースは奥の二俣を登り右の尾根に取付かず左の尾根に取付いていたのでそのトレースを後追いしました。
・F9を越えてから大仙丈ヶ岳までの登りが長く疲れました。
・全体的に水っぽい氷でした。レーザースピードライトは使いづらかったです。(氷結が甘いというか水っぽい氷が多い感じの日本のアルパインルートにはレーザースピードの方が使い勝手が良いと改めて感じました。次回からアイススクリューを購入する際は軽さ重視ではなくて使い勝手重視にしようと思います。)
 
 F1:15m 半分?は埋まっていた。フリーで登る。
 F2:10m 半分?は埋まっていた。あまり覚えていない。フリーで登る。
 F3:50m 右側の簡単なラインからTさんリードで登る。終了点はF4基部の氷にアイススクリューで構築。
 F4:30m 左端の簡単なラインからヤマパンリードで登る。終了点は右岸の貧弱な灌木で構築。
 F5:20m だいぶ埋まっていたナメ滝みたいのがあったがそれがF5だったらしい。(右側の雪面を登っていったので結果的に巻く形となった。)
 F6:2段60m ヤマパンリードで登る。終了点は左岸の岩のリスにハーケン2枚で構築。(最上部の氷の部分でアイススクリューでも作れます。私は登りすぎ氷の部分を通りすぎて雪の部分まで登ったのでハーケンを使いました。)
 F7:15m フリーで登る(氷は薄かった。)
 F8(ソーメン流しの滝):110m 1P目をTさん、2P目をヤマパンがリードで登る。(1P目は右端を登っていき上のテラス状まで。終了点はアイススクリュー2本で構築。水がジャージャーしてるところもありました。2P目は空いている左のラインから登りましたが左端の氷は薄く脆い感じだったので中央よりを登る羽目になりました。終了点は右岸の灌木で構築。) 
 F9:25m 半分?は埋まっていた。フリーで登る。

◆下山
・大仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳までは一般登山道を歩きました。
・地蔵尾根を下りました。トレースがあり高速道路でした。(ラッセルされた方々ありがとうございます。)

★感想:(山宮)昨年敗退した三峰川岳沢へTさんと1/8~9の1泊2日で行ってきました。昨年敗退した時に岳沢出合まで行っているのでアプローチはスムーズにこなせたと思います。ただ岳沢越までの登りはやはり判然とせずだいぶ時間がかかりました。初日は岳沢出合からトレース無しのラッセルがありましたがヒマラヤキャンプに参加している3人組パーティーが追いついてきてくれてラッセルを交代してくれて助かりました。また2日目はヒマラヤキャンプに参加している3人組パーティーが先頭で登ってくれたのでラッセルはせずに済み助かりました。(追いつこうにも追いつけませんでした・・・ラッセルありがとうございました。)今季初アイス(12月の裏同心ルンゼは雪で埋まっていたのでノーカウント)はフォローのF3でアックスを刺して荷重した氷が割れてフォールして気持ちが折れ、リードのF4とF8の2P目ではアックステンションとダメダメでした。最後の方では吹っ切れてフォールを怖がらずに登れて感覚を取り戻せたので良かったです。今回は2日間とも天気に恵まれ良かったです。2日目の稜線上は風が強かったですが防寒対策をしていれば登山できる範囲内でした。下降路の地蔵尾根は長くて飽き飽きしましたが、トレースがあり高速道路で助かりました。このルートはアイスクライミングを楽しむというよりは奥深い雪山を登ると言った方が当てはまる感じです。体力勝負の雪山です!今回の荷物は登攀装備を合わせて18kgでした。(昨年敗退時は19Kg)シェラフは冬用を3シーズン用にしてダウン上下をプラスすることで寒さはしのげました。食料はアルファー米1袋を夜半分で牛肉卵とじ丼、朝半分でお茶漬けで足りました。アルコールは抜きでした。行動食は多めにしましたが少し余りました。

★感想:(山宮)昨年敗退した三峰川岳沢へTさんと1/8~9の1泊2日で行ってきました。昨年敗退した時に岳沢出合まで行っているのでアプローチはスムーズにこなせたと思います。ただ岳沢越までの登りはやはり判然とせずだいぶ時間がかかりました。初日は岳沢出合からトレース無しのラッセルがありましたがヒマラヤキャンプに参加している3人組パーティーが追いついてきてくれてラッセルを交代してくれて助かりました。また2日目はヒマラヤキャンプに参加している3人組パーティーが先頭で登ってくれたのでラッセルはせずに済み助かりました。(追いつこうにも追いつけませんでした・・・ラッセルありがとうございました。)今季初アイス(12月の裏同心ルンゼは雪で埋まっていたのでノーカウント)はフォローのF3でアックスを刺して荷重した氷が割れてフォールして気持ちが折れ、リードのF4とF8の2P目ではアックステンションとダメダメでした。最後の方では吹っ切れてフォールを怖がらずに登れて感覚を取り戻せたので良かったです。今回は2日間とも天気に恵まれ良かったです。2日目の稜線上は風が強かったですが防寒対策をしていれば登山できる範囲内でした。下降路の地蔵尾根は長くて飽き飽きしましたが、トレースがあり高速道路で助かりました。このルートはアイスクライミングを楽しむというよりは奥深い雪山を登ると言った方が当てはまる感じです。体力勝負の雪山です!今回の荷物は登攀装備を合わせて18kgでした。(昨年敗退時は19Kg)シェラフは冬用を3シーズン用にしてダウン上下をプラスすることで寒さはしのげました。食料はアルファー米1袋を夜半分で牛肉卵とじ丼、朝半分でお茶漬けで足りました。アルコールは抜きでした。行動食は多めにしましたが少し余りました。

★感想:(山宮)昨年敗退した三峰川岳沢へTさんと1/8~9の1泊2日で行ってきました。昨年敗退した時に岳沢出合まで行っているのでアプローチはスムーズにこなせたと思います。ただ岳沢越までの登りはやはり判然とせずだいぶ時間がかかりました。初日は岳沢出合からトレース無しのラッセルがありましたがヒマラヤキャンプに参加している3人組パーティーが追いついてきてくれてラッセルを交代してくれて助かりました。また2日目はヒマラヤキャンプに参加している3人組パーティーが先頭で登ってくれたのでラッセルはせずに済み助かりました。(追いつこうにも追いつけませんでした・・・ラッセルありがとうございました。)今季初アイス(12月の裏同心ルンゼは雪で埋まっていたのでノーカウント)はフォローのF3でアックスを刺して荷重した氷が割れてフォールして気持ちが折れ、リードのF4とF8の2P目ではアックステンションとダメダメでした。最後の方では吹っ切れてフォールを怖がらずに登れて感覚を取り戻せたので良かったです。今回は2日間とも天気に恵まれ良かったです。2日目の稜線上は風が強かったですが防寒対策をしていれば登山できる範囲内でした。下降路の地蔵尾根は長くて飽き飽きしましたが、トレースがあり高速道路で助かりました。このルートはアイスクライミングを楽しむというよりは奥深い雪山を登ると言った方が当てはまる感じです。体力勝負の雪山です!今回の荷物は登攀装備を合わせて18kgでした。(昨年敗退時は19Kg)シェラフは冬用を3シーズン用にしてダウン上下をプラスすることで寒さはしのげました。食料はアルファー米1袋を夜半分で牛肉卵とじ丼、朝半分でお茶漬けで足りました。アルコールは抜きでした。行動食は多めにしましたが少し余りました。反省点としては、アイスクライミングではいつもアックスを打ち込み荷重のテイスティングしてから登っているのですが、今回F3をフォローで登るときに出だしで氷が割れてアックスが抜けフォールしました。いつも通りに荷重してテイスティングしたつもりでしたが結果氷が割れたのでダメだったと言う事になります。(荷物が重く自分が思っている以上に荷重がかかったのかもしれません。)今回はフォローだったので良かったですが荷重のテイスティングはしっかりやろうと思いました。また、今回はソトのガス缶を使いましたが気圧のせいか?気温のせいか?しばらく使ったら(火を点け水を作って火を止めプラティパスに水を入れまた火を点け水を作る繰り返しの作業)途中からガスヘッドが着火しなくなり困りました。予備のプリムスの寒冷地用ガス缶を使ったら着火したので問題なかったですが、高所の雪山に行く際にはガス缶の選定は重要だと認識しました。(プリムスの寒冷地用ガス缶もしばらくしたら変な感じになってました。)またソトのガス缶で着火しなかったときにライターを使ったのですがなかなかライターが点かなくて大変でした。電子ライターはダメなのはわかっているので持っていかないですが100均の調節ができない安物もダメですね。石付きのものでも最近は子供のいたずら防止用に回すところが硬くなっているので点けづらいです。(石付きの100均の安物と調整できるものの2つを持っていきましたが調整できるものは何とか点いて良かったです。)非常用のマッチも使いましたが煙が臭くて微妙でした。

★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3908864.html

1/8、岳沢出合(杉島ゲートからここまで約5時間30分)
岳沢出合~F1まではトレース無しでラッセル
F1はフリーで登る
F2までもラッセル(滝と滝の区間はラッセルでした)
F3
F3をリードするTさん
F4を登ってくるTさん
F6の1段目
F6下へと伸びてくる左ノ沢
F6と左ノ沢の間にある岩小屋でテント泊
陽が暮れた
1/9、ヒマラヤキャンプに参加している3人組の先行パーティーのF6登攀待ち
先行パーティーの3人目がF6の1段目を登り終えそうなので、自分たちも登攀開始します
F6の2段目を登る先行パーティーの3人目
F8(ソーメン流しの滝)の取付
F8を先行パーティーが登ってます
F8の1P目を登り始めるTさん
F8の1P目を登り終えアイススクリューを握って中の氷を解かそうとしているところ
先行パーティーが登るのを待っていても遅くなるのでF8の2P目は空いている左ラインから登り始めました
空いてるラインを登ったのはいいが、F8の2P目の最上部は右からの登っていた先行パーティーとラインが被るのでテンション掛けて先行パーティーのフォロー2人が抜けるのを待ってました。
F8の2P目を登ってきたTさん
F8の2P目終了点で食料を物色中のところ
F9はフリーで登る
F9上からは比較的雪が締まって歩きやすかったです
奥の二俣(F9を越えてから2つ目の二俣)
奥の二俣から左に入ると雪が締まってなくて歩きづらかったです
トポではの二俣を登り右の尾根に取付くとありましたが先行パーティーのトレースを追い左の尾根に登った
左の尾根まで登ったところ
大仙丈ヶ岳
仙丈ヶ岳・・・遠いなー
大仙丈ヶ岳に到着
ようやく仙丈ヶ岳に到着
地蔵尾根への分岐まで下山し、正面に見えている地蔵尾根を下ります
地蔵尾根の途中で夕暮れ

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。「角田山からヒマラヤまで!!」を合言葉にアルパインクライミングを中心に活動しています。

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