★山域:北岳(南アルプス)
★日付:2021.12.29(水)~31(金)
★天気:12/29 晴れ→曇りのち雪
12/30 雪(日の出の時間は一瞬晴れ)→ガス&雪(樹林帯を抜けてからは風が強くなり強い風が吹く時間帯もありました。)
12/31 曇り
★山行形態:山岳会山行・雪山登山
★ルート:夜叉神峠~鷲ノ住山~あるき沢橋BS~池山御池小屋(テント泊)~砂払~ボーコン沢の頭~敗退地点(八本歯の頭の少し手前)~ボーコン沢の頭~砂払~池山御池小屋(小屋泊)~あるき沢橋BS~鷲ノ住山~夜叉神峠
★ルート状況(2021年12/29~31の積雪状況):
【12/29、夜叉神峠~池山御池小屋】
県道37号線から地面が白くなっているところもあり、あるき沢橋BSの登山口から登り始めてしばらくすると登山道には雪がありました。(雪が出始めてからしばらくしてヤマパン以外はアイゼン又はチェーンスパイクを装着して登りました。)
【12/30、池山御池小屋~八本歯の頭の少し手前の敗退地点】
池山御池小屋から薄いトレースがありましたが全員が始めからワカンを装着して登りました。(下山時はアイゼンで下りましたが踏み抜くことも無かったのでワカン無しでも問題なく登れたかもしれません。)
砂払を過ぎ樹林帯を抜けてからは雪が風で飛ばされているだろうと思い全員にワカンからアイゼンに履き替えるよう指示して登りましたがボーコン沢の頭から先も雪が多く風でトレースも無くなっていて場所によっては膝上ラッセルで大幅に時間がかかり結局時間切れ敗退となりました。(八本歯の頭まではワカンで行くべきだったと思いました。)
【12/31、池山御池小屋~夜叉神峠】
新雪が少し乗ったトレースをあるき沢橋BSまで下り、県道37号線も真っ白になってました。鷲ノ住山への登り返しは雪があって逆に歩きやすかったです。鷲ノ住山の下降点から夜叉神峠ゲートまでの車道も雪で白かったです。
★参加者:山宮、阿部、長谷川、工藤
★感想:
(山宮)今年の年末年始の会山行は槍ヶ岳へ雪山登山に行く計画を立てました。しかし12/29~31の北アルプスの天気予報が良くなかったので転進先を南アルプスの北岳にして山行を決行することにしました。アタック当日の風はたいしたことなかった(風速はそれなりにあると思いますが雪山登山でアタックするのには問題ない程度の風。)のですが積雪量がネックとなり今回は残念ながら時間切れ敗退となりましたが久しぶりに大きな山で雪山を楽しめました。昔、ソロで登っていたころに「雪山は登頂できたら儲けもの。途中撤退は当たり前」という考えで登ってましたが、今回はそれを思い出しました。休憩をこまめに取ったのは良かったと思います。砂払を過ぎ樹林帯を抜けてから目印をこまめに付けて登ったのは良かったと思います。(目印用に付けたピンクテープは下山時に全て回収してます。)ボーコン沢の頭へ登るときにトレースは無く方向が分かりづらかったのですが、地図とコンパスでしっかりと登る方向を確認したのでロス無く登れて良かったです。(携帯電話のGPSは気温が低く携帯電話の電源落ちが早く役に立ちませんでした。)工藤さんは12/30のアタック当日は出発して20分ぐらいで左足に違和感があり1人早々に下山してテントで待機してました。長谷川さんは池山御池小屋まで下山後に高度障害で頭痛と吐き気がありしばらく安静にしたら良くなりました。反省点は2つあり一つ目は、12/30のアタック当日は出発時間を遅らせ過ぎてしまったのかなと反省です。夜明け前の風は予想通り強かったのですがそこまで気にはなりませんでした。テントに当たる雪の音が予想外に激しく最初っから雪に振られてアウターが濡れるのが早くなるのは嫌だなーと思い雪が止むまで出発予定時刻を2時間遅らせましたが結局雪は止まなかったです。(新潟の重い水っぽい雪を想像してしまっていました。)意を決して当初の出発予定時刻から2時間半遅れで登山開始しましたが、降る雪は重い雪ではなくそこまで濡れることは無く問題なく登れました。当初の予定通り樹林帯を抜けるところで夜明けぐらいだったら時間切れにならなかったかもしれません。(逆に早く樹林帯を抜けると風の影響があったかもしれませんが・・)二つ目は、12/30のアタック時ですがワカン&ストックからアイゼン&ピッケルに換装するタイミングが早すぎたのかなと反省です。砂払を過ぎ樹林帯を抜けてからは雪が風で飛ばされているだろうと思ってましたが、ボーコン沢の頭から先も雪が多く風でトレースも無くなっていて場所によっては膝上ラッセルで大幅に時間がかかりました。八本歯の頭まではワカンで行った方が良かったと思います。
(阿部)初日は遅刻してしまいすみませんでした。ラッセルや登りでも不甲斐ない状態でした。トレーニーングをもっとしたいと思います!3日間ありがとうございました。
(長谷川)結果は登頂できずの敗退でしたが、私としては精一杯がんばって、めいっぱい楽しみました。30日の夜は全然宴会に貢献できず済みませんでした。共同装備も全部もってもらってありがとうございました。今度は共同装備も背負えるように、オールアウトしなくなるように、強くなりたいと思います。 またよろしくお願いします。
(工藤)とても悔しかったですが楽しかったし沢山勉強させていただきました。道中、ご配慮いただき本当にありがとうございました。ご迷惑おかけしましたことを改めてお詫び申し上げます。早く元気にお山に登れるようにストレッチなどがんばりたいと思いますのでどうかまた宜しくお願い致します。
★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3887475.html















