★山域:女峰山北面 野門沢 布引の滝(栃木県)
★日付:2021.02.13(土)~14(日)
★天気:2/13 晴れ、2/14 晴れ
★山行形態:個人山行、アイスクライミング
★参加者:山宮、他1名
★ルート状況
◆アプローチ
・駐車スペース~布引滝遊歩道入口の区間は舗装路で、大事沢の工事現場への入口までは除雪してありましたがその後はラッセル。
・布引滝遊歩道入口~布引滝の滝見台の区間はつづら折りの遊歩道のようでしたが雪に埋もれてよく分からず遊歩道沿いに蛇行しながらラッセルして登るのは疲れるので尾根を直線的にラッセルして登りました。
・布引滝の滝見台~滝見台下の広場の区間は木道沿いに下っていきました。
・滝見台下の広場からは布引の滝方面へは適当にトラバースしていき、途中で野門沢へ下り、沢へドボンしないよう左岸を巻くように前衛滝まで行きました。
・前衛滝はフリーで登り、ドボンしないよう右岸を巻くように布引の滝の下まで行きました。
・帰りは同ルートを戻りました。
・前衛滝は前衛滝の右岸の少し上にある氷でアバラコフで支点を構築し50mロープ2本で懸垂下降で下りました。
◆布引の滝
・全体を通して滝が雪で埋まっていることはなく滝下から登れました。
・全体的に水っぽい氷でした。
・氷の色で分かるぐらい薄いところと厚いところの差があり薄いところは避けて登りました。
・3段の滝なので1Pで1段登るつもりでしたが2段目の滝は50mロープ1Pで滝上まで届きませんでした。
・以下のグレードはOさんの体感、距離はロープ長。
1P 3段目の滝 Ⅳ+ 40m(Oさんリード)
・特に問題なく登れました。
・抜け口が核心かな?
・終了点は2段目の滝下で取るつもりだったみたいですが『残り5m』のコールで滝上のすぐにあるしっかりした石にスリング掛け構築。
2P 2段目の滝の9割ぐらいまで Ⅳ+ 50m(山宮リード)
・1P目終了点から2段目の滝下まで少し歩く。
・氷が厚い左側の簡単そうなラインを登りました。
・1段目滝下まであと少しのところで『残り5m』のコールがあったので上まで抜けれないと判断し支点構築に良さそうな場所を探しながら登りました。コールの時の残スクリューは13cmのものが2本しかなくランナウトするけど支点は打てない。「斜度が寝ているから大丈夫か」と最初は少し焦りましたが適度に良さそうな場所まで登ってから支点構築しました。(氷が微妙な感じでだったので、アバラコフ用で持っていた21cmのスクリューも使ってスクリュー3本で支点構築しました。)
・中間支点は13本中11本使用。
3P 2段目の滝の残りと1段目の滝 Ⅴ 50m(Oさんリード)
・2段目の滝の残り部分と1段目の滝下まではⅢ級程度。
・滝下には穴が開いていたので落下注意。
・左のカンテラインを登りました。カンテを左から右へ回り込むのが核心?(スクリュー回収で回り込みましたが私ならカンテの左を真っすぐ登ったかなー。)
・3P目の終了点は右岸の灌木を使用。
・下降は懸垂下降3回。(3回とも50mロープ2本で懸垂下降。)
①3P終了点の灌木に捨て縄で懸垂支点を構築し2P目終了点まで下りる。
②残置しておいた2P目終了点まで下りアバラコフと捨て縄で懸垂支点を構築し2段目の滝下まで下りる。
③3段目滝上にあるしっかりした石に捨て縄で懸垂支点を構築し1段目の滝下まで下りる。
★感想:アプローチは長くて飽き飽き・・・工事現場入口まで除雪がしてあった助かりました。山奥にテントがひとつ。静かな山行を楽しめました。
★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2928775.html





















