三峰川岳沢 敗退(南アルプス)

★山域:三峰川岳沢(南アルプス)

★日付:2021.01.16(土)

★天気:三峰川岳沢 敗退(南アルプス)

★山行形態:個人山行、アルパインアイスクライミング

★参加者:山宮、他1名

★ルート状況: 

 ◆アプローチ

 ・杉島の通行止め地点から丸山谷北沢と南沢の分岐までは林道なので暗くても問題なく歩けます。

 ・丸山谷北沢と南沢の分岐から南沢の二俣までは堰堤を越えたり沢内も歩いたりしますが特に問題なく歩けます。

 ・南沢の二俣から左の尾根から登ると二俣から左に入ってから見えてくる滝横の悪いザレ場を登らずに高巻けます。高巻いて薄いトレース道へ合流すれば営林小屋跡までは問題なく歩けます。

 ・岳沢越えへの沢筋の登りはできるだけ沢内を詰めず右岸の尾根筋を歩きました。氷結した滝が出てきたところは出だしを右岸の尾根から巻いて途中で沢を横切りその後は左岸の尾根を使って岳沢越えまで登りました。(下山時は登ってきた左岸の尾根は使わずに上から右岸の尾根筋を使って下りました。)

 ・岳沢越えから三峰川への下りは赤テープ等の目印を頼りに下りました。(樹林帯を右の方へ下っていき最後は右の沢内から三峰川へ下ります。)

 ・三峰川へ下り立った地点から岳沢出合までは左岸を歩きました。積雪量は膝下ラッセルでした。

★感想:

 1/16~17は年末に悪天で流れた三峰川岳沢へTさんと1泊2日で行く計画を立てましたが、またまた微妙な天気予報。代替え案も立てつつ天気予報とにらめっこしているとダメっぽい木曜日の予報より金曜日の予報は良くなったので、どうするか相談した結果、とりあえず行ってみて岳沢越えで雨なら引き返そうとアタックしました!!が、結果は敗退。岳沢出合まで行ってみましたが、以下のことを参考に協議した結果、余裕のない1泊2日の日程では突っ込むのは無謀と判断し撤退することにしました。(2泊3日なら突っ込んだと思います。)

 ①予報より30分ぐらい早い雪の降り始めでしたが標高が高い地点だったので雨ではなく予報通りの雪。ただパラつく程度だと思っていたのでしっかりとした降雪になりました。夕方には雪が止む予報でしたが予報が外れて朝まで降った場合は雪崩の危険性が高まる・・・

 ②三峰川へ下り立った地点から岳沢出合まで膝下ラッセル・・・前の3連休から一週間で積雪があったと思われ、ここで膝下ラッセルなら岳沢内はもっとあり時間がかかりそうだしF9から稜線へ抜ける区間もラッセルでかなり時間がかかりそう・・・

 ③岳沢内は風が強く雪が舞ってました。この状況下でのアイスクライミングは寒そう。また1/17の稜線上は強風予報で大仙丈ヶ岳から地蔵尾根下山分岐までの稜線歩きはどうなるのか・・・

 下山時、標高を下げていくと南沢の二俣辺りで雪は雨に変わり雨の中の下山となりました。敗退はしましたが岳沢出合までのアプローチ状況がわかって良かったです。今回の歩荷トレ(笑)で次回はもっと荷物を軽くしようと思いました。(今回の荷物は登攀装備を合わせて19kgでした。)

★山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2867864.html

林道二俣
丸山谷の北沢と南沢の分岐
南沢の二俣
二俣を左へ行くとすぐに滝があり左から高巻きました。
高巻きは悪いザレ場を登る
悪いザレ場を登ると薄いトレース道と合流
営林小屋跡
岳沢越えを目指し右の沢筋を詰める
沢筋途中の氷注はアイゼン出すのが面倒なので巻き
岳沢越え
三峰川まで下る
三峰川からは膝下ラッセル
吹雪く岳沢出合で協議した結果、来た道を引き返して帰ることにしました
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投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。「角田山からヒマラヤまで!!」を合言葉にアルパインクライミングを中心に活動しています。

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