裏同心ルンゼ&南沢大滝ほか(八ヶ岳)

★山域:裏同心ルンゼ&南沢大滝ほか(八ヶ岳)

★日付:2019.01.13(日)~14(月)

★天気:1/13 晴れ、1/14 快晴

★山行形態:個人山行・アイスクライミング

★参加者:山宮(CL)、荒井、進藤み、進藤ま

★コース:美濃戸登山口→美濃戸山荘→(北沢登山道)→赤岳鉱泉→裏同心ルンゼ分岐→(裏同心ルンゼ)→大同心基部→(大同心稜)→大同心ルンゼ分岐→赤岳鉱泉(小屋泊)→行者小屋→(南沢登山道)→南沢大滝の分岐→(南沢大滝ほか登攀)→南沢大滝の分岐→(南沢登山道)→美濃戸山荘→美濃戸登山口

★コース状況:

【裏同心ルンゼ】氷の氷結具合はいい感じで快適に登れました。例年と比べ雪が少ないおかげでF1~F5の滝はほとんど雪に埋もれていなかったので滝の下から登れて楽しめました。

【南沢大滝】氷の氷結具合ですがバーティカル部分が硬く感じました。滝下のビレイするところは氷なのでセルフは確実にすること。 また荷物置くスペースはほとんどありません。 (のんびり座って順番待ち&見学とはいかないです。)

 ◆裏同心ルンゼ(2級下、Ⅳ)

  F1(15m)幅広の氷瀑

  F2(3段40m)

  F3(8m)

  F4(20m)ナメ滝

  F5(10m)  

 【山宮&荒井】

 ・F1~F5まで山宮がオールリード。 (F1は山宮のみフリーで。F4のナメ滝はフリーで。)

 【進藤み&進藤ま】

 ・F1~F5まで進藤みがオールリード。 (F4のナメ滝はフリーで。) 

 ◆南沢大滝(V)

 ・山宮リード(2テンでトップアウト)

 ・荒井トップロープ1テンで

 ・山宮トップロープノーテンで(トップロープの支点回収便)

 ◆南沢大滝の隣のナメ滝

 ・進藤み、進藤まがアイス練習

 ・下部は水氷でスクリューがなかなか決まらなかった。

★感想:

(山宮)八ヶ岳はまだまだ雪が少なかったです。そのおかげで裏同心ルンゼのF1~F5の滝はほとんど雪に埋もれていないので滝の下から登れて楽しめました。裏同心ルンゼはフリーで登れそうな滝でも積極的にスクリューを打って登る練習をしました。良い練習になりました。南沢大滝のリードは核心のバーティカルで2テンでした。計画では進藤さんたちの持ってきたスクリューも使い厚めに支点取って登ろうと考えてましたが、40mの大滝を見て後ずさりした進藤さんたちは左の支流のナメ滝を登って練習すると移動していってしまい手持ちスクリューは8本。(内1本は核心部登攀中は余裕が無くおよそ使えないだろう21cmの長いスクリュー)他に2パーティーいましたが簡単な左のラインを確保。下部の寝ているところは支点間隔をあけて3本のスクリューで登りバーティカル部分に突入。バーティカル部の氷の表面は硬く何回も打つとボロっと壊れる氷で手間取っている間に左手がパンプしてしまい4本目のスクリューを打ったところでテンション。休んでる間に上を見て支点をどこでとるか考え、下を見て落ちたときにスクリュー1本抜けても最悪グランドはしないだろうとか考え、よし何とか頑張って登ろう!と登ってみるも少し登ったところでスクリューを打ち2回目のテンション。。うーん、どう考えても残り2本のスクリューで残りの部分を登れる気がしないなー。落ちたらヤバイなー。『そうだ!スクリューが無ければ回収するしかない。』と気付いてテンションしているときに21cmのスクリューを少し上に打ちその下の2本を回収、ここから残り4本なら行けるだろうと再度頑張って登りました。結果1本余してトップアウトできました!(終わってみれば抜け口の余裕があるところで21cmのスクリューを打ったとすると8本で足りてましたが、やっぱり精神的に余裕がないとね・・・。)南沢大滝をリード中ですが、左、中、右と3つのラインほぼ同時にリードが登ってましたが右のリードの人が中盤より上でアックスを氷に打ち込んだ時に『ドン!』という大きく不気味な音が谷に響きました。大滝右ルートラインから右方向へ長いクラックが入った音でした・・・怖っ。トップロープ支点の回収便でトップロープで登りましたが、リードとトップロープでは雲泥の差です!!

(荒井)楽しかった。今シーズンはアイスのリードができるようがんばりたいです。

(進藤み)今シーズン初アイスでしたが裏同心ルンゼはしっかりリードできました。抜け口も気を抜くことなく登れました。歩荷トレと減量である程度の荷物を持っていても長く歩けるようにしたい。南沢大滝は見て登るのは止めました。隣のナメ滝で練習しましたが進藤まに教えることによって自分も学べました。

(進藤ま)かぜ?高山病?・・体調が悪く辛かったですが今シーズン初アイスは楽しかったです。体力アップのための歩荷トレ、アイスのリード練を精力的にやりたいと思います。アイスクライミングは左手アックスの猫パンチが課題。

※山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1706446.html

裏同心ルンゼF1
裏同心ルンゼF1
裏同心ルンゼF2
裏同心ルンゼF5
裏同心ルンゼF5
裏同心ルンゼF5
大同心基部
南沢大滝
南沢大滝
広告

投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。「角田山からヒマラヤまで!!」を合言葉にアルパインクライミングを中心に活動しています。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。