明星山P6南壁左岩稜フランケ 敗退(新潟県)

★山域:明星山P6南壁左岩稜フランケ(新潟県)

★日付:2018.11.11(日)

★天気:晴れ

★山行形態:個人山行、アルパインクライミング

★参加者:石附(CL)、山宮

★コース:小滝川ヒスイ峡展望台のトイレ脇の駐車場→小滝川渡渉→登攀開始するも1P目途中で敗退→小滝川渡渉→小滝川ヒスイ峡展望台のトイレ脇の駐車場

★コース状況:1P目の12~13m程度登ってたところの残置支点が消滅しました。その次の残置支点までの区間はフリーで登るかジャンピングでボルトを打つことが必要です。(カムが決められるクラックやハーケンを打てるリスはありません。)今後登る方は注意してください。

 ◆明星山P6南壁左岩稜フランケ(4級、Ⅴ A2)

  1P ハングから垂壁を人工で直上しバンドに出て右上のレッジへ(25m、A1)(石附リード)

  ・12~13m程度登ってたところで、アブミ上段に乗ってやっと届く距離にある残置ハーケンが折れた。折れたハーケンの次の残置支点までは今の区間の同程度の距離があり、そこまでカムが決められるクラックやハーケンを打てるリスは無くフリーで登れる技量も無い。まだ序盤だがジャンピングでボルトを打って登るかどうかトランシーバーでやり取りする。(手持ちのボルトは3本。)ここまで既に3本の残置ハーケンが折れている。幸い最初の2本はその近くにリングボルトがあり問題なかったが、12~13mの登攀で13~14本ぐらいの残置ピンのうち3本の残置ハーケン(折れたのは3本とも残置ハーケンでリングボルトはしっかりしていた。)が折れるのはちょっと異常だと感じた。このルートはハングを越えていくので、ある程度上まで登ったら懸垂下降では下りれなくなる。確実に上まで抜けられればよいが残置支点に不安が残る。しばらく考えたが安全を考慮して敗退することにした。

★感想(山宮):ほとんど人の入らないマニアックなアルパインルートの現状って・・・。フリーが強ければ残置とかの問題なんて関係ないんですけどねー(笑)強くなるしかない!!

※山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1648403.html

小滝川を渡渉
左岩稜フランケ
1P目出だしからハング
淡々と登っていくリードの石附
敗退地点の黄色い捨て縄が見える
明星山P6南壁

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投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。「角田山からヒマラヤまで!!」を合言葉にアルパインクライミングを中心に活動しています。

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