年末年始雪山合宿+α(赤岳鉱泉テント泊ベース、南八ヶ岳)

★山域:赤岳主稜(12/30)、小同心クラック・大同心雲稜(12/31)、ジョウゴ沢(1/1)、三叉峰ルンゼ→石尊稜(1/2)、大同心大滝(1/3)(八ヶ岳)

★日付:2017.12.29(金)~2018.01.03(水)

★天気:

 12/29 曇り時々晴れ

 12/30 晴れ(冷たい風が強く吹いてて、体感では6日間のうち最も寒かった。)

 12/31 晴れ→曇り(風は強く寒かった。)

 1/1 曇り時々小雪(風があり冷たい。)

 1/2 曇り時々晴れ(稜線上は風強い。)

 1/3 曇り&雪→晴れ(風はそれほど吹いてはいなかった。)暴風雪(樹林帯の中でも風が強く吹き抜け、雪も止むことなく終日降ってました。)

★山行形態:山岳会山行+α(個人山行)、アルパインクライミング・アイスクライミング

★参加者:山宮・岩出(12/29~1/3)、竹内・石附・豊岡・ほか1名(12/30~1/1)、進藤(み)・進藤(ま)(12/30~12/31)

★コース:

 12/29 山宮・岩出:美濃戸口登山口→(北沢ルート)→赤岳鉱泉

 12/30 山宮・岩出:赤岳鉱泉→(文三郎尾根)→赤岳主稜取付→(赤岳主稜)→赤岳→(文三郎尾根)→赤岳鉱泉

     竹内・石附・豊岡・進藤(み)・進藤(ま)・ほか1名:美濃戸口登山口→(北沢ルート)→赤岳鉱泉

 12/31 石附・岩出:赤岳鉱泉→大同心稜→大同心取付→(大同心雲稜2ピッチ)→(同ルート下降)→大同心取付→大同心稜→赤岳鉱泉

     竹内・進藤(み)・進藤(ま)、山宮・豊岡・ほか1名:赤岳鉱泉→大同心稜→小同心クラック取付→(小同心クラック)→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→(進藤(み)・進藤(ま)は同日に赤岳鉱泉より北沢ルートで美濃戸登山口へ下山)

 1/1 竹内・石附・豊岡・山宮・岩出・ほか1名:赤岳鉱泉→(ジョウゴ沢)→ナイアガラの滝→(ジョウゴ沢)→赤岳鉱泉→(竹内・石附・豊岡・ほか1名は同日に赤岳鉱泉より北沢ルートで美濃戸登山口へ下山)

 1/2 山宮・岩出:赤岳鉱泉→(三叉峰ルンゼ)→(石尊稜)→石尊峰→(地蔵尾根)→赤岳鉱泉

 1/3 山宮・岩出:赤岳鉱泉→(大同心沢)→大同心大滝→(大同心沢)→赤岳鉱泉→(北沢ルート)→美濃戸登山口       

★コース状況:

 ■八ヶ岳山荘から赤岳鉱泉までのアプローチ・・・北沢ルートを歩きました。林道は一部凍結しているところもありました。

 ■赤岳主稜・・・中間支点は乏しいです。西面で日が当たらず日陰&冷風

 ■大同心雲稜・・・1ピッチ目の支点はしっかりしてたそうです。2ピッチ目の支点は1ピッチ目に比べると微妙の感じだったそうです。

 ■小同心クラック・・・終了点はしっかりしてました。中間支点は乏しいです。ホールド、スタンス共に豊富で特に問題なく登れました。強風でした。

 ■ジョウゴ沢・・・F2とナイアガラの滝でロープを出しました。その他はフリーで登りました。氷は良い感じの硬さでした。

 ■三叉峰ルンゼ→石尊稜・・・三叉峰ルンゼの滝は雪で埋まっているものが何本かありました。 (初見なのでトポによるとですが。。)氷は硬かったです。石尊稜の上部岩壁は基部に支点がありましたが、中間支点と終了点は見つけられませんでした。 (ピナクルで支点取りました。)

 ■大同心沢~大同心大滝・・・大同心大滝の氷はとても硬かったです。

★感想:(山宮)

 ■アプローチ・・・35kgあるザックを担いで赤岳鉱泉まで移動は疲れましたが、 赤岳鉱泉到着後に岩出くんが私のザックを持ち『山宮さんのザック軽いですね。』と言われてしまいました。(欲望のままに大量の食料やコーラ3L等を詰め込んだ岩出くんのザックは40kgオーバーありました!)

 ■赤岳主稜・・・赤岳主稜に登るのは2回目でしたが特に難しいと感じるところもなく淡々と登れて 年末年始の山行に向けて良い準備運動になりました。12/30は今回の山行の中で一番晴れていて景色が最高の日でしたが、風が強く冷たくとにかく寒かったです。

 ■大同心雲稜・・・大同心雲稜は石附・岩出ペアで登りました。アイゼンアブミトレの成果を発揮すべく気合が入っていてようですが先行パーティー待ちの待機時間&天候悪化のため、最初の2ピッチを登ったところで敗退決定し懸垂下降して下山してました。完登できずとても悔しがってました。

 ■小同心クラック・・・小同心クラックは竹内・進藤(み)・進藤(ま)の先行パーティーと、山宮・豊岡・ほか1名の後続パーティーで登りました。(竹内、山宮がそれぞれのパーティーでオールリード)ホールド、スタンス共に豊富で特に問題なく登れました。山宮パーティーはフリーで登った横岳頂上に抜ける最終ピッチ(Ⅲ+)では途中に緊張感のある気持ち悪いところがあったのでそこを抜けた少し上でお助けロープ垂らしました。横岳、硫黄岳と周回し赤岳鉱泉へと下りましたが、ガスガス&強い風で特に面白みのない下山となりました。。

 ■ジョウゴ沢では皆それぞれアイスクライミングを楽しみました。途中の小滝はフリーでサクサク登りました。F2とナイアガラの滝でロープを出しての登攀となりました。リードはスクリューを決めるのが難しかったです。( トップロープはリードと違ってサクサク登れました。)ジョウゴ沢は初見でしたが開けた沢でいろいろルートがあり楽しめそうな沢でした!

 ■三叉峰ルンゼ→石尊稜・・・ここも初見ルートでしたが、アイスからミックスの継続登攀は達成感がありました。初見ルートあるあるですが、三叉峰ルンゼへの入口を間違い先に進んでしまいました。(鉾岳ルンゼ方面へと歩き石尊稜を少し登ったところで間違いを修正し、一旦下って三叉峰ルンゼ入口まで戻りました。)石尊稜の上部岩壁(Ⅲ)は高度感があり楽しめました。 ただ中間支点は途中のピナクルで1個しかとれずランアウト気味だったので落ちられない緊張感がありました。

 ■大同心沢~大同心大滝・・・ここも初見ルートでした。大同心大滝の氷はとても硬かったです。大滝の下部は何とか登りましたが、核心の上部垂直部の今回の登攀は諦めて撤退となりました。

 ■アプローチ・・・赤岳鉱泉からの下山中は温泉とご飯のことを考えながら下りました。

 ■全体を通して・・・初見のアイス&ミックスルートを十分に楽しめました♫ また、とても勉強になり満足のいく年末年始の山行になりました。

※山行の詳細はヤマレコにアップしてあります。

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1349979.html

12/30 赤岳主稜1P目
赤岳主稜
赤岳主稜
赤岳山頂
12/30 会メンバー本体八ヶ岳入り
12/31 大同心雲稜組
大同心雲稜
大同心雲稜
大同心雲稜 時間切れ敗退
12/31 小同心クラック組
小同心クラックを登る先行PT
小同心クラック基部で準備
先発組 横岳山頂
後発組 横岳山頂
1/1 ジョウゴ沢F2
ジョウゴ沢F2
ジョウゴ沢F2
乙女の滝
ナイアガラの滝は左へ 本谷大滝は右へ
ナイアガラの滝
ナイアガラの滝
ナイアガラの滝
ナイアガラの滝
1/2 三叉峰ルンゼの大滝
三叉峰ルンゼの大滝
三叉峰ルンゼ
三叉峰ルンゼ
三叉峰ルンゼ
三叉峰ルンゼから石尊稜へ
石尊稜の上部岩壁の基部
石尊峰
1/3 大同心大滝
下部を登りきる
支点
上部バーティカルは登らず撤退
懸垂2P目
5泊したテント
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投稿者: 新潟クライミングクラブ

新潟クライミングクラブは新潟市にある山岳会です。「角田山からヒマラヤまで!!」を合言葉にアルパインクライミングを中心に活動しています。

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